年明け、2016年。

昨年に妻となる人とトーストマスターズクラブ活動を通して知り合った私。

全国大会運営も無事終わりひと段落したし、どこか遊びにでも行こうか飛行機と話していました。

 

折角だから今まで行く機会の無かったところでということで、選んだのは九州中部、熊本と宮崎。熊本城に阿蘇山、そして夜神楽に高千穂峡あたりなんてどう?そんな風に話していたところ、ふと思いました。

 

・・・あれ?そういえば熊本にもトーストマスターズがあるよね?

旅行の日程的にもドンピシャで例会に参加できます。トーストマスターズは基本は英語でのスピーチを学びます。日本語クラブ出身で英語ができない私は、普段遠出をしてまでの例会参加は考えなかったのですが、熊本トーストマスターズは日本語日本で活動しているクラブでした。

 

早速、熊本トーストマスターズに問合せしたところ、会長のS村さんからは快く「お待ちしています」とのお返事を頂きました。その日は年明けということで、同じ熊本県にある中九州トーストマスターズとの合同例会+新年会も行われるとのこと。

 

そして、、妻(この時は結婚前)と羽田から熊本へ。地震で崩れる前の熊本城、そして宮本武蔵が籠ったという霊岩窟を見て回りました。

そしてその日の夜、熊本トーストマスターズの例会へ参加しました。

 

S村会長はじめ、F橋さんやN田さんといった熊本トーストマスターズのメンバーと初めてお会いしたのもこの時でした。遠方からのゲストということで、我々にスピーチをする機会を頂き、その後の新年会では歓談に加わり焼酎に熊本名物の馬刺しを頂くこともできました。熊本トーストマスターズの皆さん、素敵なひと時を本当にありがとうございました。

 

そして、2015年秋大会のW邊さんへの大歓声然り、この2016年の熊本トーストマスターズへのお伺い然り、こうして振り返るとトーストマスターズという活動は、改めて立場も価値観も異なる人たちが繋がる共同体としての価値を提供しているものなのだということを認識させられます。それは人同士の繋がりが希薄になった現代においては、本当に希少な価値なのでしょう。

 

トーストマスターズはリーダーシップを学ぶ場である、と定義されています。

スピーチの勉強に始まり、組織論の実践と葛藤、そして共同体についての考えを深め、、、

改めて見ると、自分は順を追って良い勉強をしてきたものだと思います。

 

さて、勉強とは成功より失敗から学ぶことも多いものです。

 

2016年の春、毎年始まるコンテストシーズン。このシーズンは私にとって大失敗が待ち受けていたシーズンでした。