フジテレビのやり直し会見が今日あるが、フジテレビ自身も失敗と認めるこの前の会見から、役員は全然懲りていない。今日の会見には、今なお実権を握る日枝久取締役相談役が出席しない。生放送は冒頭以外は禁止。出席役員は4人だけ…などなど。


だいたい社員を前にした説明会では、涙ながらの社員の質問、要望にも、役員の中から笑いが漏れたと言う。


今日の会見が、最初の会見と同じなら、スポンサーのCM差し止めは拡大するだろうが、こうした損失に対し、役員らが中居氏の行為を見過ごした責任とともに、露見した後の対応、特に会見のやり方や説明などが誤りだったと、株主が株主代表訴訟を起こす可能性があると言うのに、この有様だ。


株主代表訴訟となれば、役員らの裁判費用は個人負担で、敗れれば相当額を供出しなければならない。


日本での裁判の判決では、日本人が考える常識的なものであるが、もしアメリカの株主がアメリカの裁判所に訴えれば、莫大な額になることも考えられる。


こうしたことを勘案すれば、社員に対する説明会であれ、笑うなどということは到底出ないはずだが、のんきなものだ。


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