働き方や取り組みの見直し

働き方や取り組みの見直し

一人ケアマネで始めた頃から、人が増える過程において、こんな働き方ができたらいいなと頭の中で考えてきたことは沢山ありました。現在は、ある程度私の頭の中で考えていたことは形にできたような気がします。

一つの結論として、柔軟に働くにはルールは厳格化され、又、働く人には高いモラルが必要とされます。柔軟=何をやってもいいではないのです。そんなの当たり前ですよね。ただ、当たり前のことを当たり前にできたら、きっと大きな成果が上がると思います。だからこそ『基準の底上げ』は常に必要なのです。

就業規則の見直し

就業規則を見直しました。改正版はR04.06.01開始です。3年ぶり?の更新かな?ケアマネ3人の時、4人目のケアマネが2人続けてあっという間に辞めました。就業規則は10名以上の企業に作成義務があります。なので当時のトライドには作成義務はありませんでした。数人の集団でも、まじめに働くスタッフと、会社を守るために書面化されたルールが必要だと感じ作成に至りました。社労士を導入したのもその頃です。労務関連を整備しなくてはまずいと感じたんです。

徐々に人が増えていることは嬉しいことではあるものの、人が増えるにつれて、みな価値観は微妙に異なります。その人たちが働くには一定以上のルールが必要です。よって、就業規則、業務マニュアル等が必要になるのです。さらにはそのルールをインストールする作業が極めて大事です。

今回は柔軟な働き方や質を維持する為に、就業規則を見直しました。

細かい部分を含めればそれなりのボリュームになります。業務にかかわる部分では、通勤代と出張旅費は細かく運用していきたいと考えていたので、その点の明確化は今回の見直しの一つです。

通勤と移動手段の合理化

通勤費①

今まで公共交通機関のみ通勤費を支給していたものの、ケアマネジャーについては直行直帰もあるため自転車・スクーターの通勤でも支給対象にしていました。

→ 6/1〜は、通勤費は公共交通機関のみ。定期の購入履歴提出か領収書の提出。

本来、必要のないことなので、今働いていするスタッフには手間をかけてしまうのですが、更に人が増えた時のことを考え、常に根拠を明確にするためです。真面目に働くスタッフと会社を守るための手段です。※税理士推奨。

通勤費②

今までは自転車・スクーターの通勤ルートであっても雨天時等は、電車・バスの使用を認めていました。ですが、うまく運用できていない実態がありました。

→ 6/1〜は、以前と同様ですが、面倒臭い等の理由での申請しないというのは無しとし、ルール通り申請する。

※例えば自転車・スクーター通勤のスタッフが、今日は気分的に電車で行こうとかは無しです。あくまでもメインの通勤ルートがあり、本来の通勤パターンでは来られない時等は認めています。当たり前ですが通勤パターンはなんでもOKなんてことはありません。

出張旅費

今までは、直行直帰時、個人のスクーター・車を使用した場合のみキロいくらで支払う予定でしたが、まるで運用できていないのが実態でした。多分申請が面倒だったのだと思います。申請する流れがなかったのだと思います。悪い習慣なので改善です。

→ 6/1より、ほぼ同じなのですが、内規として書面にまとめています。直行直帰時、個人の自転車・スクーター・車を使用した際は、キロいくらで支払います。

ただ、移動の基本は社用車(会社の自転車・スクーター)です。

理由は簡単

社用車は自転車もスクーターも保険加入、定期的なメンテナンスを実施しており、会社で責任が持てます。

社用車を貸し出しだす場合は、基本、通勤も訪問も社用車ということになります。

直行直帰時、個人の自転車・スクーター・車を使う人は例外

社用車を自宅に置くスペースがない、家が遠い、子供の迎えがある等の理由がない限り、個人所有の乗り物は使用しないという事になります。

仕方ない理由で直行直帰等で個人の自転車・スクーター・車を使用した場合は、

キロいくらで支払います。訪問時の駐車場代も対象です。訪問時に電車・バスを使った際も出張旅費として支払います。

 

やや複雑ですが、『ルールを基になにが合理的なのか?』と考えれば答えは簡単です。

大雨の時はタイムズカーシェア(事務所として導入しました)

タイムズカーシェア導入

ケアマネみんなは、基本、自転車かスクーターでの移動です。雨でもカッパを着て自転車・スクーターで訪問しています。起業当時から感じていたのは、大雨の時どうするのか?雨ではなく、大雨です。基本、訪問日を変更すべきと思いますが、プラン交付や退院前カンファレンス等外せない訪問があります。又は遠い病院でのカンファレンス。めったにありませんが、東京の病院でのカンファレンスに参加したことも数回あります。

車の必要性は低いのが事実です。ですが、上記のように、流石にこの天気危ないでしょ?遠すぎでしょ等の要因で自転車、スクーターは危ない、行けないといった時に対応するために、今回カーシェア導入に至りました。

自社で車を買ってみんなでシェアというのも考えましたが、豪雨の時等一人が乗ったら、ほかの人は乗れません。どう考えても費用対効果は取れません。無駄な経費と考えます。だからこそ、必要な時だけお金を支払えば対処できるカーシェアは十分費用対効果が取れると考えました。

カーシェアの使い方も『ルールを基になにが合理的なのか?』と考えれば、スムーズな運用ができます。合理的なパターンを見極める能力はとても重要です。ケアマネジメントでもそうです。これがわからないから無駄な時間を使ってしまったり、困難事例をより困難にします。

通勤と出張旅費は、処理の仕方は異なるのですが、介護報酬から使わせてもらっていることは間違いありません。ということは、無駄使いはできないということです。締めるところは締めて、必要な部分に投資すると考えたところです。数年後にさらに見直しになるかもしれませんが、現状考えられる対応はここまでかと思っています。

SDGs

SDGs

自分でも何となくしかわからないSDGs。前回のブログでもUPしましたが、再生紙利用に続き、電気の地産地消に焦点を当ててみました。何も意識せずに使っているからこそ変える意味がある。そう感じました。

色々な営業で電力会社を変えるとスマホ代も安くなるといった営業があります。大した割引でもないですし、思いっきりスルーです(笑)

私もそうですが、トライドのスタッフもSDGsと言われてもきっとよく分からないと思ったので、勝手に電力会社変更しました。

湘南電力に変更です。電気の地産地消、売り上げの1%を寄付しているという点が何より選んだ理由です。また、利用料金も現在よりも少しですが安くなります。

最近感じるのが、業界の常識で動くのではなく、世の中の流れに合わせて動いていくことが大切だと感じています。

まとめ

会社の規模が少しづつ大きくなるにつれ、見直す点が増えた気がします。今まで『まぁこんなもんで良いか~』みたいなことが通用しなくなってきました。私自身、社労士にそこそこ指摘されています。反省です、、、

働きやすさとルールを噛み合わせるのはそこそこ手間のかかる作業です。当然スタッフにも求められるものが高くなるので、ブラッシュアップされなければいけません。多分ですが、今はトライドにとっての転換期なのだと思います。これまでもそう感じることが何度もありました。今回は同じくそう感じます。

ですが、取り組みとしては、だいぶ高い所まで来たように感じます。

あとはケアマネが増えたことに伴い、売り上げを上げていかなくてはいけません。8月以降、そこそこ大規模に新人ケアマネに引継ぎを行い、みんなで一斉に新規を取りに行きます。こんな感じでやるのは久しぶりですね~。楽しみです。

様々なことがかみ合うことで、健全で無駄の少ないキャッシュフローを築くことができ、今以上にスタッフや社会に還元できる会社になれると考えています。

これからもよろしくお願いします(^^)