林道閉鎖前はお手軽絶景チャンス | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
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11月に入ると登山のアプローチで利用する林道が続々と通行止めになる。

薬師岳登山の起点となる折立につながる有峰林道は毎年11月12日が最終営業日で固定、他の林道もほぼ11月中には閉鎖となる。

例えば燕岳登山の起点となる中房温泉までの林道は12月1日から冬季閉鎖となるようだ。

 

先週末訪れた白砂山の登山口となる野反湖につながる林道も11月25日(金)をもって閉鎖となるので事実上先週末がラストチャンスだったといえる。

そしてこの冬季閉鎖前のギリギリのタイミングでは手軽に雪山が楽しめるチャンスでもある。

11月に入れば高山では普通に雪も降るし気温も下がるので霧氷もできる。

通常雪山に登ろうと思うと夏より長いアプローチが強いられる上に激ラッセルが待ち受けるので一筋縄ではいかないが、この時期ならアプローチも楽だしラッセルも少ないので色んな意味でチャンスだと言えるのだ。

 

ただギリギリのタイミングであるということは裏を返せばギリギリ危ない可能性もある。

例えばゲートが開いていたとしても林道に降雪があったり凍っていたりすることもある。この時期ノーマルタイヤで山に出かけるのは危ない。街では10度を超えていても山では氷点下ということもザラにある。

アイゼンやチェーンスパイクも必要だ。アプローチが夏山と同じだからと言って山も夏山と同じというわけではない。

 

車も登山装備も雪山に登るつもりで準備をした上で結果的にアプローチが短縮できた!というくらいの心構えが必要なんだと思う。

 

11月中ならアプローチは夏のままに比較的お手軽に雪山の絶景に出会えるチャンス。

 

ガチの雪山では登山口のかなり手前から通行止めになるのでアプローチは困難(今年1月の至仏山)

 

通行止めになると除雪もされないので登山口までの区間も激ラッセルが求められる

 

だがそれを乗り越えれば貸し切りの絶景が待っている。林道閉鎖後も別の意味でチャンスなのだ