名古屋空港撮影ポイント【エアフロントオアシス】絶対に失敗しないカメラマン情報

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撮影スポット

県営名古屋空港は、名古屋市北部の豊山町にある県営空港です。航空自衛隊と共用しており、空港西側に空港ターミナルや三菱重工、東側に航空自衛隊小牧基地があります。昔はJALやANAの国内路線や国際線も就航していましたが中部国際空港に移転したため、現在は地方路線中心のFDA(フジ・ドリーム・エアライン)が本拠地にしています。東側には自衛隊基地、敷地内に三菱重工があるため、同工場で生産や整備されるF-35、F15やF2が頻繁に訪れる人気空港のひとつといえます。というわけで、はじめて県営名古屋空港で撮影する人に向けに、カメラマンが知りたい情報を厳選してお届けします。

 

名古屋空港の着陸定番ポイントがエアフロントオアシス。RW34運用日の着陸ならココ!

県営名古屋空港の人気撮影ポイント5選

  • 県営名古屋空港展望デッキ 旅客機用エプロン全景
  • エアフロントオアシス RW34運用=着陸 RW16運用=離陸
  • エアポートウォーク駐車場 RW34運用=着陸 RW16運用=離陸
  • エアポートウォーク展望デッキ RW34運用=着陸 RW16運用=離陸
  • 神明公園 RW34運用=離陸 RW16運用=着陸

県営名古屋空港の人気撮影ポイントは5箇所です。ただし、夏季は南向きに離陸することがあります。風向きにより撮影できる写真が異なりますのでご注意ください。

基本情報

エアフロントオアシスとは

名称 エアフロントオアシス
住所
 愛知県春日井市味美上ノ町字丑渡

エアフロントオアシスは、空港南側(RW34エンド)にある春日井市の公園です。空港ターミナルから約3km離れているため気軽に歩いていける場所ではありません。自動車移動が基本になります。

県営名古屋空港は、夏季の一部を除きRW34で運用される傾向です。そのため、名古屋空港の着陸シーンを撮影するなら「エアフロントオアシス」が第一候補になります。民間機の着陸シーンは速度が比較的低速なので、初心者でも撮影しやすいスポットといえます。

近隣には鈴木一朗さんのご実家があります。また、エアフロントオアシス東側には中華航空140便墜落事故(1994年4月26日)慰霊施設「やすらぎの園」があります。墜落現場は空港敷地内になります。

エアフロントオアシスからの撮影は、公園敷地内西側にある高台からの撮影になります。空港外周のフェンスより高い位置から撮影できるので、脚立等を持参する必要はありません。

エアフロントオアシスの案内図です。現在、池の水はありません。

「丑渡横断歩道橋」最上段からの眺め。手前にはお墓があります。

エアフロントオアシスの高台から撮影。機体の窓から乗客の顔を確認できます。この距離感がエアフロントオアシスの魅力です。

撮影できる機体

民間機は、FDAのEMBRAER 175をはじめ民間小型機(新聞社の航空機やヘリコプターなど)が飛行します。就航中の航空会社はFDAの1社だけなので、休日の日中は閑散とした印象です。

軍用機は、小牧基地所属のC-130やKC-767、三菱重工のF-35、F-15、F-2などがテスト飛行します。ただし、三菱重工関連のフライトは平日に限定されます。土日、祝祭日、年末年始、お盆などは飛行しません。

F-35は、納入前のテスト飛行時に撮影できます。撮影機会は少ないですが、運が良ければ3日連続で飛行することもあります。運次第ですね。

陽のあたり

エアフロントオアシスの敷地内から撮影する場合、太陽の向きは正午から日没の時間帯が順光になります。ただし、RW34沿いの道を東側(中華航空機墜落事故慰霊施設「やすらぎの園」方面)に移動すると午前中でも順光撮影できます。

レンズの焦点距離

エアフロントオアシスの敷地内から400mmレンズで撮影した「ノートリミングの写真」を掲載します。距離感を感じていただけると幸いです。

旅客機の真横なら200mm前後で撮影できますね。広角レンズを使い機体真下から撮影することも可能です。この場合は逆光になるかもしれません。

400mm(トリミング無し)

▲2021年11月3日 15:32(α7RIV FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 400mm撮影)

▲2021年11月3日 15:32(α7RIV FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 400mm撮影)

▲2021年11月3日 15:21(α7RIV FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 400mm撮影)

▲2021年11月3日 15:21(α7RIV FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 400mm撮影)

600mm(トリミング無し)

600mmレンズで撮影した「ノートリミングの写真」を掲載します。距離感を感じていただけると幸いです。

▲2021年11月5日 14:59(α7RIV FE600mm F4.0 GM)

▲2021年11月5日 15:01(α7RIV FE600mm F4.0 GM)

▲2021年11月5日 15:01(α7RIV FE600mm F4.0 GM)

▲2021年11月5日 15:13(α7RIV FE600mm F4.0 GM)

交通アクセス

ナビ目的地設定用住所 愛知県春日井市 味美上ノ町字丑渡
● 自動車を利用する場合(高速道路)

近隣の高速道路は「出口のみ」や「入口のみ」が多く、初見殺し状態です。

私自身も複雑すぎて理解できません。遠方から訪れる人は、面倒でも事前確認することをお勧めします。地理的には、国道41号と国道19号の中間に位置します。近隣には、鈴木一朗さんのご実家もあります。

名神高速 小牧IC方面から
名神高速小牧ICから名古屋高速11号小牧線に入り「豊山北出口」から下道(国道41号線)に降ります。
※高速道路出口からエアフロントオアシスまで約4.5km(車で約7分)

名二環 清洲方面から
名二環「山田東IC」から下道(国道302号線)に降ります。
※高速道路出口からエアフロントオアシスまで約3.5km(車で約8分)

名二環 上社方面から
名二環「勝川IC」から下道(国道302号線)に降ります。
※高速道路出口からエアフロントオアシスまで約2.5km(車で約7分)

名古屋高速 環状線方面から
名古屋高速環状線・東片端(ひがしかたは)JCTから名古屋高速1号楠線に入り「楠出口」から下道(国道41号線)に降ります。
※高速道路出口からエアフロントオアシスまで約3.5km(車で約7分)

● 公共交通機関(鉄道)を利用する場合

最寄り駅は名鉄小牧線・味美(あじよし)駅になります。駅からエアフロントオアシスまでの距離は約1km。徒歩による所要時間は約13分です。

ただし、名古屋方面からの行き方は複雑です。

名鉄のみで行く場合は、名鉄名古屋から犬山駅まで行き、小牧線(平安通行)に乗り換え名鉄味美駅で下車します。所要時間はおおよそ1時間10分。運賃は片道880円です。

名古屋市内からの行き方は、地下鉄名城線平安通駅から地下鉄上飯田線に乗り換え、小牧行に乗車したら名鉄味美駅で下車します。所要時間はおおよそ6分。運賃は片道420円です。比較的近距離ですが、地下鉄と名鉄の料金をダブルで徴収されるので割高になります。

● 公共交通機関(航空機)を利用する場合
空港ターミナルからエアフロントオアシスまでの距離は約2.2km。徒歩による所要時間は約30分です。
駐車スペース

エアフロントオアシスは無料駐車場を完備。自動車で気軽に行くことができます。

駐車台数 35台 (一般車:35台 福祉車両:1台)
平日のお昼休み(11時〜15時ぐらい)は外出組サラリーマンが休憩で使用するため満車になることがあります。

トイレ

立派な水洗トイレを完備しています。

紙切れしている場合がほとんど。清掃は行き届いておらず綺麗ではありません。

自動販売機

エアフロントオアシス内に自動販売機はありません。

歩道橋下(和ダイニングまごころさんの裏)に缶ジュースの自動販売機があります。

チェリオの自動販売機は、缶ジュースを100円で販売していました。

※2021年11月3日撮影

コンビニ

最寄りのコンビニは、手前道路(県道62号春日井稲沢線)を西方向に行ったところにセブンイレブンがあります。

●セブンイレブン 名古屋六が池町店 手前道路を東側に約450m。徒歩約5分。

飲食

名古屋市に近い立地なので飲食には困らないと思いますが、歩いて行けるお店は少ないです。

徒歩圏内のお店は、駐車場横に和食料理の和ダイニング、ロッテリアが候補になります。旧41号や空港ターミナル方面は飲食店が少ないので、目指すなら国道41号方面ですね。

●和ダイニングまごころ 和食料理 エアフロントオアシス駐車場横。徒歩すぐ。

●ロッテリア 春日井味美店 手前道路を東側に約350m。徒歩約4分。

ホテル

空港最寄りのビジネスホテルはイマイチな印象。隣町の小牧市周辺のホテルをお勧めします。

小牧セントラルホテル 宿泊料金の目安は¥6,000〜
エアフロントオアシスから約6km。クルマで15分程度です。
ルートイングランシア小牧 宿泊料金の目安は¥6,000〜
エアフロントオアシスから約8km。クルマで16分程度です。
時刻表
県営名古屋空港 FDA時刻表 ※2022年12月3日現在
午前 午後
07:00 ↑出発 福岡
07:10 ↑出発 いわて
07:20 ↑出発 高知
07:35 ↑出発 出雲
07:45 ↑出発 熊本
08:05 ↑出発 新潟
08:15 ↑出発 福岡
08:30 ↑出発 青森
09:55 到着↓ 高知
10:15 到着↓ いわて
10:30 ↑出発 いわて
10:45 ↑出発 山形
11:05 到着↓ 出雲
11:10 到着↓ 熊本
11:20 到着↓ 福岡
11:35 ↑出発 高知
11:50 ↑出発 福岡
11:55 到着↓ 青森
12:00 ↑出発 青森
12:40 ↑出発 熊本
13:35 到着↓ 山形
14:55 ↑出発 山形
15:15 到着↓ 福岡
16:05 到着↓ 熊本
16:20 到着↓ 青森
16:30 ↑出発 出雲
17:00 ↑出発 いわて
17:05 到着↓ 高知
17:10 ↑出発 青森
17:15 ↑出発 福岡
17:35 ↑出発 福岡
17:50 到着↓ 山形
17:50 到着↓ 熊本
18:20 ↑出発 高知
18:45 到着↓ 新潟
19:05 到着↓ 出雲
19:55 ↑出発 福岡
20:10 到着↓ いわて
20:15 到着↓ 福岡
20:35 到着↓ 青森
20:55 到着↓ 高知
21:15 到着↓ 熊本
21:20 到着↓ 福岡

撮影装備

必要装備

●カメラ&レンズ
●記録メディア
●予備バッテリー
●受信機

撮影は手持ち撮影が基本です。三脚や一脚を用いると機動性が著しく低下するため必要ありません。折りたたみ自転車があると撮影範囲が広がります。

レンズは旅客機100〜400mm、戦闘機150~600mm推奨

FDAのEMBRAER 175、航空自衛隊のC-130やKC-767を撮影する場合は、70-200mmや100-400mmクラスのズームレンズで撮影できます。

三菱重工関連のF-35、F-15、F-2を撮影する場合は、旅客機に比べ機体サイズが小さくなるので150-600mmクラスのズームレンズがあると便利です。

手持ち撮影が基本です。旅客機の着陸スピードは低速なので1/1000秒以上、戦闘機はスピードが速くなるので、シャッタースピードを1/1600秒あたりからスタートして、テクニックに応じて調整しましょう。

カメラはフルフレーム高画素機がおすすめ

エアフロントオアシスからの航空機撮影は、比較的近距離から撮影できるので、旅客機や輸送機ならトリミングして拡大する必要はないと思います。戦闘機も、150−600mmクラスのレンズがあれば十分でしょう。ローパスレスのカメラを選択すると驚くほどシャープに撮影できます。

キヤノン
EOS R5 4500万画素
フルサイズミラーレス
秒間12コマ(メカ)
ローパスフィルターあり
EOS R7 3440万画素
APS-Cミラーレス
秒間15コマ(メカ)
ローパスフィルターあり
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
RF600mm F4 L IS USM
RF100-400mm F5.6-8 IS USM
ソニー
α1 5010万画素
フルサイズミラーレス
秒間30コマ(電子)
ローパスフィルターなしα7RV 6100万画素
フルサイズミラーレス
秒間10コマ(メカ)
ローパスフィルターなし
SEL200600G
SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS [ソニーE用]
TAMRON 150-500 F5-6.7 Di III VC VXD Model A057
SEL600F40GM
ニコン
D850 4575万画素
フルサイズ一眼レフ
秒間7コマ(BG装着時9コマ)
ローパスフィルターなし
Z8 4571万画素
フルサイズミラーレス
秒間20コマ(電子)
ローパスフィルターなし
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
AF-S NIKKOR 500mm f5.6E PF DE VR
AF-S NIKKOR 500mm f4/E FL ED VR
AF-S NIKKOR 600mm f4/E FL ED VRNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S
NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S

アドバイス

三菱重工関連のF-35、F-15、F-2を撮影する場合、フライト日は平日に限定されます。土日、祝祭日、年末年始、お盆などは飛行しません。

F-35は、納入前のテスト飛行で撮影できます。撮影機会は少ないですが3回連チャンで飛行する傾向です。

小牧基地 夜間訓練の日程

週2回のペースで日没後2時間(18〜21時ぐらい)まで夜間訓練が行われます。実施日は火曜日と木曜日が多く、水曜日は予備日になります。

火曜日、岐阜基地が夜間訓練日の場合、戦闘機が名古屋空港上空をローパスする可能性が高まります。

風向き

県営名古屋空港の風向きは。基本的に「西風」の日が多く、RW34運用されることが一般的です。夏季は南風になることがありRW16運用になります。

エアバンド対応受信機の必要性

撮影時にあると便利な装備がエアバンドに対応した受信機。航空写真を本格的に楽しむのなら、早い時期に受信機の導入をお勧めします。風向きの変化に伴うランチェンにも対応できるため、受信機の有無が撮れ高に直結します。IC-R6(レシーバー)とSRH1230(高性能アンテナ)、100均でモノラルイヤホン(1m)を購入しましょう。

受信機を持っていると航空機の離着陸を察知できます。また、風向きによりRWチェンジになった時、撮影ポイントを移動できます。

作例

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