2021年も大詰め。
列島はクリスマス寒気に覆われて各地で大雪、寒さはそのまま居座り続け年越し年明けまで続く予想だ。
当初、私はこの時期を利用して雪の京都でもどうかなどと、呑気に頭の中で考えていたのだが。。
今週に入ってからの関西地区でのオミクロン株による市中感染の報や、大雪による交通障害のニュースをみて早々にその妙案の断念を決めた。

気楽な独り旅行にとっては不利な年末年始のこの時期、加えて交通機関絡みの災難とパンデミック絡みの災禍が上乗せだ。
辞~めた! こんな時は屋内でジッとしているに限る。
旅は正月明けにゆっくりとやろうと想う。(その方が安いしな。)

そんな経緯で、気楽な年越しとなった私の今回の年末年始。
早速、ダメ人間に徹することとなり、ここでは初紹介となるが一軒の馴染みのシーシャ屋でダラダラしてみたので短く紹介する。

自身の健康を考えてシーシャ自体はあまり普段からは利用しないが、私は大のシーシャの大ファンだ。
世界各地の街角で、あの何処からともなく流れてくる甘い芳香を嗅ぐや否や、自分の鼻と勘を頼りに店を探し出し、その都度飛び込んできた。

当然、店には当たりも有ればハズレもある。
中には不味い店にあたることも。
しかし、私が紹介するスポットは、少なくともシーシャのクオリティーに関しては平均以上の高レベルの店のみだ。
一時期、自前シーシャパイプを自宅に持つほど入れ込んだ私だ。
不味いシーシャくらいは判っているつもりだ。

話を戻そう。
今回のシーシャスポットは静岡県西部の大都市浜松市。
その浜松市中心部の中区(駅前大通りを真っ直ぐ北へ向かって歩く事15分、JR浜松駅から約1㎞程の道のり)にあるShisha Cafe Sukimaさん。

こじんまりとした雑居ビルの二階にひっそりと店を構える何とも好感の持てる隠れ家的カフェだ。
店名がまたその様態にピッタリの「スキマ」。
店主のセンスが窺える気がする。

アクセスはJR浜松駅から徒歩15分、車なら広小路通り沿いで便利な立地、店横にコインパーキング有。(30分/100円)
15分も歩きたくないという無精者でも心配ない。
ここ浜松には遠州鉄道という私鉄線が有り、浜松駅から二駅目の遠州病院駅が最寄りとなっている。
尚、シーシャを吸い過ぎて肺の調子が悪くなっても平気だ!
店の真向かいには遠州病院というJA絡みの地域医療を担う総合病院がある。
補足だが、セブンイレブンもある。(午後八時に閉店)

店舗隣がコインパーキング、数軒隣がガソリンスタンド、真向かいが総合病院、真後ろに鉄道が走り、店舗一階が床屋となっている。 シーシャを吸うついでに色々なことが出来る便利さが良い。 画像はストリートビューから引用

間口の狭い階段を上がっていき、ガラスドアを開けると裸電球に柔らかく照らされた長方形のスペースにたどり着く。
店内はテーブルやソファ類が数セット並び、白い壁、ゆったりとしたスペース感、なんともCozyな店舗内観だ。

営業時間は午後1時から午後11時。金曜土曜は午後11時迄、火曜定休。アルコール以外の飲料の持ち込み可

料金はチャージが500円、シーシャが1500円と都会のそれに比べてかなり良心的な設定。

(最近の各都市に乱立してきているシーシャカフェ、中にはシーシャだけで3000円を超えることもある。。)

肝心のフレーバーはベーシックを手堅く抑えつつ、多種類揃えられている。シーシャ葉の流通自体が少ない我が国では入手は容易ではないのか? 欠品も目立つがこの辺りは流動的なのであろう

今週、久しぶりにお邪魔したのだが、店内スタッフが増えていた。
以前は店主らしき男性がひとり、それに一人の女性スタッフが加わった感じだった。以前、お話させていただいた店主さんはシーシャの造詣も深く好感が持てた。
私はシーシャフレーバーを選ぶ前に必ずスタッフに助けを乞う事にしている。
その時の気分と自身の好みを伝え、彼らにフレーバーを提案して貰う事にしている。

器具類やパイプのセットアップ自体はプレーンで普通のスタイルだが、味クオリティーは非凡だ。長く吸っていても雑味が出る様な野暮な事はない。ただタダ旨い!

そんな隠れ家的シーシャカフェだが、地元住民らしき常連客が付いている模様。
西洋人の姿も何度か目にしている。

近年、我が国でも大都市を中心に増加増床傾向のシーシャカフェ。
個人的な感想としては、何処もそのクオリティーは押しなべて高いと想う。
真面目な国民性の為か?
皆さん試行錯誤を繰り返している様で、技術向上の後が見てとれる。
シーシャ愛好文化圏としては後発だが、サービスのクオリティーはキャッチアップしてきている。

しかし、これが地方都市となると、まだまだ定着度、店舗数とも依然として低いままだ。
ここ政令指定都市、日系移民の街浜松市で唯一の美味しいシーシャカフェ。
Sukima Shisha Cafeさん、是非長く続いてほしいものだ。