繊細すぎるゆえに | アダルトチルドレン専門  家系セラピー 芳賀正和のブログ

 一般にアダルトチルドレン(以下AC)

 

は子供の頃からDVや言葉の暴力、ネグレ

 

クト、過保護を受けて育ち「自己肯定感の

 

低さ」、人に合わせすぎる「他人中心主義

 

、普通の人と違っていると言う「疎外感

 

を感じ、生きづらさを抱えています。



 

 

繊細すぎるゆえに



 HSP・エンパスの人たちは繊細さゆえ


に、トラウマや愛着障害を起こしやすくな


ります。非HSP・非エンパスの子どもで


あれば、なんてことのないことでも、HS


P・エンパスの子どもにとっては、些細な


ことでも大きなダメージになるのです。


そのため、親や周りのひとたちから「弱虫


」「感受性が強い」「臆病」「変わってる


と、その人たちの何気ない一言を言われ


ると、自分を否定された気になって心を痛


めるのです。


 そして、親や家族の中の誰かがHSP・


エンパスの苦手な声が大きかったり、乱暴


だったりすると、非HSP・非エンパスの


子どもが虐待を受けたレベルくらいまで、


心が傷つくのです。また、HSPやエンパ


スの子どもは親を良く見ています。親が子


どものニーズを満たせないときや、憂鬱そ


うな顔をしていると、自分は親に愛されて


いないのではないか、むしろ、自分がいな


い方が親が幸せたのではないかと思い自己


否定して、親からの愛を感じられず愛着障


害を起こしてしまうのです。


 そして、HSP・エンパスの子どもたち


は、普通の子どもたちより繊細で、傷つき


やすいので、普通の子どもたちに言ってし


まう「元気に明るく、みんなと仲良く」


いう言葉がプレッシャーになり、それがで


きない自分はダメな人間なんだと思ってし


しまい傷ついてしまうのです。


 今、自分がHSP・エンパスだと気づく


親が増え、それと共に、自分の子どももH


SP・エンパスかも知れないと気づく人が


増えました。そのため、その子どもたちに


合った育て方をする親が増えてきました。


もっと、多くの親がHSP・エンパスに気


づき、その子に合った愛され方をされるこ


とを期待します。でも、普通の親たちは、


子どもに対して「元気に、明るく、みんな


と仲良く」と根深く、ステレオタイプ的に


そのことを、子どもに求めてしまいがちで


す。それが、HSP・エンパスの子どもた


ちにとって苦痛なのです。



トラウマや愛着障害の引き金に



 まず、HSPの敏感さというすばらしい


特性を親や先生が理解できないという親や


先生側の問題があります。人によっては、


HSPの敏感さが、ときに非常にうとまし


く感じられてしまうのです。これが、対人


関係に悪く作用し、トラウマのきったかけ


をつくってしまいます。


 たとえば、HSPの子どもは敏感ですか


ら、母親や先生の心の内を読んで先回りし


て行動できます。「この子は、なんて賢い


子なんだろう」と感心する大人がいるいっ


ぽうで、自分の心の内を見透かされている


ような不安を感じる大人もいるでしょうし


、権威を保ちたがる大人であれば、「生意  


気だ」と腹立たしさを覚え、その結果、子


どもに対してうまく愛情を注げなくなって   


しまうでしょう。


        〜中略〜



 子どもの中には親や先生から否定的な評


価をされても、そのことに気づかないし、


意に介さない子も多くいます。しかし、H


SPはそのタイプでは決してありません。


そのため、さまざまなトラウマを抱えやす


くなるのです。


「そんな細かいこと、気にしないの!」


「イライラさせないで!」


「おまえみたいに弱虫だったら、大成しな


いぞ!」


 このような言葉は、敏感なHSPの心を


深く傷つけて、癒えることのないトラウマ


を残す可能性は大いにあります。


 また、人の心に深く共感できるというの


もHSPの特徴でした。幼い子どもは、た


だでさえ、大人の考えに同化しがちですが


、HSPの子どもは生まれつきの気質ゆえ


に、さらにその傾向が強いのです。


 そのため、たとえ親や先生に傷つけられ


ても、親や先生の気持ちを読み取ろうとし


、そして、「悪いのは自分だ」と自分を責


めてしまうことが多く、マイナスの感情を


押し殺してトラウマを抱えることがありま


す。



青春出版社  敏感すぎる自分を好きにな


れる本  長沼睦雄 著




真面目すぎる人たち



 クライエントさんたちの中にはHSP・


エンパスのことを知らずに、自分の繊細な


ところを嫌っている人が多くいます。繊細


さのため、子どもの頃に親や学校の先生か


ら言われたネガティブなことを大人になっ


ても、その時の言葉を引きずっているので


す。それに、子どもの頃に言われた「元気


に、明るく、みんな仲良く」という言葉は


繊細で内向的なHSPやエンパスの子ども


にとってプレッシャーでしかないのです。


そして、元気に振る舞えない、明るく振る


舞えない、人と距離を置いてしまうという


自分に対して「ダメな自分」「弱い自分」


というレッテルを貼ってしまい劣等感に悩


やまされるのです。


 多くのクライエントさんは、真面目すぎ 


て、無理に元気に、明るく、みんなと仲良


く振る舞うのですが、無理をしているせい


で疲れ切ってしまい、一人になったときや


家に帰ったとき、何もできなくなり、さら


「だらしない」「情けない」「弱い」


思い込み、自分のことを嫌いになっていく


のです。


 人より繊細なだけで、人より敏感なだけ


で親や周囲の人から、何気なく言われる言


葉が、普通の人ならなんでもない言葉でも


傷つきやすいHSPやエンパスの人たちの


心を深くえぐるのです。


 HSPとエンパスの人たちの「繊細」


特性は変えることはできません。でも、自  


分の特性を理解することで、自分の心の動  


きが分かり、対処しやすくなります。自分


がHSPやエンパスだと気がついたなら、


まず、自分の特性を知ることができます。


そうすることで、ひどく落ち込むことが少


なくなるはずです。



大きな声が苦手


 R子の第一印象は、素直な良い子でとて


も母親に気をつかっている様子が見受けら


れました拒食症で連れてこられ、繊細な感


じがあり拒食ではなくHSCの件で話をす


るとHSCの可能性が高いと思われました


。ただ、その間、R子は母親に妙にビクつ


いているように見受けられ、しばらくする


と母親に対する愚痴が語れるようになった


のです。


 R子の母親は不安型愛着障害で、自分の


中で不安が起こってくると口調が荒くなり


相手が普通のことを言っても自分の正当性


を主張して1歩も譲らなくなるのです。R子


は普段の母親は好きなのですが、この混乱


した口調の荒い母親は苦手です。大きな声


で言われると自分が何か悪いことをして怒


られているような気になって嫌なのです。

 

 そして、母親に大きな声で責められるの


は嫌なので、母親の機嫌を損ねないように


良い子をやっていたのです。でも、あまり


にも良い子をやり過ぎ、小学5年生の時に


不登校になり、そして、母親の機嫌が悪く


なるという悪循環に陥り中学では拒食症ま


でなり、カウンセリングに連れてこられた


のです。


 R子も母親の育て方で愛着障害を起こし


拒食症に陥ったのです。でも、母親は家族


の歪みの中で、R子が今の状態になってい


ることを説明すると母親は自分の責任を父


親に押し付けR子をカウンセリングに来さ


せないようにしてしまったのです。R子は


母親の不安定さを怖がっていたのです。妙


にビクツクのも母親の態度によるものだと


思われます。この先、R子がどのように育


っていくのか胸が痛みます。



 

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