今日は、隣接する牛久市の東部地区を歩いてきました。小野川沿いの豊かな自然があり、一軒一軒が広く立派な家屋が並んでいます。

 

古代、霞ヶ浦は内湾で、奈良の都から役人たちが赴任して、太平洋から入って仰ぎ見る筑波山の神々しさは、格別なものがあったと想像されます。この小野川沿いの一帯は、当時は、霞ヶ浦の水位が高く入り江だったと思われます。高台にある陸地からは、当時の海が見えていたのではないかとも思われます。当時から、延々と人々が生活を営んできた様子が伺えます。

 

この一帯には、浅間神社、鹿島神社、井岡神社、御嶽神社など大小の神社が多く、千葉県や茨城県南部に特有の神社「皇産霊神社」もたくさん見受けられます。パワースポットですね。

 

今日見てきた牛久市正直の「皇産霊神社」(スメムスビジンジャ・市民の木の掲示板はコウサンレイジンジャ)の近くの島田にも「皇産霊神社」があります。阿見町にも、追原地区と君島地区に2社あり、土浦市と行方市にもあります。土浦市では「タカムスビジンジャ」と読み、読み方はいろいろですが、同じ神様だと思われます。

 

どのような神様かというと、日本の古典・古事記・日本書紀等の伝える天地造化の大神、高皇産巣日神、神産巣日神の二神大神を主祭神として皇産霊大神と尊称して奉祀する神社と書いてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この神社が、長い歴史を持つ神社だということはご神木を見ると明らかです。牛久市では、市内にある巨木を「市民の木」に登録しています。個人所有の巨木も寺社所有の巨木も登録しています。その数は47で、その後、12が指定を解除され、現在は35が指定されています。正直の「皇産霊神社」には、その内の5本が指定されています。一か所では最大の数です。

 

バスの停留所の真ん前です。

 

 

 

個人所有の「市民の木」、キンモクセイも見て来ました。9月頃、小さな花が無数に咲き、そのかぐわしい香りが辺り一帯を漂うようです。