今日は、稲敷地方広域市町村圏事務組合(消防・水防の広域組合)議会の全員協議会・臨時議会組合が開催され出席しました。組合を構成する7市町村の内、美浦村、利根町、牛久市、龍ケ崎市で議会改選が行われ、組合議会の議員も新たに選出されました。それにともなって議長、副議長などの議会構成を決定しました。

 

全員協議会では、議長選出の方法について、1、指名推薦で龍ケ崎市議会から選出する、2、全議員の選挙で選出する、という意見があり、選挙で選出することになりました。副議長については、龍ケ崎市議会以外の議会から指名推薦で選出することに決まりました。各市町村議会による代表者会議を行い、副議長は利根町議会の石井公一郎議員が選考されました。

 

議長選挙では、立候補者の意思表示が以下のように行われました。

 

油原信義議員からは「過去の議長選挙では一度だけ選挙で行われた経緯があるが、それ以外は指名推薦で行われて来た。慣例では、龍ケ崎市議会議長が組合議長就任して来た。組合統合・複合化に賛成する立場で、力を尽くしたい。稲敷広域の議員は初めてだが、これまでも経験がある。」

 

鴻巣義則議員からは「稲敷広域は28万人の人口を抱えている。統合化・複合化については、美浦村議会や牛久市議会の前回の動向を見れば、一度リセットして、組み立て直すということにしたいと考えている。大いに議論して、稲敷広域の方向性を考えて行きたいと考えている。」

 

臨時議会に入り、議長は選挙で行われ鴻巣義則議員が14票、油原信義議員6票、後藤敦志議員1票という得票で当選、副議長には石井公一郎議員が指名推薦により選出されました。

 

議案審議では、1、高規格救急自動車の取得について、2、一般会計補正予算、3、専決処分の承認(和解に関すること)、4、令和4年度一般会計継続費繰越計算書について、5、令和4年度一般会計繰越明許費繰越計算書について、の5件でした。牛久市の大森和夫議員から「高規格救急自動車更新について買い換え基準」「メンテナンス基準」「処分の方法」などについて質疑がありました。採決では、全議案とも全員が賛成して可決、承認されました。

 

なお、管理者(構成市町村長がメンバー)による稲敷・龍ケ崎地方3組合統合・複合化協議会が5月18日に開催され、協議会会長に萩原勇龍ケ崎市長が就任しました。懸案となっている3組合統合化・複合化の今後の方針等についてはあらためて協議していくということです。

 

職員も4月に異動があり、それぞれ紹介がありました。新しい議長のもと、稲敷広域市町村圏事務組合議会が、圏域人口28万人の生命と財産を守るにふさわしい組合組織となるように、1議員として努力したいと思います。