先日(5月21日)、私も所属していたアムネスティインターナショナルの水戸グループ主催の映画「マイスモールランド」の上映会が、水戸市の駅南にあるアムネスビルで開催され、鑑賞してきました。

 

 

 

私の活動拠点が、阿見町に移ったことをきっかけに長く活動休止となってしまいました。自然脱会のような状態でいましたが、最近、根気強く講演会や映画上映会のお誘いをいただき、折に触れて参加しています。

 

アムネスティインターナショナルは、良心の囚人運動として1961年にベネンソンシ氏の提唱で始まり、日本支部は1970年に設立されました。アムネスティインターナショナルの詳細については以下を参照下さい。

 

 

水戸グループは、1987年6月にアムネスティ「自由への願い」キャラバンが水戸市にやってきたことを契機に9月に発足しました。以降、地道に活動を継続し、難民や国内では冤罪、被災者など人権に関わる講演会や学校への出前授業などを行なっています。

 

アムネスティインターナショナルは、「良心の囚人」を救援するために活動をしています。暴力によらず信念や信仰、人種、発言内容、性的指向を理由として囚われている人々が多数います。

 

集会では、筑波大学「CLOVER」の活動も紹介されました。「CLOVER」の活動は「知る学ぶ・日本の不法就労問題」というテーマで、映画「牛久」の上映会を6月3日につくばアルスで開催されるということです。

 

アムネスティインターナショナルは入管収容制度問題に関する取り組みで、2022年10月から11月にかけて、被収容者、元被収容者30名に聞き取り調査を行い、入管法改正案の廃案を求めています。署名は全体で19万筆を超え、アムネスティなど12市民団体が入管庁に提出しています。

 

 

アムネスティは改正案に反対しており、懸念されるポイントとして以下の点を挙げています。

  • 命や自由が脅かされかねない国への追放や送還を禁止する国際習慣法「ノンルフールマン原則」に反し、深刻な人権侵害を受けるおそれのある国への難民の強制送還が可能になる
  • 難民申請中など、在留資格を持たない人に送還を強制し、従わないと刑事罰を与える命令制度の新設
  • 収容に関する決定に司法審査が導入されず、行政機関である入管庁の裁量が大きいまま
  • 収容期限の上限が定められず、無期限収容が可能なまま
  • 収容に代わる措置として導入される「監理措置制度」は対象者の自由が保障されておらず、また、あいまいな要件での再収容を行政判断で可能としている
私も改正案に反対です。