昨日(1月20日)、天気も良く、思い立って、かねてから一度登ってみようと考えていた「宝篋山」に登ってきました。詳細は、以下のブログに書きました。

 

 

宝篋山登山には数多くのルートがあり、そのどのルートも魅力的で、四季を通じて楽しめると思いました。その登山ルート(トレッキングルート)の内、今回は、登りは「極楽寺コース」、下りは「常願寺コース」に挑戦してみました。

 

宝篋山小田休憩所には、案内所と駐車場がありました。案内所にはパンフレットや飲料水の自動販売所、トイレ、休憩所もあり利用しやすい登山口でした。お昼ごろに行きましたが、平日にもかかわらず駐車場には10数台くらいの車がありました。

 

 

小田休憩所からは、「極楽寺コース」か「常願寺コース」の2つがあり、「純平歩道」を通じて、「小田城コース」にも通じています。

 

 

 

 

極楽寺コースを辿っていくと、直ぐ、石造りの「地蔵菩薩立像」があります。この付近は、当時、真言律宗の布教の拠点であった「極楽寺」の遺跡があり、宝篋山はその裏山に位置しています。

 

 

滝になっていました

 

登山道に入る手前には、イノシシから農地を守るゲートがあって歩行者も車両も、ゲートを開閉して入るようになっています。「極楽寺コース」は、最初は田園風景を楽しみながら歩きますが、直ぐに山間に入ります。驚いたのは、清水が湧き出て峡谷となっていることでした。この早春は、雨水に恵まれない時期ですので最も水の少ない時期なのではないかと思いますが、豊かな水音が意外と大きく山間に響いていました。夏は、きっと涼やかな音色だと思いました。

 

動画 YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/shorts/m4UXQEjSv70

 

 

こんな感じの道を進みます

 

椿も咲いていました

 

富士山石と案内してました

 

コブシの大木です

 

 

 

 

頂上直下の比較的平らになっている場所には、中世の山城「宝篋城」の遺構が残っていました。空堀も原形をとどめており関東地方を一望できる立地の良い山城で、重要な拠点だったに違いありません。

 

小田休憩所から、写真を撮りながら、小休止をたくさん取って、約1時間半で頂上に到着しました。途中、登山者は多く、挨拶しながらすれ違ったり、追い抜いたりして来ました。年配の方々も若い方々もいて、季節の良い時期には、多くの登山者で賑わうのではないかと思いました。

 

 

 

動画 YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/shorts/uDSGbN0Zd-s

 

下山は、尖浅間(とがりせんげん)山頂を通過してからは、眺望に恵まれない山道をひたすらたどることになります。途中、「雅の滝」からは清水が湧き出て峡谷となっていました。沢の小路はこの渓谷沿いに並行して。その後、下山道に合流して下山します。下山は、足元に気を付けなければなりませんが、体力の消耗は少なく、距離は長いものの約1時間半で戻ることが出来ました。

 

 

 

残念ながら昨日は、富士山は遠望できませんでしたが、筑波山の眺望は素晴らしいものがありました。筑波山の標高の半分程度ですが、関東平野を一望できる素晴らしい眺望です。宝篋山トレッキングは、地元の愛好家による登山道の地道で継続的な整備があり、道に迷うことなく安心して登山できるように案内板も多数あります。四季折々に楽しめるだけでなく、登山ルートもバリエーションに富み、何度も楽しめるように整備されています。これから、全登山ルートを踏破できるよう月一ペースくらいで登りたいものだと思いました。お勧めです。