洋服、と言っても特にアメリカのカルチャーからの影響が色濃い日本においては、すっかりカジュアル衣料の王様的立ち位置にあるスウェットシャツやスウェットパーカ。
中でも代名詞的存在なのが、CHAMPION(チャンピオン)のREVERSE WEAVE(リバースウィーブ)かと思います。
御多分に洩れず、私も中学生の頃から40歳を超える現在まで、何枚ものリバースウィーブに袖を通してきました。
アメカジや古着ブームの直撃した私と同年代の方だと、一度も買った事が無いという方が珍しいくらいかもしれませんね。
近年はまたリバースウィーブがトレンドアイテムとしても立ち上がっており、関心も高まっていると思いますので、現在の手持ちの物やそのスタイリングをご紹介していこうと思います。
ちなみに私、リバースウィーブに限らず、ビンテージには強いこだわりや関心が薄いもので、いずれも現行で買ったものになりますのでご了承くださいませ...。(スナップボタンのトリコタグは残っているのですが、形が崩れてしまい着れずで。涙)
REVERSE WEAVE(リバースウィーブ)について
1919年にアメリカで創業されたカジュアルスポーツウェアブランド「Champion(チャンピオン)」を代表する製品です。
このリバースウィーブは1934年に誕生したとされ、当時のスウェット製品が持っていた「洗濯時の縦方向への強い縮み」という問題を解消するために、それまでは縦に使用していた生地を横に使用する事で、縦方向への縮みに対応しました。
製品名はこの縦と横の生地を逆に使う事から、名付けられています。
また、単に生地を横に使うだけでは、今度は横方向への縮みが起こってしまいます。
これに対して、脇下のサイド部分には広いリブを施す事で、横方向への縮みにも対応しつつ、伸縮性や機能性をも高めています。
加えて、厚手でタフな生地感も他のスウェットとは一線を画し、その耐久性の高さも古着やビンテージ市場での人気を支える一旦を担っているように思えます。
愛用品と着用コーディネート
現在手元にあるのは、グレーの無地のクルーネック、ブラックのプリントパーカー、インディゴ染めのクルーネックの3着になるので、ここからはそれぞれの着用コーデを載せていきます。
まずはグレーカラーのクルーネック。
特に多くする使い方が、中にオックスフォードBDシャツを入れたスタイリングです。
定番過ぎるアイテムという事もあり、若い頃であれば何も考えずに着ても良かった気もしますが、年齢を重ねてくるとちょっと一工夫は入れた方が収まりが良いかもしれません。
こちらはちょっと写真だと見えにくいですが、ブラウンのロングスリーブTシャツを入れたかなりカジュアルなスタイリングです。
スラックスとレザーバッグである程度バランスを取ろうという魂胆です。笑
こちらはウールパンツを合わせてネルシャツの腰巻きをしていますが、カジュアルなワンマイルコーデという感じで。
これはカジュアル過ぎて40代のスタイリングとしてはあまり褒められたものでは無い気がしますね...。苦笑
次はブラックのプリントパーカーを。
どちらも一枚で着ているのでスタイリングという程の事はありませんが、1枚目の方はスラックスを合わせて多少小綺麗に、2枚目の方はブーツカットの517を合わせてアメカジに振り切っています。
ユニクロなどを見ていても、スウェットの中でも特にパーカーの人気が高いような印象がありますが、個人的にはアラサーアラフォーになってくると、かなり使うのが難しい気がしています。
一枚で着る分には大きな問題はありませんが、上から重ね着をする際には、このフードが子供っぽい悪目立ちをしがちで処理に非常に困るので、よほどスタイリングに自信のある人か、一枚着で使うと割り切って買うのが吉かなぁとも...。
最後はインディゴ染めのモノを。
帽子に至るまで全てインディゴ染め製品という、かなり攻めのスタイリングです。
好きな人には刺さるスタイリングかもしれませんが、おそらく女子ウケは最悪な気がするので、 万人おすすめできる物では全くありませんね。苦笑
まだ2,3度しか洗濯をしていないので、色落ちはほとんど進んでいませんがデニムのように色落ちを楽しみながら愛用できるという点では、男心をくすぐる一品なのかなと思います。
最後に(まとめ)
という訳で、ウンチクゼロのライトなご紹介になりますが、愛用中のリバースウィーブを3点取り上げてみました。
いずれも現行品で買ったものにはなりますが、私の着用頻度だと、下手すると死ぬまで現役で使うことになりそうなので、その頃には勝手にビンテージになってくれますね。笑
個人的に大人の男性が使うには少し難易度の高いアイテムという気はしていますが、タフで無骨という特徴はどうにも男心をくすぐる所がありますので、今後も上手く着こなせるようにチャレンジし続けたいなと思います◎
ちなみに、Instagramでは毎日コーディネートをアップしているので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。
それではまた◎