こぼれ種とは?こぼれ種で芽吹く植物8選


春から初夏にかけて、庭先に出ると、
雑草とは明らかに違う新芽を発見することがあります。

・・・そういえば、ここにはノースポールを植えていたな・・

しばらく様子を見ていると、
昨年植えていたノースポールであることがわかります。

これは、
昨年植えたものと同じ株が芽を出すのではなく、
昨年植えたものの種が落ちていて、芽を出しているのです。

このことを、「こぼれ種で芽吹く」といいます。

私は「無理しない、楽しい園芸」をしているので、
出来た種も自然におまかせしています。

そんな中でも、しっかり芽吹いてくれる植物をご紹介します^^。

 

・こぼれ種で芽吹く植物がわかる
・こぼれ種で芽吹く植物に適した植える場所がわかる

 

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こぼれ種とは

植物が花を咲かせ、実をつけ、種を作り、
自然に地に落ちた種のことです。

人が種まきをしなくても、芽を出すので、
思わぬところに新芽を見つけることもあります。

 

こぼれ種で芽吹く植物

私が庭やプランターで確認した
こぼれ種で芽吹く植物をご紹介します。

 

ビオラ
スミレ科スミレ属
一年草


春に地に落ちた種が、1年後の春に芽が出て花が咲きます。
通常ビオラの苗は、夏に種をまき、秋にはポット苗として出回ります。


春にこぼれ種で芽吹いたものは、
冬から植えているものほど大きくなりません。
小さいビオラですが、とてもかわいらしい姿を見せてくれます。

 

オルレア
セリ科オルレア属
一年草扱い


春から初夏にレース編みのような花を咲かせます。
秋にはこぼれ種で芽が出たのですが、昼過ぎには日が当たらなくなる場所だったためか、
枯れてしまいました。
春に花を咲かせるためには、日当たりの良い暖かい場所に植える方が良さそうです。

 

ノースポール
キク科フランスキク属
一年草

前年の春に種を落とし、翌年の春に芽が出ます。
ひょろっとした株になりますが、花はしっかりと咲き、
次の年もこぼれ種で芽を出します。
寒さに強い花で、園芸店では秋から初冬にポット苗が出回ります。

 

姫小菊
キク科ブラキスコメ属
多年草


3色植わった苗を購入し、寄せ植えにしていたものを移植して、
地植えにしました。
今は、濃い紫は絶え、
淡い紫とマゼンタ色が増えています。

一帯が姫小菊だらけになっている様子

多年草なので、もとの株も残っていて、
周辺にこぼれ種で増えた株が花を咲かせています。

霜に当たる場所に植わっていて、
冬の冷たい風にも耐えてくれるので、
大変助かっています。

 

キンギョソウ
オオバコ科キンギョソウ属
一年草扱い


金魚のような花を咲かせ、
色々な花色のバリエーションがあります。
多湿に弱いので乾かし気味で管理するのが、株を長持ちさせるコツです。
たくさん種をつけ、たくさん芽が出ます。

夏の暑さに弱いため、一年草扱いですが、
プランターで乾かし気味に育てていると、うちの場合は夏越しできています。
それでも、1~3年で枯れることが多いのですが、
こぼれ種で次々と株が出来るので、絶えたことがありません。

 

ムスカリ
キジカクシ科ムスカリ属
球根植物


球根が分球することで増やせることはよく知られていますが、
花がらをそのまま置いておくと、
風で飛ばされやすい構造の軽い種ができます。

ムスカリの種

種が地に落ちてから2~3年で花が咲くと言われています。

そのムスカリも、分球するので、どんどん増えます。
花がらは摘み取ったほうが球根が太るので、
あまり増やしたくない場合は、花後は茎の付け根から切り取り、
葉を残して、球根を太らせるようにしましょう。

 

センニチコウ
ヒユ科センニチコウ属
一年草


秋に落ちた種が、梅雨のころ芽を出します。
小さい花が集まって1つの花のように咲くので、
小さい花1つ1つに種ができます。
地面に落ちた花がらから芽吹いているのを見つけました。

暑さに強いのですが、水切れさせると葉が傷みます。
プランターに植える時は、大きめのものに植えるのがおすすめです。

 

センニチコウは6月頃までが種のまき時です。種はこちら↓

 

セロシア サマーラベンダー
ヒユ科ケイトウ属
一年草


秋に落ちた種が、梅雨のころ芽を出します。
暑さに強く、花姿が素敵なので、
手入れが大変な夏に活躍してくれる花です。
背が高くなるので、花壇のバックに植えるのがおすすめです。

 

サマーラベンダーに花姿が似た品種の種を見つけました!ご購入はこちら↓

 

交配種の種の場合は、花色や形が違う場合もある

これは、私がキンギョソウで確認している内容です。

こぼれ種で芽吹いたキンギョソウは、
親と異なる花を咲かせることがあります。
交配種の株からとれた種では、
こういうことがあるようです。

 

種ができない品種もある

品種改良で作出された種類には、種を作らないものもあります。
ご紹介した品種のすべての種類に当てはまるわけではないことをご了承ください。

 

まとめ

・園芸品種でも、こぼれ種で増える植物がある。
・こぼれ種で芽を出す場所は、その植物に適した環境である必要がある。
・こぼれ種のおかげで何年も株が絶えない、または増え続けることがある。

 

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