いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

七草のうちの一草。たっぷりチーマディラパの付け合わせ

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

昨年のロックダウン中、コロナがきっかけで始めたこのブログ何とか年越しできました。

 

bellavita125.hatenablog.com

 

実は子供の頃から「日記」の類いが大嫌いで、

自分でもいつまで続くかと半信半疑でいましたが、無理せず細ーく長ーく、緩〜く続けて行きますので本年も宜しくお願いいたします。

 

忙しさと寒さが重なって市場での買い物が遠ざかってる今日この頃。

ほとんどのものは値段が高かろうが、質が悪かろうがスーパーで買えるものばかりだけど、これだけはどーしても市場で買いたい、いや市場でしかほぼ買わないのがこれ。

 

 

日本でも食べる野菜ですが、ちょっと食べ方が違います。

 

Cima di rapa 「チーマディラパ」

菜の花です。

日本では菜の花はどちらかと言いうと春先の野菜で蕾と花を食べますが、イタリアでは冬の野菜でグリーンの葉っぱや、花が咲く前のグリーンの蕾を食べます。

チーマディラパの一大産地はプーリア。 

今の季節ミラノでもキロ1.5-2ユーロほど。

ミラノのスーパーでは先の方のチーマディラパが売られているもののコスパがイマイチ。

 

でもってナポリではこのチーマディラパをFriarielli フリアリエッリと呼ばれてます。
その他の地域例えばラツィオの方ではBroccoletti ブロッコレッティとも呼ばれてます。

 

私が通ってる市場ではプーリアからの野菜が多く流通していて、

プーリア産チーマディラパ」ということで売られてます。

 

で、肝心な食べ方ですが、市場で売られてるチーマディラパはワイルド。

実際に食べる部分は葉っぱと蕾の部分で、太い茎の部分は捨ててしまいます。

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写真は捨てる部分の茎。結構重さがあるので、市場で買う時はなるべく茎が小さめのを選ばないと、一見安そうに見えても捨てる部分がいっぱいになります。

綺麗に洗った葉っぱの部分はシンプルに茹でるのも良いのですが、ナポリでは、フライパンで

炒めるというか、蒸し煮にします。

 

フライパンにオリーブオイル、ニンニク1かけ、ペペロンチーノを入れて、その上からチーマディラパをどっさり入れて蓋をして煮ます。

すごく沢山の量でもクタクタになるまで弱火で煮ると驚くほど量が減ります。

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蓋をして時々かき混ぜます。半分ぐらいの量になったら塩をして、緑色から辛子色になってクタクタになり、水分が飛んだら出来上がり。

 


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私もマコトも大好物なので1度に1キロ煮ても一度の食事で完食しちゃいます。

 

年末年始の暴飲暴食の後はシンプルな料理がいいですね♫

 

 

コロナ禍のイタリアのクリスマスイブご飯

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イタリアの今年のクリスマスは日本で言うところのお正月のようなもので、家族や親戚が集まってお祝いをします。が、これに伴い感染者が増えること間違いなしなので、24日から1月6日まで再びロックダウン、イタリア全土がレッドゾーンとなりました〜

 

とは言うものの、各家庭2人まで同居家族以外を招き入れることはOKだけれども、夜は22時以降の外出は禁止。

 

と言うことで24日の夜はマコトと二人きりのイブを過ごしました。

イタリアでは24日は「魚🐟」と決まっています。

 

前日に魚屋へ予約をしに行くも、時既に遅し…予約受付終了…

 

一日早いけど、久々に大好物のマテ貝を発見❗️

グラム買いができず、2人で1kg弱は

ちょっと多いけど購入。

 

そして24日の朝に再び魚屋へ。

9時前だというのに魚屋の前には長蛇の列。

なんとかお目当てのガンベロロッソとモスカルディーニをゲット!

 

 

⭐︎Crudo di gambero rosso

   ガンベロロッソの刺身

 

⭐︎Cannolicchi di gratinata al forno

   マテ貝のパン粉オーブン焼き

 

⭐︎Linguine ai moscardini

 飯蛸のリングイネ

 

⭐︎Insalata di rinforzo

インサラータ ディ リンフォルツォ

 

 

まずはフランチャコルタBerlicchiで乾杯〜🥂

ガンベロロッソはシンプルにライムとオリーブオイルだけ。

マテ貝のオーブン焼きはちょっと多め?に作ったけど、ものの10分で完食。

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この時点で既にberliccheは空に。

続いてはFeudi di San Gregorio の

グレコディトゥフォ

 

飯蛸のソースははプチトマト、カッペリ、オリーブでシンプルに。

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コントルノのインサラータ ディ リンフォルツォはナポリのクリスマスメニュー

硬めに茹でたカリフラワーにオリーブ、マリネしたパプリカ、アンチョビ、カッペリ、きゅうりのピクルスにビネガー&オリーブオイルで和えたサラダ。

ちょっとヘビーなクリスマスのナポリ料理の中であっさり、さっぱり。彩も良く、作り置きも出来るので冬の間ちょくちょく作る一品。

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2人だけれどもボリュームは3人前〜

作れば作っただけ食べてしまいます。…

(腹八分目と言う言葉があるのを教えなければ…)

 

そして、

ドルチェはイタリアのクリスマスに欠かせない

パネットーネ。

 

ミラノの高級ブランドストリートモンテナポレオーネの老舗BARのパネットーネですが、普通にスーパーでちょっとお高めのパネットーネとして手軽に売ってます。

 

マコトが言うには、今ではオーナーは身売りして中国人経営(資本?)になってるとのこと

(byマコト情報なのでホントかどうかは知りませんが…)

 

なので一瞬購入するのに躊躇いましたがピスタチオクリームのパネットーネに惹かれて買っちゃいました。

 

が、24日のイブはお腹がいっぱいとなり、朝食に食べることにしました♪ 

ワインだったら幾らでもですが、生憎私はドルチェに別腹はありません〜🤣

 

 

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簡単で意外と美味しい生ハムと柿

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前回の投稿から1か月が経ってしまいました。

この間にミラノは第二弾ロックダウンも無事解除されました。感染者の増加傾向が若干ゆるやかになり、レッドゾーンからオレンジゾーンに危険ランクが下がって、お店なども再開しました。決して感染者が減って安全になったというのではなく、これからしばらくはクリスマスシーズンに向けて経済を回していかないと経済的なダメージが深刻でもたないというのが本音といったところでしょうか。。。

 

個人的には最近ちょっと始めたおうちワークが意外と忙しくて、料理もちょっと手抜き気味…

ということでレッドゾーンからオレンジゾーンになっても結構引きこもっています。

 

なので、マコトが仕事から帰ってきても、私が仕事のキリが付かず、食事の準備が出来ていないということもしばしば…

 

特に彼は家に帰る=口に物を入れる のが服を脱ぐよりも先。

なのでとっても焦らせます…

ご飯の準備はできてなくても、何かつまむものが有れば良いので、とりあえずアペリティーボとなるのですが、ドリンク🍷よりもおつまみが目的なので、そこらにあるポテチ、

チーズ、オリーブ、サラミなどなど手当たり次第次第に口に掘り込む次第…

 

で、アペリティーボに最適というか、最近のお気に入りメニュー

生ハム&柿、プロシュート エ カキ〜

イタリアでも柿は Kaki もしくはCaKi

と言います。

語源は日本語だけど、もはやイタリア語!?的に柿が1個なら単数形のKako カコなんていう言う人も…🤣🤣🤣

 

そして、イタリアでは一般的に柿はよーく熟した、日本語で表現するなら「グチュグチュ」「ドロドロ」の完熟状態の柿がお店で普通に売られてます。日本だったら完熟過ぎてもう売れないぐらいの柿ですが、それをスプーンでもすくって食べるのがイタリア流の柿の食べ方。

 

私は日本人なので、そこまで熟した柿はどちらかと言えば苦手。ちょっと硬めな柿が美味しいと思ってます。

 

最近ではちょっと硬めの柿も見かけるようになったので二日酔いにも良いので久々に柿を買ってみました。

 

マコトも特にフルーツ好きではないので、今まであまり柿早く食べたことはなかったみたいだけど、硬めの柿は完熟柿に比べて甘みも控えめで結構気に入ったよう。

 

で、そんな柿とプロシュートを生ハムメロンのようにお皿に並べてみたら一瞬ギョッと引いたけれど、食べてみたら

意外に美味しい〜新たな味を発見した!

とお気に入りに♪

 

実はマコトは生ハムメロンはそんなに好物じゃなく、生ハムだけを食べようとするのに、この生ハム柿は、生ハムがあると、柿と一緒に食べたい〜

リクエストされるほど。

 

さすがに生ハムメロンが好物の私も、冬の時期にはあまり食べたいと思わないというか、美味しいメロンが見当たらないので夏限定メニューという感じだけど、この生ハム柿はこの時期もってこいのメニュー。

 

生ハムメロンの場合、私のお気に入りの生ハムはサンダニエレ産なんだけど、

生ハム柿はパルマ産の方が好き。

塩気のあるパルマと甘い柿のコントラストが旨味を感じます。

 

そして、この組み合わせにはスプマンテでなく、赤ワインがピッタリ!

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この日の赤ワインはキャンティでしたが、ほかの赤ワインとも良く合いそうなので、色々チャレンジしてみようと思います〜

 

この冬の忙しい時の一品としてかなりリピしてる一品です〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレッシュポルチーニ三昧〜♫

 

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先週末から夜間外出禁止令が出たイタリア。ミラノのだけでも一日に5000人近くの感染者が出ている状況。さらにイタリア各地で今回の発令に抵抗して各地で暴動が勃発…

 

コロナだけでも大変なのにこのような暴動がイタリア各地で起こってかなり大変な状況です。

今の首相発令もとりあえずは11月24日までとのことで、ナターレ(クリスマス)はみんなで一緒に過ごすためとのことなので、この1ヶ月は我慢しなければならないけど、ここに来て、感染者数の抑制と経済活動をストップさせず、ロックダウンを回避するためのこの発令ははたして、効果が現れるのか、それとも経済的にやられてしまうのか…かなり難しい状況です。

暫くは夜にレストランに食べに行くというのがおあずけ…

 

ということで、いつもの市場へ買い出しに。

ちょっとここは奮発して、ポルチーニを買ってみました〜

9月初めにポルチーニを見かけた時は

「まだ夏でポルチーニの気分じゃ無いし〜」

と思っていたら、その後ポルチーニを見かけなくなりました

「もう今年はポルチーニは味わえないかも〜」

と思っていたら、気温も下がって雨降りの日が多くなってきたこの季節、再び市場でポルチーニが並び始めました。

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市場では半分に切ったものはちょっと値段が安め。半分に切ってあるので虫食いが無いのは確実だけど、せっかくなので香りも楽しみたいので丸ごとのポルチーニを選んでみました。

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丁寧にブラシなどを使って土を削ります。

 

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フレッシュポルチーニならではの食べ方、生のまま薄ーくスライスして、シンプルにパルミッジャーノレッジャーノ(36カ月熟成)とルッコラ、オリーブオイルだけ‼️

 

フレッシュポルチーニの香り口の中いっぱい に広がって幸せな気分に〜

 

続いてもシンプルにポルチーニのタリアテッレ。

材料はポルチーニとプレッツェモロだけ❗️

 

せっかくフレッシュなポルチーニを味わうのに余計な材料はいりませーん❗️

 

ポルチーニははニンニクで香りづけしたオリーブオイルでサッと炒めて、塩胡椒で味を整えてパスタが茹で上がったらパスタと茹で汁で和えて、仕上げにプレッツェモロを加えて出来上がり〜

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ポルチーニがふわふわでジューシーでタリアテッラとの相性もバッチリ‼️

 

シンプルだけど、たっぷりポルチーニを味わいました。

 

写真は撮り忘れましたが、アペリティーボタイムに少しだけ残したポルチーニをフリットしてみました。

 

私はポルチーニのサラダが一番好きだけど、まマコトはどうやらフリットで食べるのが一番好きだそう。

 

後は、リゾットでも食べたいな〜

この秋もう一回ぐらいポルチーニにお目にかかれますよーに…

 

 

イタリア版シチュー❓仔牛のスペッツァティーノ

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0月からジム通いを初めて、なんだか忙しい日々が続いてます。ロックダウン中にこのブログを開設し、日々のお家ご飯をブログで紹介という、大義名分❓もあって食べることに結構重点を置いてきた結果、ダイエットどころか、体重が4、5キロも増えてしまいました…

というか、コロナ禍であまり無駄な外出もせず、けっこう家に引きこもりがちなのが良くなかったのかもしれないのですが…

 

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基本、食べないダイエットは好きではないので、ジムでカロリーを消費して健康的に体重が落とせればと思ってます。

 

ですが、昨日は久々に日中家の中もちょっと肌寒く感じる今日この頃。煮込み料理で家の中にを温めようと思い、

Spezzatino di vitello 仔牛のスペッツァティーノ を作ってみました。

 

スペッツァティーノとは一口大に切った肉のことで、肉屋やスーパーで売ってます。日本で言うところのカレーやシチュー用に切ってある肉です。

 

元々のレシピでは牛肉を使いますが、仔牛肉、豚肉、羊肉、鳥などなんでもOK。

イタリアの北から南まで食べられていて、レシピも色々。

 トマトソースを入れないビアンコのレシピもあります。

また、香草もローレルだけだったり、ローズマリー、イタリアンパセリを使ったりと色々なヴァージョンのスペッツァティーノがあります。

トマトソースもホールトマトでも良いし、カットトマトでも、パッサータ(裏ごし)でもOK。煮込むのにはコンソメブロードでも良いし、お水でも可。具材が隠れるまでひたひたに入れて煮込みます。

 ワインは白でも赤でもOK。

今回はワインは残っていた白ワインと、新たに開けた赤ワインのブレンドで、カットトマトで作ってみました。

 

☆材料☆

スペッツァティーノ(豚肉、牛肉の角切り) 500g

玉ねぎ(今回は赤玉ねぎ)  小1個

セロリ 1本  

人参  1/2本(中サイズ)

ワイン 1カップ

カットトマトソース 200g

じゃがいも 250g (一口大)

ローレル 1枚

野菜ブロード(または水) 500ml

片栗粉 適量

塩、胡椒 適量

オリーブオイル 適量

 

☆作り方☆

  1. 角切り肉に片栗粉をまぶす
  2. 玉ねぎ、人参、セロリをみじん切りに切る
  3. 鍋にオリーブオイルをしいて、みじん切りにしたソッフリット(玉ねぎ、セロリ、人参)を弱火で炒める
  4. ソッフリットがしんなりしてきたら、肉を投入し、表面に焼き色をつける
  5. ワインを加えたら、火を強めてアルコール分が飛ばす。
  6. じゃがいもを加えて、トマトソース、ブロード、ローレルをを加えて、塩、胡椒をして弱火〜中火で約1時間半から2時間(肉の種類による)煮込んで、できあがり。

 

仔牛肉はやっぱり柔らかいので、牛肉や豚肉に比べると煮込み時間は短くても柔らかく仕上がり、味もさっぱり。

 

汁気があれば、イタリアンシチューって感じです。

これからの季節、色々なヴァージョンのスペッツァティーノが食卓に上がること間違いなし!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プーリア土産のフリセッレで簡単ランチ♪

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今週に入って急に気温がグッと下がったミラノ。雨も降ったりで、夏が終わった感じで、街ではすでに薄手のダウンを着ている人もチラホラ。

 

プーリアで買ってきたFriselle フリセッレ。Frisa フリーサとも呼ばれています。ナポリではFrisella フリセッラと単数形で呼ばれてます。プーリア以外ではカラブリア、ナポリでは夏の間の簡単ご飯メニュー。形は一般的には円形、ドーナツ型ですが、長細い形のものもあります。

このフリセッレは、元々はプーリアのなかでもサレント地方が発祥だそう。

固く乾燥させたパンで長期間保存が可能。

カッチカチなのでそのままでは食べられません。

水分を少し加え、柔らかくなった状態で食べます。

もともとは漁師や船乗りが長い航海にでた船上で、塩水をつけて食べたのが始まりのようです。今で言うインスタントのパンという感じ❓

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夏の暑い時期に、火を使わず作れるので食欲のない時や時間のない時などに手軽に食べられる便利な保存食。しかも結構腹持ちもよく、カロリーもそこそこ…

インテグラーレ(全粒粉)で100gあたり(約2個分)で380キロカロリー

 

 

プーリアの海の家でもメニューにあったけど、家でも作れるし〜と思って結局、現地では食べずじまい…

しかし、お土産に買ってきたのでさっそく手抜きランチに作ってみました。

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フリセッレは塩水にさっ漬けます。硬いからといって長い間浸しているとボロボロになっちゃうので要注意。

この日は、2種類のフリセッレを作ってみました。

一つ目はポモドリー二にケッパー(塩漬け)とツナのオレガノ風味のクラッシックと、ちょっと邪道だけど、ワカモレソースのメキシカン風のフリセッレ。

冷蔵庫に残っていたアボカド半分でワカモレソースを作ります。

ワカモレソースは、ニンニク(極々少量)、コリアンダー、ライムの果汁、ハバネロソース(緑のタバスコ )、塩をハンドブレンダーでまぜるだけ。

 

 

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クラッシックのフリセッレに使用したオレガノはミラノで購入したシチリア産。

瓶詰めのものは使いやすいけど、枝のままのは使う間際に手で揉みほぐすととっても香りが良くパリッとしてます。

 

暫くの間、手抜きランチはフリセッラに決まり〜

色々な具材でもたのしめるけど、やっぱりトマトとの相性が一番!!

 

 

 

 

 

プーリア州のワイナリーに行ってきました〜

9月の中旬だというのに、今年のミラノはまだ暑いです。

イタリアの学校も今週から始まり、長ーい夏休みがようやく終わったところです。

今年は私たちも9月上旬までヴァカンツァを楽しみました。

リッチョーネからさらに南下してプーリア州に行ってきました。

なんと今年は、コロナのせいでイタリア人の約93%が夏のヴァカンツァをイタリア国内で過ごしたそうです。なかでもプーリアはかなりの人気のヴァカンツァ地だったようで、

周りで結構プーリアへ行った人が多かったようです。

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プーリアのビーチはきれいなビーチが多く、海の色がビーチごとにちがったり、砂浜のところもあれば、岩場もあったりで、毎日ビーチを変えて海三昧。

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9月は人もだいぶ減って、ビーチは落ち着いた感じだけれども、その分天候がちょっと悪い日もあったりで、そんな曇りの日にワイナリーに行ってきました。

急な問い合わせにもかかわらず、しかも2人だけでしたが予約を受け付けてくれました。

ビーチを早々に切り上げて、海の家でご飯をさくっと食べて、水着のままワイナリーへGOー

 

Castello Monaci カステッロモナチ「僧侶の城」という名のカンティーナ。もともとはシトー派の僧侶ウが住んでいたお城を現在はカンティーナだけでなく、ワインミュージアム、結婚式場や宿泊施設も併設。

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ワイナリー見学はワインミュージアムの説明、カンティーナの説明と試飲がセットのものと、試飲のみのコースがあり、私たちはミュージアムは自分たちで見学して試飲のみガイドをお願いしました。

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試飲は一人6種類ずつできるコースを選んで2人で12種類、カンティーナのほぼ全種類のワインを試飲。

 

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肝心の試飲ですが、まず白から。

ヴェルデカは軽くて飲みやすく、フィアーノと土着品種モスカテッロセルヴァティコのHEOSはフルーティーでさっぱり。

フィアーノはちょっとドライな感じで、私が好きなカンパーニャのフィアーノとはちょっと違う感じ。シャルドネは2種類あって、通常に収穫されたSHIMERAと、2度の時期に分けて収穫したぶどうを最初のものはステンレス、後のものはバリックで熟成させたものをブレンドして瓶内熟成させたCHARA。CHARAはフルーティーでバランスが良い感じ。

サレントはロゼも有名。ネグロアマロ種のロゼ。

赤はネグロアマロとマルヴァジアのサリーチェサレンティーノからネグロアマロ100%、大好きなプリミティーボ。アルコール度数はちょっと高めで13度。

そして赤はこの順番で試飲しているけど徐々にアルコール度数が上昇〜

シラーとマルヴァジアのCORBANTEは12ヶ月のバリック貯蔵でアルコール度数が14.5度!

更にプリミティーボを6ヶ月オークの小樽で寝かし、さらに6ヶ月を大樽で熟成させたARTASはアルコール度数16.5度でボリューミー!!!

最後のAIACEはサリーチェサレンティーノリゼルヴァでネグロアマロ80%、マルヴァジア20%でこちらもアルコール度数が16.5度でフルボディー

 

タラッリを摘みながら試飲をしたけれど、結構良い感じに出来上がりました〜

試飲スペースも最新の設備でワインバーで飲んでいる感じで、リラックス〜

1時間のテイスティングがあっという間に過ぎてしまいました。

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案内してくれた人によると(名前忘れちゃった〜)もちろん、日本にも輸出しているそう。帰りには2ケース分のワインを購入〜

ミラノではやっぱり南イタリアのワインはあまり出回ってないので、味わって飲まないとすぐなくなっちゃう〜!!

 

ちなみに今回試飲したものとは別のFEUDO MONACIというのはスーパーなどの量販店向けに生産されたセカンドライン。CASTELLO MONACIと同じロゴだったので、そうじゃないかな〜と思っていたら当たってました。ナポリではちょくちょく買っていて、コスパの良いワインです♪

 

試飲のあとはゆっくりカンティーナのお城を見たり、結婚式などに使われるスペースも全部見学出来てかなり満足〜

カンティーナ内にあるお城や庭、ウエディングスペースの何処もかしこも手入れが行き届いていてカンティーナと言うよりも、リゾート施設と言った感じです。

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そういえば、プーリア州、シチリア州、サルディーニャ州で2020、2021年7月までに結婚式を挙げるカップルにはプーリア州では最大1500ユーロ(サルデーニャはなんと4000ユーロ!)のウェディングボーナスがあるそうです。申請は基金終了時か2020年の10月まで)

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カンティーナを囲むようにぶどう畑が一面広がってます。

帰り際には門付近に栽培されている、9月下旬に収穫される予定のプリミティーボをちょっとナイショだけどちょっと味見してみました。凄い糖度です!これだけ糖度があればフルボディで高アルコール度のプリミティーボになるのもうなずけます。

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このカンティーナの2020年のワインが出来た際は是非飲んでみたいと思います!!

 

 

 

 Castello Monaci

Contrada Masseria Monaci,73015

Salice Salentino LE