パースニップ(Parsnip)という野菜を知っていますか?見た目は白い人参のような根菜です。日本では馴染みのないパースニップですが、アメリカのスーパーでは比較的簡単に手に入る食材です。そんなパースニップの特徴や食べ方について紹介します。
パースニップ(Parsnip)とは
パースニップ(Parsnip)とは、人参と同じセリ科の植物で、根の部分を食べます。その見た目も人参とそっくりですが、色が白いのが特徴です。ヨーロッパ原産の根菜で、秋から冬にかけて旬を迎えます。
パースニップは、サツマイモやナッツのような甘みがあるのも特徴のひとつです。かつてヨーロッパでは甘味料として使われていたそうです。特に加熱調理後はその甘さが増します。旬のパースニップは特に甘く、クリスマスには欠かせない食材である地域もあるそうです。
パースニップを実際に食べてみた
こちらは、アメリカのスーパーで買ったパースニップ(Parsnip)のパッケージです。アメリカ産。冷気の出る野菜売り場の、人参の横にありました。
見た目は、まさに皮が白い人参です。とても細長いアメリカの人参と比較してみても、この通り白さが際立ちます。人参に似た香りがしますが、パースニップの方が香りが強いように感じます。
断面を見てみると、こちらも人参そっくりですが、切った感触は、人参より少しサツマイモに近い感覚で、実が緻密で少し硬いです。
パースニップは皮ごと食べられる野菜です。皮の周りに、特に香りと甘みが集中していて、そこへビタミンやミネラルも集中しています。皮ごと細く切ったパースニップのグリルを、人参のグリルと食べ比べしてみました。
パースニップは加熱すると、たしかに甘みが増しました。焼いた後も香りは健在です。人参と比較して、甘味も独特の香りも強く、少しホクっとした食感です。ガーリックバター焼きも作ってみましたが、ガーリックに負けない香りがありました。個人的には、人参などセリ科のあの香りが苦手なので、皮はむいて調理した方が美味しく食べられそうです(栄養も減ってしまいますが)。またスープなどにも使えます。
皮をむいたパースニップを、芽キャベツなど他の野菜と共にグリルにしました。味付けはバルサミコ酢、はちみつ、塩コショウだけ。皮をむいたパースニップは、独特の香りも(個人的には)丁度良くなり、他の野菜と比べて味や食感の違いがあるので、美味しく楽しく食べることが出来ました。ポットラックパーティーにも持っていけるメニューになりました。
まとめ
パースニップ(Parsnip)とは、白い人参のような見た目の根菜です。その甘みと香りが特徴的で、加熱すると甘みが増し、人参に比べてホクっとした食感が楽しめる野菜です。ぜひ機会のある人は、旬の秋から冬にかけて試してみて下さい。
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