スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【ミスユニバース・フィリピン代表を通して感じたこと】 ~LGBTQ、多様性、自分に誠実であること、そして知ることの大切さ、、   (#フィリピンセブ #LGBTQとは何か #フィリピン人はミスコンが大好き #審査員の責任の重圧 #ミスユニバース2021イスラエル #フィリピンのカトリックとLGBTQ)

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こないだ決まったミスユニバースのフィリピン代表。ようするにミスフィリピン2021。NGOの現地事務所があるセブ出身なので、なんか親近感がわいてたりする。

おめでとう。

ちなみにミスユニバースは、12月にイスラエルで行われる。がんばってね😊

彼女は同性愛者を公言してる。彼女(恋人)もいる。ただ、そのことにより、いくらかのネガティブな反応もあった。彼女がミス・セブを受賞した際にSNSに書いている。I’ve been criticized a lot for winning the Binibining Cebu crown for being gay.(私はゲイであることでミス・セブを獲得したことで多くの批判を受けています)と。

彼女の正直な言動や行動を称える多くの声と共に、LGBTが比較的オープンな国であるフィリピンであっても、というか、そこら中に当たり前にゲイやレズビアンがいるこの国でも、例えばカトリックの宗教観もあり、やはり公の代表として選ばれることに、少なからず批判や中傷もあったようだ。
しかし、彼女は、自分のアイデンティティに誇りを持ち、偏見や狭い常識、世間の声、いろんなことに悩んだり戦ったりしながら、世界の舞台へと挑戦し続けている。

同じ文章の中で彼女はこう言っている。
I decided to always be true to myself.

「私は、いつも自分自身に誠実でいることにしました。」

ところで、フィリピン人はミスコンが大好き。小学校でもやってる。自分も以前、関係の深い小学校でなぜかミスコンに招待されて、審査員をしたことがある😅めっちゃ責任重大な気がして(実際そうなのだが)、けっこうな重圧だった(?)。例えば日本でもこないだのキングオブコントみたいに審査員が話題になったりするが、ただ見てるだけとは違う意味で楽しいけど、あれはやっぱり大変な役割だなーと思う。

でもって日本ではミスユニバースってそれほど話題にならない(ような気がする)。だけど、フィリピンでは大盛り上がりだ。というかまだフィリピン代表が決まったという段階で、大きな関心を集めている。また、今回、自分が深く関わっているセブの代表がミスフィリピンになったということで、多くの友人がfacebookでシェアをし、称賛している。

で。

彼女が同性愛者だとか、あと、海兵隊員だとかが、やはり大きな話題になってたりする。

まあ、自分的には、そういうのは、ただの個性や職業の選択の問題で、べつに特別なこととは思わないし、そういう個人的なパーソナリティで彼女を持ち上げる気もない。ただ、今流行り(?)の多様性って意味では、彼女の存在は大きな意義もあるし、あと、世間的にはカッコイイ女性みたく思われるのかな?よくわかんないけど。

でもなんて言うのかな、、そんな大げさなことじゃなくても、彼女のことを知って、、、例えば、彼女はSNSの発信で自分のことを「
LGBTQ」と表現してる。「LGBT」という言葉はもう日本でも一般的になってるんだけど、じゃあこの「Q」とは何かというと、「Questioning」クエスチョニングのQ。ようするに、自分の性的指向が ”?”(はてな)のクエスチョン、「まだはっきりとしていない」ということ。

それから、紹介した文章でも「gay(ゲイ)」という言葉を使ってるんだけど、日本ではgayというと、男同士という意味合いにとられがちじゃん?だから初めは「ん?男性がミスユニバースに選ばれたのかな?」って思った(あ。そういえば実際、数年前に、ミスユニバースのスペイン代表が男性、いわゆるトランスジェンダーで性転換手術も受けている方が出場したことあったよね)んだけど、そういうことではない。「ゲイ」って、海外では、広く同性愛者を指すことが多いということだ。

と、ミスユニバースについてなんやかやと書いてきたけど、実は、しょうじきそれほど興味はなかったりする😅

でも、こんなふうに、いくらかのこと、それはきっと大切なことを、あらためて認識したり、理解を深めるきっかけになるというだけでも、彼女の存在や行動には大きな意義があるんじゃないかな、って思ったりした。

こないだのオリンピックもそうだったけど、ちょい話題にのっかて、人や国の背景やストーリーに触れてみるだけで、いろんなことが学べたり、感じることができたりする。そしてものの見方や視野が広がっていく。

そういう意味では、ただなんとなくTVやネットを見てることにも、それが何か大切なことや、意義のある未来につながったりするかもなー、なんて思う。

どんなことでも、知ることや興味を持つことって、きっと大切なことだよね😊✨


🍀🍀 🍀🍀 🍀🍀

※LGBTQとは、Lesbian(レズビアン・女性同性愛者)、Gay(ゲイ・主に男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル・両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、Questioning(クエスチョニング・自分自身のセクシュアリティを決められない、分からない、または決めない人
)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがある。また「Q」は「Queer(クイア)」の意味も持ち、クイアとはもともと「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」などを表す言葉で、同性愛者への侮蔑語だったが、現代では、規範的な性のあり方以外を包括する言葉としても使われている。


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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

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