スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【子どもが外の井戸で手洗いで洗濯をさせられる。そんなスラムの日常は是か非か。】 ~今流行りのSDGs的に言ったら正しいのはどっちなんだろ?、、   (#便利になるのは良いことだけど素朴な文化も残ったらいいのにな #ワークシェアリング #フィリピンは手洗い好き #フィリピン人はダウニー好き #フィリピン人は良い香り #貧困により子どもの未来の夢の選択肢が減る #フィリピンでは今ランドリーショップが流行り #ワクチン接種にも貧富による格差が?)

f:id:yumekake-john-ngohope:20211204124906j:plainNGOの現地事務所のあるフィリピンから、facebookに同日にこんな投稿があった。

在留邦人の方が、新型コロナウィルスのワクチンの3回目を打ったという。ファイザーだ。

一方、山岳スラムの貧困層のお母さんは、やっと1回目。シノバック。中国製。

自治体(バランガイ)によって接種スピードの差はあるにしても、高齢者が優先だっていっても、中国製がどうこうって言うつもりはなくても、なんか、「なんだかなー」って思ってしまう。

日本人が他の国のやり方にあーだこーだ言うなって?

でも、何か理由があるにしても、結局貧困層はこんな扱いか?なーんて思ってしまうことが、多々あるのは事実だ。

。。。

と、いう話は前置きとして(回収予定はないけど😅)、、、

写真はそんなスラムの日常風景。

外で大きなタライで洗濯(もちろん手洗い)してる彼女は小学校1年生。

「自分の服は自分で洗いなさい」とママに言われた。

まあ、それがここでは当たり前。

次から次へと子どもが産まれる貧困層家庭では、ママはもう彼女の世話はあまりできない。

というか、小学1年生の彼女が下の弟の面倒を見てたりする。

もちろん家の掃除もちょっとした買い物もする。食器も洗う。

家のお手伝い、というよりも、ふつうに家事分担だ。

そんな感じなので、高学年になる頃には、素晴らしい手つきで、手洗いができる。

自分が現地で、おぼつかない手つきで洗濯してたら、それを見かねたのか、「やってあげるよ!」って、変わってくれた小学5年生の女の子は、もうすっかり手洗いのプロだった😅

例えばスラムの子どもの中には、学校に行けないで、トライシカット(チャリンコタクシー)の運転手をして働く子もいる。

それくらいになると、それはもう「家の手伝い」ではなく、「児童労働」なんじゃないか、っていう話にもあるが、

こんなふうに洗濯とか掃除とか、幼少から、いろいろと家事に携わるのは、良いことなんじゃないか、と思う。

もちろん大人になってもそれは続く。

仕事がお休みの週末、「何するの?」って聞くと、「洗濯よ!」って答えがよく返ってくる。

暑いから汗かくのでよく着替える。一週間分の洗濯の量はそうとうなものになる。手洗いは時間がかかる。

こうやって貴重な休日の午後が終わってしまう。

。。。

少し話を変えるけど(いちおう戻ってくる予定😁)、

以前、とあるフィリピン情報系Youtubeチャンネルのゲストでライブに出させてもらった。

その時の他のゲストで、フィリピン人の若い奥さんとの現地生活ネタでYoutuberをしてる方がいた。

ライブの中で、フィリピンの貧困問題の話題になり、その生活の話で、家族が多いから手洗いの洗濯もたいへん、みたいなことを言ってて、若い女の子の休日が洗濯で潰れちゃう人生って、、みたいな、、、

で、自分が、

「でも、彼女らはべつに洗濯が嫌いじゃないし、疑問も持ってない。というか、自分は、スラムの井戸で近所のおばちゃんたちが和気あいあいと洗濯してる光景とか好きですけどね。そりゃあ洗濯機でちゃちゃっとやったら楽だし時間もかからないけど、こうやって”地道に生活する”ってことに真摯に向き合う文化が残ってるのは素敵なことだと思う。まあ、しょうじき、自分も手洗い洗濯は嫌いだし、お金があるなら洗濯機使った方がいいんじゃないか、とは思うけど、、ただ、便利になることが決して良いことばかりだとは思わない。」

みたいなことを言った。

あ。会話の中でしゃべったことをまとめるとこんな感じってだけで、文字にするとなんか堅苦しいけど、実際はだいぶゆるい雑談みたく😅

で、そしたら、

そのYoutuberの彼が、

「もし便利な生活ができるなら、どんどん合理的に文化を発展させて、良い暮らしをしていった方がいいと思う。私は、自分の妻に、手洗いの洗濯をさせるような生活をしたくない。」

と、言った。

ふむ、、、

まあ、それもそうかもだけど。

というか、こういうのって、今流行りのSDGs的に言ったら、何が正しいんだろう?


事実、日本ではみんな洗濯機使ってるし(もちろん自分も)、それで、洗濯機回してる間に他のことできるし、洗濯で一日潰れちゃうこともないし、、、

そのとおりなんだけどね、、、

まあなんにしろ、

その選択肢は、お金があるから可能なわけで、貧困層には手洗いしか手段がないんで、要はその状態をなんとかしなきゃってことなのかな。

それは例えば教育もそう。

学校に行きたくない子どもを無理に学校に行けせる必要はないかもしれないけど、それは考え方の違いだけど、でも、お金がないから学校に「行きたくても行けない」という状態の子どもはかわいそう。せめて選択肢を与えたい。

それは生きてく上ですべてに当てはまっていく。

残念ながら貧困層の子どもの、夢への選択肢は狭くなってしまう。

。。。

ところで洗濯なんだけど、

結局フィリピン人は手洗いが好きなのかわからないけど、

ちょいお金がある家でも、洗濯機は使わずに、「洗濯婦(laundry womanという職業がある)」を雇って、手洗いをしてもらってる。

便利そうできっとつい買っちゃった洗濯機が家にあっても、そうやって人を雇って手洗いしてもらってたりする。

自分的にはいまいち意味不明なんだけど、まあべつにいい😅

機械じゃなくて、人と人が触れ合って、仕事やお金を少しずつシェアする社会は、ある意味、本来は人類が目指すべきだった社会構造のひとつだと思う。

ワークシェアリングっていうのかな。もちろんメリットもデメリットもあるけどさ。

あ。ちなみに、ここ数年、フィリピンではランドリーショップが流行ってて、そこら中にある。

安いし、自分も現地ではよく利用してる。フィリピン人はダウニー好きなので、良い香りがして仕上がってくるのも好き😁

「キロ幾ら」でやってるお店が多いんだけど、現地でお世話になってる家からはちょい遠いんだけど、20キロまでは幾ら、っていうお店があって、大量に持ち込めば割安になるので、洗濯物をためて、そこに持って行ってる。

炎天下の中をお店まで30分、大量の洗濯物を抱えて歩く日本人、、、

きっとおかしな光景なんだろな😅

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

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