A君が死んだ。会社で4年後輩だったA君が。
入社したての彼は、森生を侮り、反抗的だった。
未熟だった森生は、上司としていちいち厳しく対応した。
しかし会社は急拡大を続け、人事異動で別々の道に進んだ。
だから反目し合ったのは30代始めまでだった。
その後40年間、疎遠だったが、70歳になってから再会。
お互い成長したのか、親密な付き合いが始まった。
近年、A君は肺に、森生は心臓に問題があった。
彼は「安否確認」と称し、森生に長い電話をくれるようになった。
付き合いが広く、古い同僚たちの動静に詳しかった。
今月になり、A君からの電話がないことに気付いた。
やがて夫人から年賀欠礼葉書が届き、彼の急逝を知った。
逝く日は近い、と互いに自虐しあってたが、衝撃だった
夫人に弔問か墓参を打診したが、A君の遺志として固辞された。
事情は理解するが、気持ちの持って行き場が無い。
そこで今日は、終日外出を控えた。
そして彼のことを偲び、親族ではないが、喪に服しました。
合掌。
211208
先輩後輩は10ほどいるが7人は70歳頃に
旅立った。 あれほど元気だったのに・・
人生って分からないものだ。60代で認知症だったり
肺がんや前立腺がんなどが死因だったり 退職後
大酒を飲み過ぎて逝った先輩 人生いろいろです。
私は腰痛と冷え性に苦しんでいるが何とか
ほぼ元気に暮している。男性の平均寿命を過ぎた
‥と云うのに・・
60代で同期生はごっそり逝きました
生き残ったわれわれは 無理したヤツが先に逝った と悪ぶってました
ところが80を越える時 また何人かが急に逝きました
森生は他人からは 元気ですね と言われております
しかし実態は草臥れ果てております
何よりも 好奇心を怠け心が上回り 天候や疫病を理由に 出歩かなくなり 体力が急低下しました
果たしてあと何年生きられるのか それが問題になりました
成り行きに任せるしかありません