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春の撮影とシジュウカラ

満開だった桜も散って、すっかり新緑の季節になりました。

 

桜が咲き始めてから散るまでのこの季節は、夢のなかにいるようかんじでした。

なぜなら3月25日に上の子どもたちが春休みに入ると同時に、私の撮影も繁忙期に突入したからです。

 

桜の下で、

8年ぶりにご依頼くださったご家族、

七五三のたびに来てくれて今回で4度目になるご家族、

赤ちゃんが産まれたばかりのときから撮影に来てくれて、今回は園服姿で撮影のご家族、

赤ちゃんが産まれてから何度も撮影させていただいて、今回はランドセル姿のご家族、 懐かしい顔、小さいときの面影やくせをそのままに大きくなったお子さんたち、

…たくさんのご家族に会っては撮って、夢のようでした。

 

なぜか桜の時期に撮影したご家族のことって、不思議といつまでも覚えていたりします。

休業などいろいろありましたが、「ガヤさんに撮ってもらおう」と思っていただけることに心から感謝です。ありがとうございます。

撮影の繁忙期は、春休みにつき母親としても繁忙期。

「ごはんと缶詰でお昼ご飯食べておいて」と言う日も何日もありましたが、2回母子キャンプに行き、3回プールに行き、上野の博物館とか、長期休みにしかできないこともいっぱいしました。

 

上野の国立科学博物館に、恐竜が大好きな娘と、昆虫と動物が大好きな次男を連れて行ってびっくり。

上野駅が様変わりしています。道路はどこへ?

子どもがそのとき興味を持っていることに追加で情報や機会を与えたときの、子どもの反応を見るときがいちばん楽しいです。だからこれは子どものためと言うより私のためかも?

 

子どもの「〇〇が見たい」「〇〇に行きたい」がきっかけでついあちこちに行ってしまいます。春休みは次男が「本物のヒョウを観たい」と言っていたのを拾って、テント泊にてサファリパークにも行きました(ヒョウはいなかったんですけどね…)

動物昆虫好きな次男は野鳥も好き。以前、「シジュウカラを飼いたい」と次男が言うのだけど、野鳥は飼えないので庭木に巣箱を置いてみました。

本心では「そんな都合よく鳥が巣をかけてくれることなんてないでしょう」と思っていたのですが、なんとその巣箱をシジュウカラの夫婦が、子育て場所に選んでくれました。

3月の末から、「ツピーツピー」という鳴き声とともに、オスが上で見守り、メスが草や枝をくわえてせっせと運び込みます。

嬉しいな、かわいいな(*^^*)


でもひとつ懸念事項が。

なにしろうちには猫が2匹います。

基本的には家のなかにいますが、無施錠のガラス扉や網戸を開けて出入りしてしまいます。

これまでにもスズメはもちろんのこと、ヒヨドリやハトまで、どれだけの鳥をバラバラにしてきたことか…

猫に襲われないようにするにはどうしたらいいんだろう、木じゃないところに巣箱を移動しても良いんだろうか…なんて考えていました。

すると昨日の夕方、洗濯物を取り込もうと庭に出ると、巣箱の穴に猫が顔を入れて中を覗いているではありませんか!!

 

あわてて猫を家に入れ、「どうして覗いていたんだろう」と巣箱に耳を付けて中の音を聞いてみましたが、カサリとも音はしません。

 

どうにも気になって後ろ側についている扉を開いて中を覗いてみましたら、、シジュウカラがいます。

でも動きません。

 

次男を呼んできて一緒に覗いてみても、やっぱりさっきのまま。

ところどころに赤い点々があるのを見て、「あぁこれは猫にやられてしまったんだわ。傷を負って逃げ込んで死んでしまったんだわ」と思いました。

 

次男に中でシジュウカラが死んでいることを告げると、次男は「じゃあもう生き返らないし、箱を開けてじっくり観察したい」とのこと。なので木から巣箱を取り外して新聞紙の上に置き、次男にビニール手袋と割り箸を渡して私は家の中に入りました。

 

すると次男が「ママ!シジュウカラ死んでない!それに中に!」と叫びます。

なんと中では、

シジュウカラがたくさんの卵を、微動だにせず温めているのでした。

 

慌ててもとの場所に巣箱を戻しました。

すると今日も、オスがせっせとメスの元へ餌を運んできます。

 

わあ~、ここからシジュウカラが増えて飛び立っていくのかな

嬉しいな

 

でも本当に懸念材料なのが、この子たち。

そのままにしておいても心配だけど、猫が届かない軒下などに巣箱を移動してもシジュウカラはちゃんとわかるのかしら…う~ん、困ったな。

 

 

小中学校の春休みが終わると同時に保育園が4度目のコロナ休園になり、ようやく昨日から再開したので、約1か月ぶりに私はゆっくりと眠り、落ち着いた時間を過ごしました。

 

子どもと過ごすのも好きだけど、一人で過ごす時間の効率的なこと!
この1ヶ月間の何倍、何十倍のスピードで物事が片付く心地良さはまさに爽快です。

 

いつまた休園、休校になるかわかりませんが、取り組めるうちに精一杯取り組みたいと思います。