コロナを予言!? もはやホラー 映画「コンテイジョン」
すっかりご無沙汰になってしまった雲呑堂です。
この前アマプラで「コンテイジョン」という映画を観たのですが、これが衝撃的でして・・・
というわけで今回は映画「コンテイジョン」について5つのトピックで説明していこうと思います。
*注意 ネタバレ全開です!!
出展:https://www.warnerbros.com/movies/contagion#about
①コロナ禍以降注目を集める
この映画のことは結構前から、耳にしていました。コロナのパンデミックが発生してから、急速に注目を集めていたからです。その理由は作中での描写がコロナのパンデミック描写に近似していたのです。ちなみにこの映画は2011年に公開されました。
まさに時代を先どった作品と言えるでしょう。
②豪華キャスト
「オーシャンズシリーズ」や「チェ」等で有名なソダーバーグ監督を筆頭に、めっちゃ豪華キャストです。キャストを私の好きな作品と共にご紹介します。
*()内は個人的代表作
マッド・デイモン:群像劇的な今作における主人公ポジ。たまたま抗体を持っていた一般人。
(ジェイソン・ボーン シリーズ)
ローレンス・フィッシュバーン:ご存じモーフィアス。情に厚い良い人。
(マトリックス)
ジュード・ロウ:ガセネタインフルエンサー。実際にこんなことしてるんだろうなーと思わせるキャラクターでした。(ガタカ)
マリオン・コンティヤール:大好きな女優さん。現地民と協力しながら捜査を展開するはずがまさかの展開に・・・。他の人とは少し違うストーリー展開でしたね。
(インセプション)
グイネス・パルトロー:本編最初の被害者。言わずもがなの大女優ですが、開始序盤で死んだのは衝撃でした。パーティで彼女がはしゃぐ姿はホラーでしかありません。
(アイアンマン)
③予言じみたリアルな描写
この映画では感染拡大による都市封鎖や食料の買い占め等の描写があります。もし私が公開当時(2011年)にこのシーンを観ていたら、映画らしい大げさな表現だなーと感じたと思います。コロナ禍になって、この描写がどれほど現実的かよく分かります。
④やばすぎるウイルス
コンテイジョンに登場するウイルスは、致死率は30%(コロナの5~6倍)で、空気感染する危険なウイルスです。
一度感染すると、喘息、高熱等であっという間に死にいたります。(描写的にはSARSっぽい感じです。)
⑤ホラー要素
コンテイジョンはスリラー映画という扱いを受けています。しかし、ホラー映画並みに恐怖を煽る演出が秀逸です。
例えば空気感染で死者が出る描写がさんざん描かれた後の、初期感染者がコップに触ったり、他人とセルフィーを獲ったりするシーンは恐怖でしかありません。情報が一つあるだけで、何気ない日常に緊張感が生み出されるのは、監督の手腕だと思います。
さてざっと説明しましたが、やはり実際に見ていただくのが一番でしょう。現在アマプラで視聴可能なので、是非ご覧ください!
もっとこの映画が知りたいという方はMIHOシネマさんをご覧ください。
これは余談ですが、この映画を観て「アール・ノート(基本再生産数)」というものを初めて知りました。
アール・ノートはある感染者が免疫のない非感染者集団と接触したとき、直接感染させる人数を表しています。つまり、アール・ノートが1以上なら感染がどんどん進行するわけです。
ちなみに天然痘は5~7、はしかは12~18、スペイン風邪は2~3だそうです。
考え方がシンプルなので、使われやすい概念ですが、いくつか注意すべき点があります。まず、特定のウイルスのアール・ノートは世界共通ではありません。国や時代によって異なるものです。感染経路についても本来は複数考えれるところを1つの経路として計算しています。
コロナのアール・ノートもいつか1を切る日が来るんでしょうか。
以上、雲呑堂でした。