ファッションで「ベーシックカラー」というと、白・黒・グレー・紺・ベージュ・茶などがあげられます。
これらは、何色とでも合わせやすい、洋服の基本色 と言われます。
また、だれにでも似合う色 と説明されることもあります。
でも、実はベーシックカラーにもパーソナルカラータイプによって似合う、似合わないがあります。
というのも、白・黒・グレー・紺・ベージュ・茶にも数多くの色調の違いがあり、
着る人の目・髪・肌の色や質感と調和するかどうかによって、似合う、似合わないがはっきりすることが多いのです。
白・黒は誰にでも似合うとは限らない
一般的に、白・黒は誰にでも似合う…と思われがちですが、例えば白の場合
真っ白(純白)
オフホワイト
生成り(黄みを帯びた白)
アイボリー(黄みを帯び透明感がある白)
など多くのバリエーションがあります。
その方の肌・眼・髪の色や質感によってマットな白が似合う方、艶のある白が似合う方がいます。
この画像のようなオフホワイトは比較的どのタイプの方にも似合いやすいですが
ウェディングドレスの試着では真っ白があまり似合わない方もいるのです。
また、黒も、実は本当に似合う方は少ないのです。
黒がよく似合い、魅力が発揮できるのは、ウィンタータイプと言われる方。
それ以外のタイプの方は、黒の分量や質感を間違うと、重く暗いイメージになってしまうことがあります。
就活で黒のスーツを着る学生さんも多いですが、イメージコンサルティング的には残念な気がします。
慎重に選びたいベージュ
ベージュも実はとても選ぶのが難しい色です。
黄色味の強いベージュ、白に近いベージュなど様々なベージュがあります。
無難だから・・・とベージュを選ぶ人もいますが、色調が合わないと顔色が悪く見えたり、老けて見えたりします。
ベージュはイエローベースのものが多いので、サマー、ウィンタータイプの方は特に慎重さが必要。
オータムやスプリングの方はベージュは得意色ですが、スプリングの方はくすみのない、つややかなベージュを選ぶようにしましょう。
一般的な4タイプパーソナルカラー診断でも各シーズン別のベーシックカラーが提案されますが、他の色とのコーディネート方法は人によって変わってきます。
トップスに持ってきたほうが良い場合、ボトムスに持ってきたほうが良い場合
鮮やかな色と組み合わせるか、穏やかなまとまり感のある配色にしたほうが良いかはその方の色の特徴や個性によっても異なります。
魅せ方ファッションプロデュース3時間コースでは、その方のタイプ別ベーシックカラーを一色ずつチェック。使い方や配色のコツが学べます。