旅するアート 壱(デビューの軌跡…否、奇跡だな)
Buon Giorno
前回の広瀬アリスさんの着物の内容が思った以上に反響があったのでポツポツそういった記事も書いていこうと思います。某横綱さんの浴衣、先日はアイドルの方が成人式で着てくださったり本当にありがたいことです。
内容
通知表2から始動
皆さんが興味あるであろうそんな内容を差し置いて、今回は前回の最後に宣言した通り僕に関する内容です。
そう、アーティストデビューです。
昨日遂にオーダーメイドの壁紙サイトKABEGA(カベガ)さんにてアーティストとして表舞台に立ちました。いやほんと奇跡。僕以外は皆さんアーティストとして華々しい経歴の持ち主ばかり。高校くらいまでは確実に学校の美術関連の成績はトップだったであろうことは想像に難くないです。では、僕は…
https://kabega.jp/artist/detail/18
そもそも芸術的センスは全くなく、そういったものとは正反対な人生を歩んできた僕。
図工は苦手でした。特に絵を描くこと。いつも通知表2でした。兄弟の中に一人だけ非常にそういったことが得意な兄がいてその兄がすべての芸術的才能を持っていってしまったんだろう、と本気で思っていたほどです。
ほんと、昔の僕を知っている方々からは何故デザインの会社?って首をひねられます。僕自身もわかりません(笑)
塾講師の自習
そんな絵が全くダメだった僕に転機訪れたのは、成人してから。塾で講師をしていた時です。生徒達が数学の問題を解いている時に目に入ったテキストのイラスト・・・ふと思い付いたのが、絵も数学と同じじゃないのか、見えているものを同じ比率で配置すればとりあえず似たような絵になるんじゃないか。
ほんとこれだけなんです。思い立ったが吉日、と隙間時間に描いてみるとそれらしい似顔絵になりました。生徒達から「先生絵が上手いね」って。絵を描くことが得意な方に比べたらお話にならないれべるですが、一般的に下手では無いですね、っていうレベルのものが書けるようになりました。
ほんと単純なことに思えるこれが実に大切なことであり、ある種の芸術的才能の差にも繋がることをこれから5年ほどしてからしることになる。
芸術家の目力
それはドイツでの展示会にうちのデザイナーさん達と出展したときのこと。街中や電車から見える風景、建物、また展示会の会場の人など、彼らはそれぞれの特徴を一瞬にしてとらえ、記憶していたのだ。例えば、「さっきの赤いレンガの建物...」と僕が大雑把にしかとらえていな建物の特徴を彼らは、どこに窓がいくつか配置されていて、とかなり細部までとらえているのだ。なので一度見たものであれば、その直後であればかなり正確に描くことができるのだとわかった。
とかくスポーツでは眼の重要性が語られるし、僕も裸眼で2.0、150kmくらいはとらえられる動体視力には自信があるのだけれど、芸術家には芸術家の眼があるのだということを学んだ。彼らにとってそれは意識したことがあるものでなく、自然とやっていることだというあたりも才能なんだなと感じた。それ以降僕もそういった捉え方の練習はsじてみたが、どうも僕の限界値は低いようだ(笑)
スポーツもそうだけれど、芸術分野でも底辺からの出発。全てを理論でどうにか底上げしてきた僕がなぜアーティストとしてデビューできたのか。次回に続く。
to be continued.