毒親やカバートアグレッションに感情を揺さぶられてしまう方へ

カバートアグレッション

こんにちは。おやつです。

 

毒親育ちやカバートアグレッションのターゲットになった被害者の方などの中には、

当然、今までされて来た事が許せない、

償って欲しいとお思いの方もいらっしゃると思います。

我々は人間ですので、当然感情があり、傷付くような事をされたり、

取り戻せない辛い過去などに対して、やり場の無い怒りや悲しみと言った感情が出て来て、

当たり前の事だと思います。

 

毒親は毒親、カバートアグレッションはカバートアグレッション、自分は自分

対象者の本性を知らない人に話しても正しい認識はされ辛い

毒親被害の方が誰かにその話をした時に、

『そうは言っても親なんだから仕方無いんじゃない』

『たった一人の育ててくれた親なんだから』

こう言った反応があり、とても辛い思いをしたと言うコトを聞く事があります。

ココで気付くのが、まず立場と目線の違いです。

お話をしたのは実際毒親の被害に遭った当事者の方です。

お話を聞いたのは毒親育ちで無く、また毒親に関しての知識も無い方です。

毒親育ちの人が、実際にされて来た酷い事だけを話したとします。

聞いた人は『親』がした事だと言う認識で話を聞いています。

ですが、その人が頭に浮かべている『親』は毒親の知識がありませんので、

毒親では無く、一般的な親を想像して聞いています。

まずそこで『親』と言う存在自体に補正が掛かってしまいます。

親とは言え意見がぶつかる事もあるだろうし、虫の居所が悪くて怒られる事もあるだろう、

でも子供の心配をしない親なんていないと思うから、言い方ややり方が酷かったにしても、

あなたの為と思っての事なんじゃ無いの?

そんな感じです。

対象がカバートアグレッションでも同じ事が言えます。

対象者が周りの人に与えている印象が、話を聞く相手に浸透していればいるほど、

先ほどと同じように補正が掛かってしまいます。

要は、事実関係が話を聞く相手が認識している印象や概念によって、

大きくネジ曲がってしまうと言う現象が起きてしまうワケです。

ニュースなどで犯人の近所に住んでいる人達や、同じ職場の人にインタビューをした時に

『あいさつもするしそんな人には見えなかった』

『勤務態度はマジメな感じだったので』

ある意味コレと同じような事なのです。

 

  

認識が無い人、印象操作されている人の受け取り方

毒親育ちやカバートアグレッションのターゲットにさせられてる方が、

誰かに話を聞いて貰いたいと思う気持ち自体は、

至って普通で当たり前な感情だと思います。

理解者がいなく、一人で問題を抱え込むのは非常に辛い問題ですから。

ですので話すつもりが無くとも、何かの拍子にこの様な内容の話をしてしまったと言う方も、

中にはおられるのでは無いかと思います。

毒親であれば、親と言う世間的な立場と一般的な思い込み

カバートアグレッションであれば、

対象者が作り上げて来た印象や関わる人達への情報操作などもあり、

ありとあらゆる要素が正しく伝わらない、

または聞く手側の認識によって、受け止め方がどうしても変化してしまいます。

だからと言って聞く手側の人を責めているワケでは決してありません。

極々普通に社会生活を送っている過半数以上の方は、

毒親育ちでも無く、カバートアグレッションのターゲットにも、

なった事が無い人がほとんどですから、仕方の無い事です。

 

  

対毒親・対カバートアグレッションの知識武装

そこでおススメしたいのが、外に出す感情に対してどうするかと言うアプローチでは無く、

問題や課題の分離や、毒親たる所以、カバートアグレッションの目的や弱み、

などなど書ききれないほど様々な事があるのですが、

感情に負かされないぐらいの勢いで、

知識武装する事です。

現在はYoutubeやオーディオブック的なものでも、

毒親やカバートアグレッション、または人格障害や発達障害に至るまで、

様々な悩みに対してのテーマを冠したモノがたくさんありますが、

私が特におススメしたいのは本です。

知識の吸収と言う面に関しては本が一番効率も良いと感じます。

それも電子書籍では無く、出来れば紙の本がベストだと経験的に感じています。

知識武装の重要性は、ただ感情に負けない様にすると言うコトでは無く、

問題が起きた時に自分の言動や行動を判断する指標になったり、

その問題の芽を摘むには、もしそうなってしまった時にどう回避するか、

現実と自分の望みのギャップを埋めるためには、どの様に考え行動する事が、

自分の考えや性格的にも方向性が合っているのか、

などなど、とにかく本当にココなんかには書ききれないほどの、

たくさんの事を提起したり教えたりしてくれます。

中には読み進めている途中で、

『コレは自分とは認識が違う』『その考え方は受け入れられない』

など、自分にはシックリ来ないなと感じる表現や本も中には当然出て来ると思います。

ただ、毒親にせよカバートアグレッションにせよ、

被害者目線のみならず、多角的にどのような認識があって考えや対処の仕方など、

いろいろな立場や角度から俯瞰で見つめる事が出来ますので、

今一番の問題はコレだと思っていたケド、実はコレの前にソレがあるからなのか!!

など、立体的に物事が見えて来るはずです。

 

  

まずは気付く事から

私は毒親育ちの被害者でも、

現在カバートアグレッションにターゲットにされている立場でもありませんが、

日常生活を送る上で、非常に為になっていると感じています。

本を読まなかったら知らなかった、わからなかった事だらけでした。

特に人との接し方に関しては、自己顕示欲や承認欲求の危険性や弊害を、

現実と照らし合わせて学ぶことが出来、取り入れられるモノは取り入れる事が出来ました。

そしてコレは、ただ読んでしまうと冷たいと思う方もいるかも知れませんが。

自分と他人との境界と、諦める事の重要性に関しては、

非常に目から鱗が落ちる感覚がしました。

自分から発生した問題であれば、

自分で悩み考え行動する事を自分で意識して解決を目指せますが、

他人から発生した問題であれば、その当人が意識を持たない限り、

解決を目指す事自体が、まず難しいと言う事です。

ですので例えば、毒親なりカバートアグレッションに悩まされていると言うコトであれば、

その本人が原因に気付き問題意識や改善欲求を持たない限り、

根本は解決しないと言うコトです。

コレは例え家族と言えども、他人がどうこう出来る事ではありません。

自分がいくら悩んでも解決出来ない事で悩まされるほど、辛い事も無いと思います。

そこで諦めて別の道を探すと言う事です。

そして自分の為に自分を大切にし自分に何が出来るのか、

知識を持った上で冷静になり、改めてゆっくりじっくり考えて見るのです。

良くも悪くも周りの人達はなんとでも言ってきます。

ですが、知識を蓄え自分で考え納得し行動出来るようになれば、

周りの意見に振り回される確率もグっと減って来ます。

そして結果に付いても自分で考え判断した結果、こうなったと言うコトであれば、

人によって差はあるにせよ、受け入れる事が出来るようになって行きます。

 

  

今回も最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。

毒親やカバートアグレッションなどに悩まされている方の

一日も早い解放を応援しています。

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