学内を歩いていたら、〇〇君(私)と、後ろから呼ばれた。先生が、君、今さ、時間あるかな?と、聞いてきはったから、お茶じゃなかったら、ありますけど?と、言った。


君さ、最近、どうも冷たいな。何かあったのか?顔も無表情だし。と、言われたから、猛烈に忙しいだけだと言った。


君、習い事と部活が多すぎないか?社交ダンスに、アラビア語に、ウィーン菓子。部活は3つもさ、かけもちをしてるじゃないか。疲れないか?と言われた。確かに色々とあるけど、部活はずっと忙しくないと言っておいた。


君、後で研究室に寄りなさい。話があるから。と、言って、去りはった。


華道部を終えて、もう一つの部活に顔を出して、研究室に戻った。お話ってなんですか?と聞いたら…


君さ、俺に最近冷たいんだ。氷のように冷たいんだ。以前と違うんだけど、何かあったのか?顔が無表情すぎるんだ。と、言われたけど、心当たりはなかった。そんなつもりはさらさらなかったし、いつもと同じだと言った。


ただ、先生のカンは、大当たりだった。

びっくりした。


翌日、バタッと研究室でちゃっかり倒れた。具合が悪くなってしまった。


君ぃー。大丈夫か!!と、飛んできはったけど。

自分の気が付かない間に、しんどかったのか、無表情だったみたい。


それ以来…

顔が無表情になってくると、部活禁止令が出た。


部活は休みなさい。君、かなり疲れているようだから。と、言ってくれはった。日頃、反発をよくする私も、そこは流石に言うことは聞いた。