私が声の出演で参加させていただいている朗読ユニット「kotohana(言葉の花束)」のYouTubeは、今年2月から7ヶ月が過ぎ、登録者数200人を超え多くの方々にご視聴いただいております。

ありがとうございます♪


制作者は石貫慎太郎さんお一人です。

音楽もお話も全てお一人です。

回を追うごとに益々素晴らしい完成度になっています。

 


今回の新作は「煙突の上のコンペイトウ」ビックリマーク

 


7歳の少年スクラットが住む家の飼い猫が、突然しゃべり出すシーンから始まります。

お話は、そのスクラットが一晩に体験した小さな冒険物語です。

絵本に出てくるような夢のあるストーリーです三毛猫

 


ナレーションが進行役を務め、聴き手に場面を想像できるように細かく説明されています。

 

例えば冒頭のナレーションでは「近くの低い山々は墨で塗りつぶしたように真っ黒で、遠くにある雪の積もった山々は青白く見えています。」

と少年が住んでいるところを説明しています。

このナレーションを聴いて、聴き手は多分同じような光景を頭に描くことだと思います。

 


そして、飼い猫とスクラットが夜中家を飛び出すシーンがあります。

そこでのナレーションは、

「月明かりが青白く村を照らし、点在している民家の窓には、ところどころランプの光が灯っています。裏手にある牧場から牛の声が聞こえました。虫の鳴くリーリーという声も聞こえます。」と説明しています。

ここから臨場感あふれる田舎の風景を思い浮かべると思います。

 


私がとてもいいなぁと思ったシーンは、煙突の上に登って宝石を取るシーン。

「スクラットの視界に入るのは夜空と星だけになり、まるで上下左右が曖昧となって、宇宙を泳ぎながら網を振っているかのような、不思議な感覚になりました。」

この説明です。

宇宙を泳ぎながら網を振っている。

なんと素敵な表現だろうと思いましたドキドキ

 


場面には巧みに効果音も入っています。

臨場感あふれ、きっとスクラットと一緒に冒険している気分になるかもしれません。

 


また、今回は素敵なYouTubeを制作している「図書委員こんざぶろう」さんもご参加いただいております。


声の出演は6人です。


お休み前の一時にご視聴いただけましたら幸いです。

映像と音楽と共にお楽しみくださいませ音譜


煙突の上のコンペイトウ