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【ジュエリー本No.25】美しい写真がずらり!「世界のクラウンジュエル」

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ブログをひと月ぶりに再会したので、自分の記事を読み直してみました。

 

真珠について熱く語る私に、少し驚き。あの記事、続きを書くと宣言しておきながら、続きを書いていないですね。

淡水真珠の話かぁ。あの熱い時の私は、どんな淡水の話をするつもりだったのだろう?

淡水だし、淡泊に説明しようかなぁ。

 

このひと月で、随分ふわっとした感じになってしまいました。

今日も、ふわっとジュエリー本の紹介です。

 

 

名前の通り、世界中の王冠やティアラなどが掲載されている本です。

 

 

王冠や王笏、オーブの意味

 

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本の紹介の前に、まずはこの「世界のクラウンジュエル」に掲載されている主なジュエリーの紹介を。

 

「世界のクラウンジュエル」に掲載されているジュエリーのほとんどは、いわゆる戴冠式で使うアイテムです。

つまり、王冠王笏、そしてオーブ。王冠はともかく、王笏やオーブは耳慣れないアイテムですよね。

この3つのアイテムは、特にヨーロッパ圏の王室では重要なアイテムです。

 

王冠

王冠とは、王様が頭に乗せてるあれですね。

もちろん王様以外にも、お妃様用の王冠もあります。

ちなみに、王冠をかぶるのは、基本的に君主とその配偶者のみです。

 

同じ頭に着けるジュエリーに、ティアラがありますよね。こちらは髪飾りを意味します。

 

王冠の中で、特に有名なものはイギリス王家のモノですね。もちろん、「世界のクラウンジュエル」に掲載されています。

「黒太子のルビー」(レッドスピネル)と「カリナンⅡ」(ダイヤモンド)が付いてる、有名な王冠。

正面写真はいろいろな本にも載っているのですが、この「世界のクラウンジュエル」には、何と真裏(王冠を後ろから見た状態、つまり後頭部側です)の写真も!

青い宝石がはめられた側は、中々大きな写真で見ることはないですよね。

 

王笏

戴冠式でもう一つ重要なモノ、王笏。

王笏とは、錫杖。杖のような形状のアイテムです。

読み方は、「おうしゃく」。

 

王笏もまた、有名なのはイギリス王室のモノですね。イギリスの王笏についているのは、「カリナンⅠ」世界で二番目に大きな「カットダイヤモンド」です。

 

カリナンは、これまでに発見されたダイヤモンドの中で最も大きい「ダイヤモンド原石」。その大きさは3,106ct。600gを超えるサイズなんですよ。

そんな大きなダイヤモンド原石から削り出されてた9つのダイヤモンド、それが「カリナンⅠ」~「カリナンⅨ」までのカットダイヤモンドです。

いつか、本物を見たいなぁ。

 

オーブ

ヨーロッパの王室で、もう一つ大切にされているアイテム。それがオーブです。

オーブとは、球体の周囲を宝石や金細工で装飾を施している、貴金属製の小ぶりなボール。

 

オーブは、「世界」(地球?)を表しており、戴冠式で王(女王)がオーブを手に納める=「世界をその手にする」みたいな意味があります。

古いヨーロッパ絵画でも、王様が王冠、王笏、オーブをもった絵があります。

 

王冠も王笏も、そしてオーブも、要は権力者の権力を可視化するために存在するんですよね。

 

アフリカやオリエントの王冠も掲載

 

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「世界のクラウンジュエル」は、王冠、王笏、オーブの写真集。もちろん、歴史的背景を含めた解説付きで紹介されています。

そのほとんどは、ヨーロッパの王家に伝わるアイテムなのですが、王冠に関してはヨーロッパの国々以外のものも、多数掲載されています。

 

たとえば、アフリカの族長の王冠。中国の皇帝の王冠。ムガル帝国やオスマン帝国の王冠。東南アジアの国々の王冠。

もちろん、日本の天皇が用いた宝冠も。

素晴らしい金細工のモノ、鳥の羽やビーズを用いた色彩豊かなモノ。

 

ヨーロッパの国々とは色も形も全く違う王冠たち。

これを見ると、「文化の違い」が良くわかります。

 

美し過ぎて眩しいのはジュエリーだけじゃない

 

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ところで「世界のクラウンジュエル」には、王冠を身に着けた王族の方々の写真も掲載されています。

どなたも美しいのですが、その中でもひときわ目を引く方がいました。

 

エリザベス二世、つまり今のイギリスの女王陛下。

今でも十分に美しい方なのですが、女王の若い頃の美貌はとても有名ですよね。

特に戴冠式当日のエリザベス女王のお写真は、もう本当に………美しくてカッコいいです。

 

そしてもうお一人。

ブータン王国第四代国王、ジグミ・シンゲ・ワンチュク国王。今の第五代ブータン国王のお父様です。掲載されている写真は、若かりし頃の写真。

下世話な言い方で大変失礼だと思いますが、とにかくイケメン! 「甘いマスク」とは、正にこの方の為にある言葉ですね!!

 

「世界のクラウンジュエル」は美しくて眩しい、そんな写真がたくさん掲載されている本です。

 

 

 

「世界のクラウンジュエル」

編著:パイ インターナショナル