2020年8月16日日曜日

未解決事件 ネットの力

 未解決事件にはネットの力も大きく関わっています。ここではインターネットサイトやSNSにより、解決された犯罪をいくつか見てみましょう。

最初は米国のアブラハム・シェイクスピア殺人事件。2006年のこと。アブラハム・シェイクスピアという名前の男が宝くじに当選。彼は財産管理のため、フィナンシャルプランナーのディーディー・ムーアという女性を雇います。

2009年になると、我が物に資産をしようと、ムーアはシェイクスピアを殺害。コンクリートの下に、遺体が埋められました。

投書から警察はムーアを疑っていましたが、物的な証拠に乏しく、逮捕まで辿り着けませんでした。 




警察が手詰まりなのを知って、犯罪捜査の掲示板サイト「ウェブスルース」が、捜査に乗り出しました。ここは無数の素人探偵が集まり、犯罪の情報が細かく寄せられるサイト。

これに危機感を抱いたムーアは、自分のアカウント作成、証拠発見というユーザーに対して妨害工作を試みます。

ところが、逆にユーザーによりIPアドレスが判明し、警察に通報されました。またムーアが犯人だという証拠も、多く提供されました。こうした結果、彼女は殺人罪で有罪となります。

今の世の中、悪いことはできないものですね。





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