春の水田を散歩する | 美里山倶楽部

美里山倶楽部

Nゲージのレイアウト作成記事が中心。
大型のレイアウト美郷山鉄道の進捗、レイアウト制作に役立ちそうな話題、車両の小加工、などなどを模型歴半世紀以上、オートバイ歴45年のライダーが書いていきます。
信州・上伊那の話題も提供中。

 今日はこどもの日振替休日。
 工場地区では今日から仕事が始まった所も多いようです。
 
 朝散歩して撮ってきた写真をまとめてみました。
 美里山倶楽部の近くに流れる小田切川はかつて暴れ川で何度も洪水を起こしましたが、一方で流れ込んだ土砂が肥沃な土も運んできました。
 
 まぁしかし治水を行わなければここの生活は成り立ちませんので、昭和の後期に治水事業が行われました。
 
 昭和43年から6年に渡り6億5千万円の国費を投じて治水工事を行ったと書かれています。
 
 護岸工事が終わり穏やかな川に変わったわけでして美里山倶楽部が住んでいる地区は河岸段丘の下になり以前は洪水地区でしたが現在は商業地&住宅地に変わりました。
 
 治水が行われると水田用の用水も小田切川から取るようになり取水口には水門が見られ、今の時期は水田に多くの水が供給されてきています。
 
 一方でちょっと掘ると中央アルプスからの地下水が井戸水となって自噴するので、水が涸れることもありませんし非常時には水道水の代わりにもなります。
 そして中央アルプスの水は美味い。
 南アルプスよりピュアで美味しいので木曽川水系や天竜川水系の天然水はウィスキーの水割り用に売れています。
 
 また、この井戸水は子供たちが学校帰りに給水するためにも大事な水で、美里山倶楽部の息子も小さい頃ここで一息入れて帰ってきてました。
 
 苗代の稲も順調に育っているようでビニールの囲いを取り、まもなく始まる田植えに備えます。
 
 田んぼは水漏れしないように脇を土で頑丈に固めていました。
 モグラに穴を開けられるとまずいので結構な重機で締めています。
 
 キャタピラの痕は補強した後になりますね。
 
 それが終わると田起こしいている場所もあります。
 脇の方は小型の耕運機で行いそれ以外は大型のトラクターで一気に行い水を張ります。
 
 ここら辺は用水からもう水を入れています。
 
 
 風がない明け方は水面が鏡になりとてもいい感じですが、田植え後はこの風景が見られません。
 
 田んぼに水を入れるのはU字の用水路から田んぼに向かう小さな水路を通して入れていきます。
 田んぼの下には同じように排水する水路があって板で仕切ると水の流れは止まりますから、今の時期は入水路の板を外していて排水路の板を締めているわけです。
 この水路は小さく細いしすぐ草で隠れてしまうのでレイアウト制作の時はほとんどの方は知らないか省略してしまうんでしょう。
 
 むしろ旧道には道祖神や庚申塚が並んでいますのでこういった石神様を置いた方が面白いかもしれませんね。
 
休み後の今週は
長く感じる
一週間になりそう
 

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