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【寿司の美味しい食べ方】逆さにするとネタの味がよくわかる

  • 寿司は逆さにして食べると美味しいの?
  • 寿司の正しい食べ方を教えて。
  • 寿司屋でのマナーが知りたい。

寿司は、上下逆さにして口に入れるのが、美味しい食べ方です。

ネタの方が舌に直接あたるため、
魚の味を強く感じられるからです。

また、シャリに醤油が付かないので、
箸で食べても寿司が崩れません。

この記事は、
寿司の美味しい食べ方」について、詳しく解説します。

最後まで読むと、
回転寿司やテイクアウトの寿司が、より美味しく食べられます。

正しい食べ方やマナーがわかるので、
高級店のカウンターでも緊張しません。

結論から言うと、
非常識なことさえしなければ、気にし過ぎる必要はありません。

食べ方やマナーは、寿司を美味しく食べるためのコツです。

作り手と食材に感謝して、
食べたい物を食べたいだけ食べて良いのです。

【寿司を逆さにして食べる理由】ネタの味がダイレクトに伝わる!

寿司を逆さにする目的は、ネタを下にするためです。
ネタ側に醤油を付けるため、と言っても良いでしょう。

寿司を逆さにすると自然にネタ側が下になり、
醤油を付けやすくなります。

シャリに醤油を付けると、寿司がしょっぱくなります。

刺身定食に例えるなら、刺身は何も付けずに食べて、
白飯に醤油をかけるようなものです。

寿司を逆さにして食べると美味しい理由は、次の2つです。

  • ネタの味が伝わるから
  • シャリが崩れないから

ネタの味がダイレクトに伝わる

口の中で、舌が最も味を感じやすい場所です。

舌の表面には味蕾(みらい)という味細胞の集合体があり、
味覚を感じるセンサーの役割を担っています。

味蕾のほとんどが舌にあり、
甘味・苦味・塩味・酸味・うま味が複雑に交わるため、
美味しいと感じるのです。

舌に直接ネタを付けることで、魚の味がダイレクトに伝わります。

シャリが崩れない

寿司は職人技によって、絶妙の力加減で握られています。

持ったときは崩れず、
口に入れて噛んだ瞬間にほどけるような力加減です。

寿司を逆さにすることで、崩れやすいシャリが上向きになり、
綺麗に食べられます。

また、シャリに醤油を付けるとバラバラに崩れ、
ネタだけが残ってしまいます。

ネタとシャリが一体でなければ、寿司とは呼べません。

「逆さにする過程で、寿司が崩れそう…。」

問題ありません。
崩れないやり方があるからです。

手・箸どちらでも簡単にできます。

寿司を逆さにするやり方

  1. 自分の体の方向に寿司を倒す。
    (右利きなら左側へ・左利きなら右側へ)
  2. 「ネタが内・シャリが外」になるように挟む。
    (醤油をつける寸前まで逆さにせず横向きのまま)
  3. ネタの先端に醤油を付けて、逆さにしたまま口に入れる。

軍艦寿司の場合

  1. ガリに醤油をつけて、ハケのようにしてネタにぬります。
    軍艦にのっているキュウリも、醤油を垂らすためのものです。

アジやカツオのように、
ネタの上に薬味がのった寿司も同じです。

ちなみに高級寿司店では握った寿司に、
「にきり」と呼ばれる醤油をぬってから、提供されます。

醤油を付ける必要はありませんが、
ネタの味をしっかり感じるために、逆さにして食べましょう。

回転寿司やテイクアウトの寿司も、
逆さにして食べるとネタの味が楽しめます。

【寿司の正しい食べ方】マナーは美味しく食べるためのコツ!

寿司は、手で食べても箸で食べても構いません。

寿司職人はどちらで食べるかによって、
握り加減を調節できるからです。

高級店のカウンターなら、一貫目の食べ方を見ただけで、
握りの硬さや大きさを調整してくれます。

  • 手で食べるメリット…シャリが崩れにくい・醤油が付けやすい。
  • 箸で食べるメリット…ネタの温度が変わらない・手が汚れない。

寿司の正しい食べ方

手での食べ方

親指、人差し指、中指の3本で、優しく扱ってください。

  1. 寿司をそっと倒し、
    親指でネタ・中指でシャリ・人差し指で上を支えます。
  2. ネタの先端に醤油を付け、逆さにしたまま口に入れます。
  3. 食べ終えた指は、その都度おしぼりで拭きましょう。

寿司を手で食べても、ガリは箸で食べます。

箸での食べ方

寿司が崩れるので、箸を上から入れないでください。
(必ず、寿司に対して平行に箸を入れる。)

  1. 一旦横に傾けてから、ネタとシャリを優しく挟みます。
  2. ネタが下になるように、逆さにして口に入れます。

食べ方の注意点

盛り込みは左側から食べる

ネタの種類・旬・脂の乗り具合などを考慮し、
最も美味しい順番で並べているからです。

二行に並んでいる場合は、
一行目の左から右へ→二行目の左から右へと食べ進めます。

ガリの食べ方

ガリは常に、箸で食べるのがマナーです。

寿司と寿司の合間に少しずつ食べると、
口の中がリセットされて、次のネタの味がよくわかります。

頼み方

あまり気にしなくて良いでしょう。
とくに明確なマナーはないからです。

しいて言うなら、
淡泊なネタから食べ始めた方が、寿司の味がよくわかります。

例えば、次のように淡泊なものから濃厚なものを。

  1. 白身(タイ・ヒラメ)
  2. 赤身・トロ
  3. 酢締め(コハダ・アジ)
  4. イカ・タコ(食感)
  5. 貝・エビ(香り)
  6. ウニ・アナゴ(濃厚)

巻き寿司は握りを一通り食べ終えてから、
注文するのが一般的です。

【寿司屋でやってはいけないこと】店の品格を落とす行動はNG!

高級寿司店の大きな特徴は、
店の品格を重要視していることです。

いかにお客様であろうと、
店のルールや品格を守れない人は入店できません。

例えば、次のような非常識な行動です。

  • ネタを剥がす。
  • ネタだけを食べる。
  • 勝手に写真を撮る。

寿司屋でやってはいけないこと

二口で食べる(一口で食べない)

一口で食べ切れない場合は、
シャリを小さくしてもらいましょう。

シャリの大きさを注文することは、マナー違反ではありません。

一貫目の後に、
「シャリの大きさやワサビの加減は大丈夫ですか?」
などと聞いてくれるので、そのときに頼むと良いでしょう。

醤油は付け過ぎない・出し過ぎない

小皿に並々と醤油を入れてはいけません。

マナー的にも良くないし、
寿司を付けたときに醤油がこぼれます。

醤油を付け過ぎると、ネタの味がわかりません。
逆さにして食べる意味がなくなります。

すぐに食べない(勝手に写真を撮る)

出された寿司は、すぐに食べるのが正しい食べ方です。

寿司は生物だからです。

シャリとネタの温度も、
一番美味しいタイミングに合わせてあります。

寿司を撮影したい場合は、必ずお店の許可をもらってください。

撮影して良いのは、自分の席で注文したものに限ります。
勝手に店内を写すのは、マナー違反です。

大前提として、「寿司屋は寿司を楽しむ場所」
ということを忘れてはいけません。

香水をつけない

寿司屋に限らず飲食店、とくにカウンター席では嫌われます。
料理の香りを邪魔するからです。

高級店だと、入店拒否される場合もあります。

自分は良くても他のお客さんの迷惑になるので、
香水は店を退出してから、つけるようにしましょう。

煙草を吸わない

香水と同じで、寿司の味や香りを邪魔します。

厄介なのは、外で吸ってきても臭いが残り、
非喫煙者にはすぐわかる点です。

喫煙所を設けている店だとしても、
できれば我慢した方が良いでしょう。

煙草を持った手では、
逆さにして食べようが美味しくありません。

通ぶらない

寿司の味には直接関係ないにしろ、良い行いとは言えません。

本職の寿司職人に、知識で勝てるはずがないからです。
間違ったことを言えば、かかなくていい恥をかきます。

むしろ知っていることでも、
職人の話に耳を傾けた方が、楽しい時間を過ごせます。

腕周りの金属品は外す

高級店のカウンターは、超高価な材木でできているからです。

しかも一枚板なので、
傷付いた部分だけ交換することができません。

万が一にも傷など付けないよう、
腕時計やブレスレッドの類は外しておきましょう。

スマホも同様です。

カウンターの上に置いておくと、
思わぬ拍子に傷をつける恐れがあります。

使わない方が良い言葉・寿司屋で聞く専門用語

《使わない方が良い言葉》

「おあいそ」ではなく「お勘定」

「愛想がなくて、申し訳ない」
「勘定(お金)を頂くときは愛想良くしなさい」

という意味で、本来はお金をもらう側が使う言葉です。

「あがり」ではなく「お茶」でOK

そろそろお勘定になりそうなお客さんに出すお茶を、
終わりの意味で「あがり(上がり)」と呼びます。

従業員同士が、裏で使う言葉です。

《寿司屋で聞く専門用語》

  • ギョク:玉子。
  • ムラサキ:醤油、色が紫色だから。
  • ナミダ:ワサビ、辛くて涙が出るから。
  • ヅケ:主にマグロを醬油タレに漬け込んだもの。
  • ヤマ:品切れ。「山ほど売れたからなくなった」の略。
  • ニキリ:煮切り醤油。酒などを加えて火にかけて作る。

寿司の美味しい食べ方・逆さにする理由【まとめ】

寿司を逆さにして食べる理由は、
単純に「その方が美味しいから」です。

ネタを舌に直接乗せることで、魚の味を強く感じられます。
シャリに醤油が付かないので、寿司が崩れる心配もありません。

寿司は手で食べても箸で食べても構いません。

そもそも寿司の食べ方やマナーとは、
美味しく食べるためのコツのようなものです。

常識レベルのマナーを守れば、好きなように食べて良いのです。

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