絶滅危惧種には日本でも人気が高いヘラクレスオオカブトもいます。世界最大のカブトムシとして知れ渡ってますが、その見栄えのする角ゆえ昆虫ファンの人気の的。
ただその国際取引は、ワシントン条約により厳しく規制されています。日本には外来生物法が定められていて、持ち込まれる動植物が生態系などに悪影響を及ぼすことを防いでいます。
動植物148種類の輸入を禁止していますが、ヘラクレスオオカブトやサターンオオカブトは入っていません。
日本にいる野生のカブトムシに、脅威を与えるほどではないと見なされています。輸入されるものはペットとして飼育したいのであり、野生に放つということはないのがその理由。
そのためボリビアでは、大型カブトムシが次々と捕獲されています。もちろんボリビアでも1990年以降、野生動物の捕獲や収集、保管などは禁止されています。
ボリビア環境省が分類するところによると、「サターンオオカブト」は絶滅危惧種。ただ1匹でも高価な大型カブトムシは、野生で採集され日本へ輸出されています。
現地の人の話では、ひとシーズンで1人当たり数十匹ものカブトムシが、捕獲できるとのこと。森の中で草木を切り倒し、できた空き地で発電機を動かします。白い布を2本の棒の間に張り、その後ろから250ワット電球が照らすとカブトムシが寄ってきます。
日本人も考えたいところですね。
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