絶滅危惧種にはソテツなども含まれています。南アフリカの東ケープ州では、オニソテツ属のソテツ類を違法で採掘した者に、禁固刑の判決も出ています。この革新的な判決はジャンセンビル地方裁判所がだしたもので、南アフリカ記録史上初のもの。
アフリカ大陸特産であるオニソテツ属のソテツ類は知られているだけで67種。そのなかの38種が南アフリカで生育しており、29種が南アフリカ固有種という貴重なもの。
このように南アフリカは、ソテツ類の多様性のから見る、重要なホットスポットとなっています。
ヒメオニソテツのヨハネスブルグ密輸を企てた違法採掘者は4名。うち3名は執行猶予が付かない5年の禁固刑。過去に2件の有罪判決がある1人には、執行猶予が付かない10年の禁固刑が出ています。
2008年4月のこと。中国ではその珍しさから、植物界のパンダともされる徳保ソテツ500株が、原生地の広西チワン族自治区徳保県に植えられました。
中国ではソテツ科の植物は、すべて国家1級保護野生植物とされています。徳保ソテツは絶滅危惧種とされており、原生地での開花が望まれました。
この記事には続報があり、2011年05月には初めて開花したとあります。原生地で栽培されていた徳保ソテツ500株のなかで、8株が開花しました。
雌雄異株のソテツは、雄株の方が雌株より早く開花します。今回開花したのもすべて雄株。
順調に増えて欲しいものですね。
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