Broome Historical Museum
タウンビーチの側にひっそりと
ブルーム歴史協会博物館
このミュージアム、
かつて1890年代は雑貨店だったそうで、それを博物館に改装したそう。
このミュージアムではブルームの多様な文化、歴史について知る事ができます。
西オーストラリアのブルームに
日本出身の真珠採り(パールダイバー)がたくさんいた
ことは、日本でもあまり知られていないのかもしません。
私もパースに住みはじめ、物知りなオージー(?)に
話しを聞いたのが最初だったと思います。
日本人ダイバーの写真などが展示されています。
日本とも親密な関わりが深いブルーム。
かつて真珠の養殖が盛んだったのは、日本人の貢献があったから。
日本からの優れた潜水技術と、パールダイバーが移り住んでいました。
町の真ん中に日本人の銅像があるくらいですからね。。
てことで、
この博物館は日本人なら一見の価値あり!!
入場は有料です。
入り口にお金を支払って、パンフレットをもらいます。
大人$12、子供16歳以下は無料。
ミュージアムってどこもだいたい無料なイメージなので
おお、と金額に驚きますが
かつて活躍した日本人を偲んでお支払いしましょう。
いきなり巨大な潜水服がお出迎え。
町の魅力的な真珠の歴史をどどーんと紹介してくれます。
西洋人が初めてやってくる何百年も前から、一帯に住むアボリジニたちは真珠貝の貝殻を集めて、交易に利用していました。
新しくやってきた入植者たちはすぐに真珠貝がもたらす富に目をつけ、1910年頃になると真珠産業の活況にひかれて真珠採りの潜水夫たちがアジア各地から続々と集まってきました。
オーストラリア政府観光局公式サイト
真珠貝にほどこされたアボリジニアート
真珠貝から貝ボタンが作られる様子
日本人が持参したであろうティーポットとカップ
当時の日本人の彫刻技術は素晴らしい!
当時、ブルームで日本人は超ウェルカムだったみたいです!
真珠産業で中国やマレーシアから多くの人々が移り住んだ町ですが、
明治時代以降は日本人が非常に貢献したようで
いまも毎年「シンジュマツリ・フェスティバル」が開かれています。
そして私自身、ちょうどブルームに行く前
真珠祭りというのがあったのを
西オーストラリア州首相のフェイスブックで知りました!
インスタのストーリーにあげたやつ↓
ある年のお祭りではお城が作られたらしい。
第二次大戦前に和歌山県からブルームへ渡ってきた人たちは多く、
オーストラリア人、アボリジニの女性と結婚した人も少ないそう。
日本人移民の影響で始まった真珠祭り、
今でも続いてるなんて
一度は行ってみたいですね!
また1942年の日本軍による空爆に関する展示もありました。
第二次世界大戦中のブルームへの恐ろしい空襲攻撃、
そしてそれが地元の住民や
そこに避難した同盟国に与えた影響について学べます。
中庭にでると大きなバオバブの木が。
ここでまったりするのもいいですね。
オーストラリアの先住民アボリジニを研究する著者の本です。
ブルームのパールダイバーについて書いてあるそう。
司馬遼太郎が書いた「木曜島の夜会」。
オーストラリアの真珠採りは木曜島というイメージがあるかも。
ブルーム歴史博物館は、オーストラリアで最高の地域博物館の1つと見なされており博物館を年中無休で開いたままにすることに時間を費やす献身的なボランティアグループによって運営されています。
営業時間:
5月〜9月:月曜日から金曜日の午前10時ー午後4時
土日:午前10時から午後1時
10月〜4月:毎日午前10時から午後1時。
ブルームまできたら、是非足を運んでみてくださいね!
ブルームといえば『月への階段』!
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