鳴尾記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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鳴尾記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 18分

 

鳴尾記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第74回 農林水産省賞典 鳴尾記念
グレード重賞(G3)
日程2021年6月5日(土曜)
発走時間15時35分
開催場所中京競馬場
距離芝2000m
コース左回り
賞金4100万円
レコードタイム1:58.3

 

鳴尾記念予想2021 - 過去10年のデータ傾向

 

人気になって崩れる馬は少ないが、最上位評価だと損することの方が多い

 

  • 1番人気… 2勝
  • 2番人気… 2勝
  • 3番人気… 2勝

 

連対率も似たり寄ったりで、少頭数が当たり前だから、夏の鳴尾記念に戻ってからちょうど10回目になるのに、昨年が久々2回目のフルゲートだということも踏まえれば、この傾向は怪しさ満点の側面を孕むと言える。

1番人気は買えなくはないというデータになっているが、堅く収まりやすいわけではないことは昨年の結果を見ればよくわかる。

 

速い馬を探すわけでも、宝塚記念に向けた本命馬を探すためのレースにも適さない鳴尾記念になってしまったから、たまたま都合よく、メールドグラース<19年優勝→オーストラリアでG1制覇>みたいな都合のいい上がり馬みたいな存在でも見つからない限り、後に宝塚記念でも好走する馬が決まって1番人気ではないという傾向もあって、基本的には狙いたくない存在。

 

それでも買い材料を探るなら、明らかに格上のレースで程よく凡走している掲示板前後の馬が人気になって、かつ、この路線ですでに重賞勝ちの実績のある馬ならば、人気に応えてくれる確率は高いとなる。

正直、馬場状態から様々な判断材料などに影響されて、今年は中京でもあるし、この点で推し材料を探るのは限界があるものの、今年、すでにオープン特別・リステッド勝ちがあるのはヒンドゥタイムズで、重賞勝ちはサンレイポケット。

 

ただ、6歳以上の馬は昨年のように勝つことも珍しければ、また、人気になって走ることも少ない。

1番人気で好走した高齢馬は、G1連対馬だが秋華賞時の実績だったものの、以降も牡馬を何度も倒しているスマートレイアーだけ。

中京だからとかは関係なくて、4歳馬がいない今年、狙いは穴の古株か5歳の重賞好走馬を軸にするのが順当なところだろう。

 

関西馬が強いのは当然だが、馬券対象全て連対なしの関東馬が、美浦所属のG1馬だけ例外はない

 

春のこの距離の重賞で、G1勝ち馬がわざわざここを使ってくるとすれば、まず昨年の勝者のような休み明けだとか、大阪杯を使っていた馬に限られてくるとなる。

大阪杯から宝塚記念直行のローテは、それがG1昇格初年度のサトノクラウンを筆頭に、すでに2度も、それもG1馬が共に成功させているから、尚更使ってくるという実績馬は限られる。

 

ブラストワンピースが4歳時に、凱旋門賞の斤量<59.5kg>を意識して、58を背負わされる宝塚記念ではなく、もっと厳しい目黒記念に出走したように、上を臨むローテを組む馬ならありだが、大きなタイトルを持っている馬ほど、最近は使える適鞍の重賞は減っている。

 

若いというかまだキャリアの浅いブラストワンピースとて、前走G1という馬がほとんど勝ち負けできていないところで、前走は消化不良の競走中止、恵まれた57とはいっても東京、新潟ほどゆったりとは走れない、コーナー4つの中京で休み明けだから、大阪杯直行組<今年はブラヴァスとペルシアンナイト>がいる以上は、それらを押しのけての本命指名はない。

 

それなりの出来に作ってくるとしても、超大型の馬のこと。

昨年のレッドジェニアルや<これは珍しく、上位組全て前走G1出走馬だった> 池江厩舎の血統馬<サトノノブレス、ラブリーデイ>などが、テーマをもって宝塚記念のステップに使うというなら先は見えるが、昨年の場合だと、とりあえず使い出しに選択したパフォーマプロミスに、一応は叩いて2戦目のラヴズオンリーユーは競り負けてしまっている。

宝塚記念のテーマがそういう逆転の可能性を、順当な結果に取り込む歴史を築いてきた以上、前哨戦にもテーマのないG1出走馬にはチャンスは訪れないはずだ。

 

わざわざ距離の合わない天皇賞を使う必要もなくなったから、ますます、前走傾向の見立てそのものが多様化の傾向

 

サトノノブレスが天皇賞から中4週戦参戦して、レコード決着を制したのは大阪杯がG1になる前年。

以降、春天出走馬の参戦そのものが減っているから、敢えて、その他オープンの勝ち馬の2頭に貢献した格好。

ラブリーデイがその前の年に同じローテで勝っているから、こうなってしまった。

 

そうなるとここ4年は何でもありで、オープン特別着外の2頭が勝ち切るというところから、メールドグラースを経て、1年振りのパフォーマプロミスへと上がりの形で、人気になりやすい騎手が乗った馬同士での決着が絶賛頻発中。

ただ、荒れたのは昨年だけ。これは多頭数の影響もある。

 

だから、オッズはもっと割れるし、毎年のように愛知杯と中日新聞杯の波乱を目撃している我々とすると、他場の結果になど囚われる必要はないという結論に辿り着く。

前走好走馬など、さすがに天皇賞ノーカウントが効いた数年前までは全く絡まない時もあったが、ちょっとやりすぎであったその傾向は、少頭数の年も多いから、ここ4年は全て重賞好走馬が絡む。

 

前走のレースの格、結果に固執する必要はない一方で、新潟大賞典のレベルが少し底上げされている面があり、好走率は高まっている。

大阪杯着外組なら人気になりすぎることもないから、人気面の妙味などで、これらに狙いを定め、大阪杯回避の中山記念や金鯱賞参戦馬を狙うのは手だろう。

春に移設直後は、前走G2という馬が立て続けに勝っていた。

中京のレースも今は多いから、その好走馬を狙ってみるのは手段の一つに加えておきたい。

中京の重賞は、意外にも、人気になっている馬は阪神よりも好走率は高いという傾向も出ている。

 

鳴尾記念予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

−元クラシック候補の逆襲は、鳴尾記念というレースで継承されてきた伝統であり、血統馬もよく走る−

 

 

 

【注目馬】クラージュゲリエ

 

 

父はダービー馬のキングカメハメハ。

母父もその2年前にダービーを制したタニノギムレット。

双方、女傑といわれるアパパネやウオッカを出し、キングカメハメハに至っては、直系孫の世代に顕彰馬選出が3歳時から決まっていたようなところのあるアーモンドアイが登場。

 

母のジュモーは、京成杯勝ちのプロフェット<父ハービンジャー>を出しているから、クラシック向きの性質はすでに証明済み。

しかし、自身が連対数計5度に対し、4連続を含む6回の3着があったという性質も産駒には伝わった。

 

プロフェットは4度の2着があったが、G3の札幌2歳Sを筆頭に、古馬になってから降級で戦った準オープン戦での3度が目立つ。

今回の本命のクラージュゲリエとて、通算では【2・1・3・4】だから、ほとんど母と同じ。

着外の4回も、古馬になってからの掲示板外を除くと、馬場質からも適鞍ではないように思えた皐月賞は5着で、ダービーも勝ち馬とのタイム差は同じで6着という結果。

 

祖母のビスクドールは、芝もダートも大して走らなかった未勝利馬だったが、アイスドールやオウケンビリーヴといったダート巧者を送り込み、オープン勝利馬は数少ない牡馬の活躍馬で、2010年のジャパンCダート3着馬であるバトードールなどもいるから、その優秀さは大いに知られるところ。

ただ、この印象が薄れてしまうのは仕方ないことで、エリザベス女王杯勝ちで、国内の歴史上2頭しかいないドバイや北米圏のダートG1連対馬の一頭・トゥザヴィクトリーを姉に持っているのだから、そちらによる、という注釈がついてしまうのは仕方がない。

どちらもG1勝ちに縁のある血統ではないのに、この差は、重賞勝ち馬3頭、うち牡馬の2頭が血統を買われ、G1未勝利ながら種牡馬になり、両者ともオープン勝ちの馬を出しているのだから、これまた仕方がない。

 

トゥザヴィクトリーの妹として将来を嘱望され、姉以上の競走成績も繁殖成績でもないものの、質が高いことには変わりなく、結果はしっかりと残しているのだから立派。

唯一、姉より勝っている点があるとすれば、姉の産駒よりも早熟性に勝るということか。

何せ、トゥザグローリー<2012年勝ち馬>のデビューは3月だったから、皐月賞など当然間に合わない。

プロフェットもクラージュゲリエも皐月賞もダービーも結果は揮わなかったが、ダービーでのトゥザグローリー、トゥザワールド、クラージュゲリエの結果は大体似た感じの7、5、6着。

 

ダービーの結果は、どういう内容であったかはともかく、歴史にしっかりと残る記録的な価値を持つ。

サンデーサイレンスのポジションの関係でディープ直系の曾孫辺りの世代に至らないと、真っ当な血統馬の体をなさない配合的適性からも、非サンデー系でかなりの成功を収めてきたファミリーといえるだろう。

 

鳴尾記念予想2021 - レース展開と最終予想

 

気になる男一番手に、今更、武豊、横山父、ルメールに福永らの名前が挙がるのは、さすがに初々しすぎる。

無駄に競馬年寄りになりつつある筆者が、妙に縁を感じるのが、もはや誰も放っておかない騎手となった松山弘平、その人である。

 

先週の主役であった横山Jr.の弟君の方と、この色男とでは、何が違うということはないものの、キャリアの差こそあれ、似たタイミングでスイッチは入った感じがある。

地球の人間界にとって、昨2020年は誰しもが他人事ではいられない究極形のパンデミックに巻き込まれたということで、誰もが忘れ得ない経験をしたとされるわけだが、彼ら、特に松山騎手にとっては、生涯最大の成長を遂げた一年でもあった。

 

何せ、金杯を制している。

中間、骨折による小休止も挟まったが、あの日の映像を、皆今一度チェックしてもらいたい。

首をやっていても、背骨を北村友騎手のようにバキバキやられてもおかしくないくらい危険な落馬事故だった。

ところが、オークスはおろか、その前の週のヴィクトリアマイルでも堂々の立ち回りで最高の2着。

最後は何かのついでに騎乗させてもらったくらいの感じで、絶頂期のサラキアを駆り、評価は難しいが何となくリスグラシューみたいな末脚を見せつけ、デアリングタクト以外の馬では数少ない連続のG1好走を決めている。

 

無論、厳密には北村友一騎手の代打、クロノジェネシスがいるからこそ参戦の有馬ではあったが、エリザベス女王杯の2着と価値の違わぬ、ベストライドであった。

縁あって、その頃から関係を深めた堀調教師に請われる格好で、ヒシイグアスを駆った中山金杯が、今年の初重賞勝利。

デアリングタクトを失いかけ、自損のそしりは免れないとはいえ、よりによって堀厩舎の二枚看板であるサリオスへの騎乗機会を得た翌週から騎乗停止の結果は、日経賞でのややらしくない雑な御法による必罰のミスライド。

 

きっと、その原因を作ったカレンブーケドールに乗れるチャンスは、デアリングタクトの進路により、天皇賞ではあり得ないそれが、今の松山弘平ならば、万が一のことが起きた宝塚記念では十分にあったのだろうが、今は微妙。

あの馬は今?状態のヒシイグアス君が出てきそうな感じもなく、国枝采配如何で、松山→戸崎→松山はあるかまでは断言できない。

戸崎騎手のプライドまで考えると、普通はない。

 

充足感を得られないまま、ヒシイグアスでしか重賞を勝てていない今季前半戦が、もう終ろうとしている。

虚しき過去のスターになりかけた今こそ、松山騎手は結果を出さねばならない。

そこで、どういうわけだがアルアイン<松山騎手が初G1勝利時のパートナー>を管理した池江厩舎の血統馬・クラージュゲリエを得た今回。

妙に惹かれた。最初はクラージュゲリエの方だったのだが…。

 

アルアインの弟は、堂々の賢弟ぶりを発揮し、兄ができなかった、まだ松山弘平にも遠いダービー制覇を果たした。

全く以って愚兄たりえないG1を2勝のアルアインに、ダービー5着後、次に騎乗したのはあのリスグラシュー独走の引退レースの有馬記念だった/11着。

縁は大切にしないといけないが、何かと北村友一騎手<アルアイン・大阪杯勝ちの際の騎乗者>との互換性を買われているような感じの松山騎手は、歴代凄まじいハイレベル騎乗者にばかり乗られてきたクラージュゲリエの9代目の鞍上に指名された。

 

ダービージョッキーがなんと6レース、6人別々の騎手が乗り、見事に全敗。

既述の早熟性が現れた戦績と、その際の上がりNo.1の記録が2歳時の3戦のみという残念さとは異なり、その他の好走時だって上がりはトップクラス。

目立たない時をピックアックして見えてくるのが、前走がそうであったように、ラップ云々ではなくて、速過ぎる勝ち時計の副作用だ。

ダービーレコード勝ちのキングカメハメハに対し、スローのダービーで末脚炸裂の母父タニノギムレットということでは、明らかに後者の性質の方が出ている。

 

先週のダービーも上がりはともかく、時計が速すぎた。

ロベルト系がサンデー系中心のヘイロー直系に敵わない要素が、そういった展開における対応力。

同じ上がりの脚なのに、ハナ負けする原因というのは、突き詰めればそこしかない。

 

着外の4レースは、皐月賞、ダービー、中山記念といったかなりの高速決着だった重要戦と、実戦は1年半近くのブランクがあったこれまで最後の京都オープン戦・カシオペアSでの完走時のみ。

実は、惜敗が伝統芸のトゥザヴィクトリーとその一族の特性が、いつまで経っても抜けないというところで、血筋は似たところのあるカラテ<父トゥザグローリー>とはまるで異なる個性。

 

結果も求めたい人馬には、ダービージョッキー多数参戦が常の鳴尾記念は格好の力試しの舞台。

昨年今頃、順調さを欠いた馬と怪我など何のそので乗り切った騎手とのコンビで、再起を期す。

実は、このレース。

ダービーと妙な因縁がある。

 

昨年は今年もダービーを勝つ福永騎手で、前年は本命馬で失意の4着後、祖国オーストラリアに連れていったメールドグラースのレーン騎手が勝利。

武豊、川田、岩田という近10年で制した名手たちが居並び、今を時めく元オークス男・現ダービー男の福永騎手が、久々夏開催の鳴尾記念になった2012年に制してる。

 

彼らはみんなライバルになり、有力馬を勝たせる騎乗をするだろうが、鮫島騎手やこの松山騎手らは、それらに対抗する刺客となる。

近年唯一の例外である戸崎騎手も、ダービー連続僅差の2着がある。

次なるダービージョッキーを探せ。

なので、また武豊だと興ざめである。(笑)

 

ちなみにだが、近9年で池江厩舎は5勝。

クラージュゲリエを買うなら、ペルシアンナイトも買わねばなるまい。

この馬、ハービンジャーの仔らしく、選り好みがはっきりしているが、札幌記念の同産駒ワンツー時の好走にかこつけて、通例の安田記念参戦を3年連続にとどめ、今年はこちらに回ってきた。

グランアレグリアに降参の回避などではない。

1番人気3着に終わったシンザン記念が重馬場で、それを敗因に挙げていたが、ここ2走も凄まじいメンバーの2000M重賞で有力馬が崩れた重のレース。

また雨では敵わないが、定期的に目覚める観葉植物のような存在であり、最初のコーナーまで距離が取れる競馬が基本的に合っている。




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