SRETは世界の高配当REITに分散投資できるETFです。
ETFの中では利回りが高いためわが家では定期買い付けに組み入れています。

SRETとはどんなETF?

  • 配当が安定している時価総額1億ドル以上の世界REITの中で
    配当が高い上位60銘柄のうち価格変動の低い30銘柄に投資される
  • 年一回銘柄が見直される(不適格銘柄は3か月毎に入れ替え)
  • 毎月分配金により定期的なインカムゲインが得られる

配当利回り

ここ1年の分配金は以下のようになっています。
$0.05が年12回で$0.6が分配され
2022/5/7時点($8.63)では利回りが約6.95%となります。
世界の高配当REITを厳選しているだけあってETFの中でも非常に高配当を誇ります。


SRET分配金の推移

分配金は良くも悪くも安定しています。
コロナショック以降に分配金が激減して回復していません。
一方で株価も回復していないので高い利回りは維持されています。

220507_SRET


保有銘柄

眺めていて気持ち良いくらい高配当銘柄が並びます。
インカムゲイン好きにはたまりませんね。
日本では見慣れない銘柄が多いのでSRETを買っていないと購入する機会は少ないと思います。

保有上位10銘柄(2022/05/5)
銘柄配当利回り(%)
1 SUNTEC REIT5.12
2 ARES COMMERCIAL8.41
3 CAPITALAND INTEG4.64
4 NEW RESIDENT8.52
5 WP CAREY INC5.3
6 PHYSICIANS REALTY TRUST5.25
7 MAPLETREE NORTH5.68
8 KEPPEL REIT4.1
9 GAMING AND LEISU6.09
10 DYNEX CAPITAL INC9.33
参考:GLOBAL X


国・地域内訳

日本以外のREITに投資ができます。
構成上位銘柄のポートフォリオを見てもグローバルの投資でしたので
J-REITと被らないREITへの分散投資が可能と思われます。

構成比率(2022/4/30)
国・地域 %
アメリカ53.3
シンガポール 32.5
オーストラリア 7.1
カナダ 7.1
参考:GLOBAL X

経費率

経費率は0.58%です。
0.1%を切るメジャーなETFと比べると高い経費率となっていますが利回り自体が高いので
世界の高配当REITへの分散投資とリバランスを考慮するとそこまで気にならないかもしれません。

他のETF(高配当SPYD、連続増配・高配当HDV)との比較

代表例として似たテーマのETFと比較してみます。
 単価($)分配金利回り(%)経費率(%)買付手数料
SRET8.66.950.58有料
SPYD423.590.07無料
HDV1053.240.08有料
※買付手数料は一部の証券会社

コロナショック以前からの株価推移
220507_SRET_SPYD_HDV
(TradingView提供のチャート)

コロナショック以降は安値安定してしまっていますので以前から保有していると含み損が大きいと思います。
SRETは高配当ETFのSPYDやHDVの倍近い利回りなのでまさにハイリスク・ハイリターンを表しているようです。
7%近い配当利回りは非常に魅力的ですがそれに見合ったリスクはやはりあるので
リスクが許容できる範囲の資産で投資するのが良いと思われます。
余談ですがSRETは毎月分配型で分配金の変動が少ないこともあり
定期買い付けをしていると毎月の分配金が着実に増えていくため私は結構楽しみにしています。