ダンスは一人じゃ踊れない。
競技をやるにしろ、デモラーでいるにしろ、レッスン中心であるにしろ、「誰と踊るか」がとても大事です。
私が80人以上の先生のレッスンを受けたというと、皆さん数だけでびっくりしちゃうんですが、友達に誘われて一回だけグループレッスンに行ったとか、そんなのも入っているので、皆さんも胸に手を当てて数えてみたら、案外たくさんのプロを知っているんじゃないかと思います。
でも、個人レッスンをガッツリ受けて、デモやコンペに挑戦するくらいとなると、1人の先生と続く続かないが出てきます。
身長を含めたルックス、競技やプロデモの時の踊り、体験レッスンでの接し方……などなどで選んでお願いするようになるわけですが、あれあれ?と思うことはたぶんお互いにあることかと。
ブロ友さんが、レッスン中、意に沿わないことがあるからなのか無言になられることがあって、メンタルが持たずにやめた、と。
無言のレッスン……。
想像しただけで怖いんですけど……
私が今までで心が折れたのは、大勢の他の生徒の前で罵倒された時かなあ。
まあフォーメーションなのにルーティンが入ってなかった私が悪いんですが、周囲が静まり返るくらいのキツイ言い方はつらかったですねえ。
本番までつつがなく踊って、フェイドアウトしました。
それから、デモまでやっても、あ~なんか満足できない、なんか違う……傍から見てもそれがわかっちゃったような時には、スケジュールを言い訳にそっとフェイドアウト……。
だから、ケンカ別れはないのです。
白黒はっきりつけてからやめる、という友達もいるけど、私はどうも争いごとが苦手なもんで。
(その変わりいったんブチ切れると、徹底的にやりますが笑)
いつの間にか来なくなっちゃう生徒のことは、先生の方もたぶん気にかけてくれているだろうとは思うので、申し訳ないという気持ちはあるのですが、面と向かってサヨナラを言うよりは、いつかまたという含みを残しておきたいズルさといいますか。
そういえば、私の教えているゼミで、いつの間にか欠席届も出さずに来なくなっちゃった子がいたんですが、一言の挨拶もなく連絡用のグループLINEから抜けてました。
気にはなったけど、こっちからは何も言いませんでした。
私がダンス教室をやめる時の気持ちと似てるのかなと思っちゃって。
生徒は先生を選べますが、先生の方は生徒を選べないので、ダンスの先生って気苦労が絶えないと思います。
その先生の踊りが好きで、カップルバランスがよくて、教え方が熱心で性格がよくて話が合って……と、三拍子、四拍子そろう先生に出会うのって難しいですよね。
同じ先生と20年、30年、40年(!)と続いている人って、よほど相性がいいということなんでしょうね。
ある意味結婚生活に似てるかも!
最近の私はといえば、あっちのチャンピオン、こっちのファイナリストと浮気しまくりではありますが(笑)、ホームといえる先生がいるのは、幸せなダンスライフなのだなと思っています。
感謝しなきゃいけないですねえ。
ポチっていただけますと幸せです