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やっぱりサグラダ・ファミリアはすごかった!

更新日:2022年5月27日

Feria Modernista de Barcelonaというモダニズム祭の一環で週末はサグラダ・ファミリアの無料ガイドツアーに行ってきました。


年に何回か無料開放になるサグラダ・ファミリアですが、抽選のものが多く倍率が結構高いので今まで落選し続けています。今回は早い者勝ちなので簡単にチケットをゲットできました!


サグラダ・ファミリアは訪れたことある人も多いでしょうし、たくさんの人が詳細に書いているので、ここでは写真とそれほど知られていないストーリーを中心に…。


ツアーは、世界遺産に指定されている「生誕のファサード」(La fachada del Nacimiento)から出発。ちょうど逆光だったので、去年夜に撮った写真で…


ツアーは20人ほどでした。結構観光客で混んでいましたが、まだこの日も当日券はあったそうなので、7~8月はもっと混んでいるんでしょう…。


サグラダ・ファミリアの模型↓があって、まだできていない部分は黄色で表してします。正面玄関は生誕のファサードか反対側の受難のファサードのどちらかだと思っていたのですが、手前(海側)のまだ完成していない栄光のファサード(La Fachada de la Gloria)が正面玄関だそう。中に入って祭壇の位置を見れば正面はここだろうと分かるのですが、外からだと分かりません。


正面玄関が目立たないのは、目の前はそれほど広くないマヨルカ通りを隔て、すぐ住宅があるということも↓ 緑の波線が栄光のファサード。


普通この規模の教会だと正面玄関前は多少なりとも広場がありますよね。実際、生誕のファサードと受難のファサードの両方の目の前は公園となっています。


前この辺りをふら~っとしたときに、「立ち退き反対」のバナーが掲げてあったのを覚えています。どうやら1970年代にコンドミニアムを建設するので許可を市に申請したとき、ガウディが正面入口に続く階段を作る計画だったということでどうするか多少議論がされたよう。ところが市は「そのような計画の実行の予定はない」として建設許可が下りたそうです。ところがその後サグラダ・ファミリアの建設側から「階段を作りたい」として立ち退きを要請。サグラダ・ファミリアの完成が予定されている2026年の後に階段を作る計画だそう。それにもちろん住民は反対し、現在裁判で係争中だそうです。


階段がどの規模になるかまだ決まっていないのですが、最大であればブロック2つ分、およそ3,000人が立ち退き対象となるそうです。


下の地図のが栄光のファサードでで囲ったエリアがその最大範囲。


個人的には広場から正面玄関を眺めたいですが、複雑な心境。やはり、この規模の工事には住民との諍いが伴いますね。


話はツアーに戻って、生誕のファサード側の外観。ファサードの彫刻も素晴らしいですが、ドアも花をモチーフとしていて、よ~く見るとカブトムシがいたり、小鳥がいたり、いろいろな生き物が描かれていてとにかく圧巻でした。


このとき気温は32度。外の説明がやたらと長く、汗だくで集中力も低下。そして、やっと中に…


天井は写真で何度も見てますが、やっぱりすごい!かなり複雑なので建設も結構大変だったのではないかと思います。とにかくずっと見ていても飽きません。



ステンドグラスも素晴らしいです。


ステンドグラスの色が天井や壁などに反射してとっても神秘的。


内部から次は受難のファサードへ。


受難のファサードは反対側の生誕のファサードとはがらっと異なります。私は古い生誕のファサードのほうが好きですが、独特の彫刻は目を見張ります。


ここでツアーは解散。あとは自由なのでまた中に戻ってツアーでカバーしなかったところへ。


祭器具、祭服、典礼書などを保管する香部屋。家具の細工が見事です。

 

ガウディらしからぬゴテゴテのネオゴシック。


そして、祭壇の下に地下聖堂(Crypt)があり、上から眺めることができます。サグラダ・ファミリアは世界遺産に認定されていますが、認定部分はこの地下聖堂と生誕のファサードのみ。この時はお祈りをささげる人のみ入場可でした。この地下聖堂は先日クワイヤー・コンサートで訪れています


タワーは含まれていなかったので行きませんでしたが、エレベーターの前に結構な列ができていました。


出口は受難のファサードから一旦外に出るのですが、すぐ出口に行かず、トイレやお土産屋さんのサインに沿って地下に入っていくと博物館があります。歴史の紹介や模型、ガウディのアトリエの再現、彫刻家たちが実際に働くアトリエなど盛りだくさん。


外見は度々見ていますが、内部もとにかく圧巻。高い天井や柱も見事なのですが、ドアなどの装飾の細かさに驚かされました。「内部も絶対訪れるべき」とよくガイドブックやネットに書いてありますが、確かにそう思います。ただ、今回は無料だったので、過去何回かバルセロナを訪れたときに高い拝観料を払って行かなくて良かった…


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