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Terrassaのモダニズム建築:圧巻!161のアーチからなる旧紡織工場

更新日:2022年5月13日

Terrassaで開催されたモダニズム祭


そのオープンハウス・イベントでまず行ったのは、旧Vapor Aymerich, Amat i Jover工場という紡織工場だった建物です。Lluís Muncunill i ParelladaというTerrassaのモダニズム建築の建築家の作品で、彼の設計した建物は主にこのTerrassaに集中しています。彼はガウディなど他のモダニズム建築の建築家に大きく影響されたそう。現在この建物はカタルーニャ州科学技術博物館(Museu de la Ciència i de la Tècnica de Catalunya)となっています。


外から見ると普通の二十世紀初頭の建物のように見えます。


のこぎりの歯のような形をしたギザギザの屋根は工場によく見られますが、この建物は、そのギザギザの屋根にアーチを取り込み、アーチの曲線が独特なモダニズムらしいデザインを醸し出しています。 161のアーチを300もの鋳鉄の柱が支えていてとにかくスケールが大きいです。


見る角度によって大分印象が異なります。


そして、博物館の正面入り口のすぐ脇にエレベーターと階段があって、屋根がどうなっているか上から見学することができます。とにかく無数の曲線は圧巻!今回のオープンハウスでこの屋根の上を歩けるというイベントがありましたが、私が見たときにはすでに満杯でした。


科学や技術なら何でもあり的な博物館です。ボタンを押すと機械が動いたり、ちょっと古めかしい(そしてレトロな)展示でしたが、まあまあ面白かったです。特に国産自動車やバイクの展示はレトロ感満載で技術というよりデザインを楽しむ感じ。肝心の紡織のエリアが閉まっていたのが残念…


子供も大人も、科学技術も建築も楽しめる一石二鳥の博物館です。


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