プロレス時評

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【新日本プロレス】後楽園ホール2連戦の見どころをピックアップ【G1CLIMAX30】

ヤングライオンの熾烈な争いに注目

【G1CLIMAX30 後楽園ホール2連戦】見どころ&展望をピックアップ

 

本日9月29日30日と続く『G1CLIMAX30 後楽園ホール2連戦』の個人的な見どころをピックアップしてみます。

ピックアップする見どころは三つ。

  • ヤングライオンの戦い
  • 棚橋弘至vsジュース・ロビンソン
  • オカダ・カズチカvsタイチ

僕が特に注目したいのはヤングライオンの戦いです。

「注目したい」というよりも注目せざるを得ないほど、ヒリヒリ感を漂わせるヤングライオン同士の争い。

勿論その中でも特に注目なのは、あの選手です。

 

【ゲイブの言葉】ヤングライオンを目指す全てのレスラーへの金言

『ゲイブの言葉』

勝手に作りましたが、なんかいい響きですね。

英語教育番組のひとつのコーナーとしてありそうです。

冗談はさておき、先日のゲイブ選手のバクステは秀逸でした。

辻選手へ向けての言葉から始まり、自分のキャリア、気持ちなどをまとめた意味深い言葉の数々。

お前は世界一の団体に入門してデビューできた。それがどんなに恵まれてることかわかるか。お前が入門した頃、俺は銀行の残高もゼロの状態だった。俺はお前みたいに恵まれた環境にはいなかった。俺がそこからどんな思いをしてここまで這い上がってきたのか、お前には想像できないだろう。 (ゲイブリエル・キッド 新日本プロレス公式)

プロレスラーは個人商店といっても過言ではありません。

髪型も、コスチュームも、言動も何もかもが自己プロデュースの世界。

しかし、キャリアのある外国人選手でも、髪を剃り黒パンツになり、炊事洗濯から始めるのが新日本プロレス。

キャリア10年のゲイブ選手と3年の辻選手の関係性を見ると、プロレスに限らずこういったことってあるよなぁと思った方も多いのではないでしょうか。

フィンレーも、ジェイも、髪は剃りませんでしたがジュースも、皆ヤングライオンになって、そして大きくなっていった。

ヤングライオンとしてリングに上がることで、ニュージャパンのファンが目をかけてくれる。リングに立つまでにどれだけ厳しい練習をやってきたか? どれだけ鍛えられているかを理解してくれてるからね。同じ、ニュージャパンで闘っても、ヤングライオンを通過しているのと、そうでないレスラーとでは、ファンも見る目が違うんだよ。 (ジュース・ロビンソン 新日本プロレス公式 2016年)

彼らが活躍することでニュージャパンに行きたいという海外の若者が増え、そのレスラーが数年後我々ファンに最高のプロレスを見せてくれるというサイクル。

改めてゲイブ選手はそのサイクルの一翼を担うレスラーだなと感じました。

後楽園でもダブルアームスープレックスは炸裂するのでしょうか?

レインメーカーとエースの「復活」の行方

【G1CLIMAX30 後楽園ホール2連戦】見どころをピックアップ

 

俺はさ、ちょっくら、みんなに、してあげたいことがあるから (棚橋弘至 新日本プロレス公式)

この発言を聞いて、胸がザワザワしたファンの方も多いかも知れません。

「みんなに、してあげたいこと」

何か改まった感じのこの言葉。

まさか…

さすがにそこまでは考えすぎですが、内藤選手戦後の晴れやかな表情や今回の発言をみると、何か心に決めていることがあるのでしょうか?

そんなエースはリング上もバクステのコメントも上り調子なジュース・ロビンソンと公式戦が組まれています。

心身ともにエネルギーがみなぎるジュース選手と、連敗と波に乗れない棚橋選手。

勝敗も気になりますが、棚橋選手がどんな言葉を発するのかにも注目です。

 

もはや「金星」ではないと思えるほど勢いのあるタイチ

もしタイチ選手がオカダ選手に勝利したら「金星」なのか?番狂わせなのか?

いや、そのような特別感を醸し出す必要はなく、通常の白星の一つと思ってもいいほど充実したパフォーマンスを見せるタイチ選手。

コブ、鈴木、裕二郎を下し、次はレインメーカー戦。

そのレインメーカー・オカダ選手は、やはりどこか元気がない。

と同時に、フィニッシャーにコブラクラッチを置いていることにより、「レインメーカーだったら勝てた」というバイアスがかかってしまっているのも事実です。

逆に言えば、今回のG1をコブラクラッチで征することが出来た時、鬼に金棒状態のオカダ選手が完成することは間違いない。

しかし、相手はタイチ選手です。

オカダ選手の「腰」をタイチ選手が見逃すわけはないでしょう。

非情なまでのタイチ選手の攻めに耐えられるかが、勝負の分かれ目かも知れません。

もろもろ含め、元気のなさが気になるところではありますが…。

それと、変形コブラクラッチが「マネークリップ」という名称なのかも、気になるところです。

元井さん、新日本大本営から「選手より先に言わないで」と注意されたのかな?

≪余談≫
レインメーカーという技は相手選手の体に絡まり⇒ほどけ⇒クローズライン(ラリアット)という仕組みになっています。

コブラクラッチは基本的に相手の首に絡まる技です。

将来、コブラクラッチの状態からレインメーカーのようにほどけ、クローズラインなどあるのでしょうか。

或いは、レインメーカーと思わせほどけた状態からさらにコブラクラッチで首に絡まったりw

コブラクラッチ式レインメーカー。

レインメーカー式コブラクラッチ。

ますます無敵になってしまう…。

プロレスファンの妄想はつきません。

≪END≫

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