先日、AEWで鈴木みのるvsブライアン・ダニエルソンという珠玉のカードがプロレス界を賑わせました。
いや、これは大げさな表現かも知れません。
一部のプロレスファンでは大ニュースですが、日本のプロレス界を揺るがすほどの賑わいだったかと言えば、そうではないでしょう。
こんな時にふと我に返ります。
「プロレスブーム」という言葉自体、危うげな言葉ではないか、と。
WWEジャパンの解散についての雑感
WWEジャパンが解散
米プロレスWWEの日本法人となるWWEジャパン合同会社(東京・渋谷区)が解散したことが分かった。
2日付の政府官報で同会社の解散公告があったもので、1日に全従業員が同意したとされる。
(日韓スポーツ)
コロナウィルスの影響でライブエンターテイメントは世界的に大打撃を受けました。
世界最大のプロレス団体WWEにも大打撃が。
しかし、人員削減などはあっても、法人ごと解散させるというのはやや趣が違う気もします。
マネージメント機能を米国に移管しただけなのかもしれませんが、日本法人を置くほどの需要が無かったのかも知れません。
そこで、鈴木みのるvsブライアン・ダニエルソンの話に戻すと、WWEでトップスターであったブライアン・ダニエルソンという存在も、日本ではコアなファンしか知りえない存在なのではないでしょうか。
新日本プロレス「らしさ」と「らしくなさ」
今、新日本プロレスのファンは二つに分かれているのかも知れない。
新日本プロレスらしい新日本プロレスが好きなファンと、新日本プロレスらしくない新日本プロレスでもOKのファン。
簡単に言うと、反則介入のない正々堂々とした試合と、反則介入こみのエンタメ路線の試合、この二つでファン層が別れ始めているのでは、ということです。
普段、アメプロに慣れている人なら、反則介入は見慣れた光景です。
WWEなんて火を噴いたりしますからね。
しかし、新日本プロレスらしい試合を好むファンには、そういった出来事が「茶番」に見えてしまうのかも知れません。
僕は、反則介入に抵抗のない人間です。
しかし、WWEジャパンの解散のニュースを聞くと、「反則介入のない正々堂々とした試合」の重要度が軽視できないことに気づきました。
新日本プロレスらしい新日本プロレスのファンは減少する?
もし今ブライアン・ダニエルソンが日本に来たら?
僕はコーディー・ローズが日本に来た時の二の舞になる気がします。
「誰?」
という雰囲気が会場を支配したような、あの感じ。
なぜなら、熱心な新日本プロレスファンと熱心なWWEファンはそれほど被っていないのでは?ということです。
でなければ、プロレスブームと言われる日本でWWEジャパンが解散するはずはないのです。
となると、次に気になるのは「新日本プロレスらしい新日本プロレスが好きなファン」が新日本プロレスから離れてしまうのでは?という懸念です。
時々、新日ファンだった人が他団体のファンになっているのを目にします。
「好き嫌いは個々人の自由」
とスルーしていましたが、案外深刻な問題だったり?
僕は反則介入もリング上でも過剰なマイクパフォーマンスも寸劇も抵抗ありませんが、僕のような新日本プロレスのファンは少数派かも知れません。
エンタメに特化し過ぎるプロレスは日本人にミスマッチなのかな。
≪END≫
≫≫【ブログランキングに参加しています】クリックにて応援して頂けると嬉しいです!国内外のプロレス最新情報も読めます!