合格後にしたこと
2016年の春
私は日本語教師になりたくてハローワークの求職者支援訓練で420時間日本語教師養成講座に申し込んだのですが
面接で落とされてしまいました。
悔しかった私は独学で日本語教育能力検定試験に合格して日本語教師になろうと思い
日本語教育能力検定試験を受けました。
合格しました。
そして困りました。
知識はあるが教え方がわからない。
そこでGoogle先生に聞きました。
「教え方を教えてくれる日本語学校は？」
東京にありました。
全８回で５万円だったかと思います。
最初に「会話で導入する」というその学校のやり方を見せてもらいました。
その後、各受講者が教案を作り模擬授業をして評価するという流れでした。
「会話で導入する」？
ええ。
その学校は普通の日本語学校とは違っていました。
教える文法項目の順番は「みんなの日本語」のシラバスを使うのですが
授業で「みんなの日本語」はいっさい使いません。
なぜか？
「みんなの日本語」の日本語は不自然だからです。
各講師が「みんなの日本語」に出てくる文法項目を使った「自然な会話例」をたくさん考えて、「自然な会話例」を使って授業をするのです。
ええ。
めちゃくちゃ大変です。
「いろどり」などは初めから自然な日本語が身につくように設計されているので
教師は教科書の通りに進めれば授業をすることができます。
一方で
「みんなの日本語」で自然な日本語会話を身につけてもらおうと思ったら
教師の工夫が必要です。
「だから授業準備が大変すぎるんだ」
「工夫しなくても使える教科書の方がいいに決まっている」
そんな批判をTwitterで見たこともあります。
おっしゃる通りだと思います。
工夫するのは、自分で自然な会話を考えるのは、めちゃくちゃきついです。
だからこそ
教師としての体幹が鍛えられるんです。
筋トレと同じです。
きつい運動をすれば
大きな筋肉が身に付く。
きつい授業準備をすれば
その分、成長する可能性がある。
でも、これを一人でやるのはつらいですよね。
自分のやり方が正しいのかもわからない。
自分の作った会話がいい会話なのかもわからない。
そこで、ハマゼミコミュニティでやることにしました。
会話を極める会会話を作る会です。
トイレに行けなくて死にそうになることもありません
私が通った教え方講座は、火木の週２回、４週間の講座
当時私は神戸に住んでいたので
月曜日に夜行バスに乗って東京に向かいました。
火曜日と水曜日はネットカフェに泊まり
木曜日に神戸に帰る
そんな生活でした。
大雪で通行止めになり、高速道路上に５時間止まったままだったこともあります。
トイレに行けなくて死にそうでした。
ですがご安心ください。
ハマゼミコミュニティの「会話を作る会」はzoomでやるので
いつでもお近くのトイレに行くことができます。
【会話を作る会】でやること
みんなの日本語の文法項目を大体順番通りに１回１つずつ検討します。
スタートは10課ぐらいからを予定しています。
日時は毎週木曜日の21時から
参加人数によって30分から１時間ぐらい。
参加者の皆さんには事前課題として該当の文法項目を使った会話例をGoogleドキュメントに書いておいてもらいます。
例えば「〜んです」が対象のときは「〜んです」を使った会話を考えてきてもらいます。
当日は皆さんが作ってきた会話を見て
どのような会話が導入にいいのか
どのような会話が練習にいいのか
皆で議論します。
私が実際の授業で使った教案も共有します。
録画しますので当日参加できない人も大丈夫です。
録画した動画はその月の「会話を作る会」メンバーは無料で見られるようにします。
後から参加した人は１動画500円で見られるようにする予定です。
ですが後から入った場合は自分が作った会話を皆で検討する機会がないので
早めの参加をお勧めします。
「会話を作る会」を続ければ、初級文法を網羅した豊富な会話例が完成するんです。
なんだかワクワクしてきます。
特定の文法の会話例ストックがあれば「みんなの日本語」であれ「いろどり」であれ
どんなテキストで教えるときでも役立つんです。
楽しみですねえ。
料金はハマゼミvimeo3980円＋1000円＝4980円です。
「会話を作る会」の参加者は
ハマゼミvimeoの特典も全て受けることができます。
ハマゼミvimeoの特典についてはこちらの記事をどうぞ。
「会話を作る会」が気になる方はこちらから。
