conparu blog

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あれから75年

2021-09-12 22:16:29 | 随想

アメリカは日本をどの様に利用しているのか、将来にわたってどの様に利用しようとしているのか?日本は国として主体性を持っているのか、未来の子供たちに何をレガシーとして残していけるのか?戦後数年経った頃、米国から見た日本人の精神年齢は13歳と揶揄されたことがあった。当時としては先ず食べること着ること、一家を支える職場があってこそで、高邁な精神性等というものは、敗戦の虚脱感と打ち萎れた被占領国の従属性にひたすら忍従していた時であったから、とても身につくはずもなかっただろう。あれから75年、朝鮮動乱を経て日本経済は復興期に入り、国防力を押さえても経済発展に力を注いだことで、ものは豊かになり生活は向上した。望むものは手に入るようになったが、置き忘れてきたものもあった。国としての主体性と尊厳である。今日、国際情勢は混沌の中にあり、アメリカの威信も傷ついている。世界に出て行く余力はもう無い。内を固める米国の政策から、従来の権益を温存し、影響力を持続させるためには、同盟国にも応分の支出を要求する。獲得している権益は膨大な基地と自主運営の都合良さ。軍事的には有無を言わさない、強権的な外国支配そのものである。ここに沖縄の基地問題や内地の米軍基地で、許されない行為が起きている。環境汚染問題だ。
ましてや、外国の航空管制空域を我が物同様に支配している、横田管制空域は誰が見ても前時代的な遺物であり、日本の政治家は国民がどうのという前に、己の力不足を嘆くべきだ。

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