昨年からの、通信キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天)の顧客争奪戦がスゴイことになっている。
スタートは、なんといっても楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)だろう。これに管政権の目玉ともいえる政策が加わって、ドコモが衝撃の対抗プラン「ahamo」を発表し、さらに拍車がかかってきた。
その後は当然のごとく、各キャリアやサブブランドが対抗プランを発表し、今やスマホ戦国時代の様相を呈している。
まあ、安くなるのはとってもありがたいのだが…..、一体どう違うのか、どれにすればいいのか、さっぱり分からなくなってきた。
7月に2年縛りの契約が切れるので、少しづつ情報を集めないと…..(後にも述べる様に、もはや「2年縛り」と言う言葉も死語になりつつあるが…..)。
……と言うことで、今回は、キャリアの新プラン(ahamo・povo・SoftBank on LINE・Rakuten UN-LIMIT)とサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)をざっくり比較してみた。
キャリア新プランのあらまし
先ず、4キャリアの新プラン(ahamo、povo、SoftBank on LINE、Rakuten UN-LIMIT)について、あらましを見てみよう。
なお、ごちゃごちゃを避けるために、ココでは「ahamo」のプランをベースに比較してみたい。
ahamo(ドコモ)
3,278円(税込み)
- 国内通話定時かけ放題: 1回あたり5分までが料金に含まれる
- 国内通話かけ放題: プラス1,000円
- 基本データ容量: 20GB/月
- データ容量超過後速度: 最大1Mbps※
- 高速、節約モード※の切替:なし
- 契約期間・契約解除料: なし
- 余った容量のくりこし: なし
- デザリング: 無料
- 家族割: なし
- 店舗数: 0(オンライン契約のみ)
- 海外データローミング: 海外82カ国・地域(国内消費分と合わせて計20ギガバイト)
以下、比較のため、ahamoと同じの場合は(-)と書く
POVO(au)
2,728円(税込み)
- 国内通話定時かけ放題: 別料金[1回あたり5分まで、定額550円(税込み)]
- 国内通話かけ放題: 定額1,500円
- 基本データ容量: -
- データ容量超過後速度: -
- 高速、節約モードの切替:-
- 契約期間・契約解除料: -
- 余った容量のくりこし: 未定
- デザリング: ―
- 家族割: -
- 店舗数: -
- 海外データローミング: 未定
SoftBank on LINE
3,278円(税込み)
- 国内通話定時かけ放題: -
- 国内通話かけ放題: -
- 基本データ容量: 20GB/月+LINEのギガノーカウント(データ容量が20GBまで使用ができ、さらにLINEがデータ通信料を気にせず使うことが出来る)。
- データ容量超過後速度: -
- 高速、節約モードの切替:-
- 契約期間・契約解除料: -
- 余った容量のくりこし: -
- デザリング: ―
- 家族割: -
- 店舗数: -
- 海外データローミング: 未定
Rakuten UN-LIMIT(楽天モバイル)
3,278円(税込み)
- 国内通話定時かけ放題: なし
- 国内通話かけ放題: 無料(Rakuten Linkアプリ利用時)。ただし、アプリ未使用時は30秒20円
- 基本データ容量: 無制限(楽天回線エリア)、5GB(パートナー回線エリア)
- データ容量超過後速度: -
- 高速、節約モードの切替:あり
- 契約期間・契約解除料: -
- 余った容量のくりこし: -
- デザリング: ―
- 家族割: -
- 店舗数: -
- 海外データローミング: 2GB
キャリア新プランを比較すると?
以上の要点を比較すると以下の様になる(楽天モバイルのホームページからの引用、※本文と異なり税抜であることに注意)。
- ahamoでは海外ローミングが付帯されている
- povoでは5分通話かけ放題がオプション(完全かけ放題はahamoより500円高い)
- SoftBank on LINEではLINEがデータ通信料を気にせず使うことが出来る
キャリアのサブブランドのあらまし
「キャリアのサブブランド」には「UQモバイル」(au系列)と「ワイモバイル」(softbank系列)がある。
イメージとしては、メインブランドの下にあるので「通話、通品品質も劣るのではないか」と思われがちだが、いずれも全く引けを取らないらしい(使ったことがないので断言は出来ないが)。
以下、それらのあらましを見てみよう。「キャリア新プラン」にどう対抗するのか、興味深いところだ。
ココでも、全部のプランを比較するとごちゃごちゃになるので、「ahamo」のプランに類似したものを中心に比較してみたい。
UQモバイル 「くりこしプランM」
2,728円(税込み)
- 国内通話定時かけ放題: 別料金[1回あたり10分まで、+定額770円(税込み)、最大60分/月の場合は定額550円]
- 国内通話かけ放題: 定額1,870円
- 基本データ容量: 15GB/月
- データ容量超過後速度: -
- 高速、節約モードの切替: あり
- 契約期間・契約解除料: ―
- 余った容量のくりこし: あり
- デザリング: ―
- 家族割: ―
- 店舗数: 300
- 海外データローミング: なし
ワイモバイル「シンプルM」
3,278円(税込み)
- 国内通話定時かけ放題: 別料金[1回あたり10分まで、+定額770円(税込み)]
- 国内通話かけ放題: 定額1,870円(※60歳以上は永年1,100円割引=770円)
- 基本データ容量: 15GB/月
- データ容量超過後速度: ―
- 高速、節約モードの切替: ―
- 契約期間・契約解除料: ―
- 余った容量のくりこし: ―
- デザリング: ―
- 家族割: 家族で契約すると、2回線目以降の月額基本料を毎月1,080円割引
- 店舗数: 2,600
- 海外データローミング: 有料
キャリアのサブブランドを比較すると?
UQモバイル(くりこしプランM)
- データ通信をする際に、高速モードと節約モード(最大1Mbps)を切り替えることが可能
- ある月に使わなかったデータ容量を次の月に「くりこす」ことができる
ワイモバイル(シンプルM)
- Yahoo!プレミアムの特典が利用可能
- 家族で契約すると、2回線目以降の月額基本料を毎月1,080円割引
- 60歳以上は通話かけ放題770円(永年)
全部を比較してみると?
また、4キャリアには、人によっては致命的な欠陥がある。窓口対応がないのだ(※楽天はないことはないが非常に少ない)。
なので、パソコンに弱いヒト、特にボクらのような年寄りにはキツイかも知れない。
そういった方々には、「キャリアのサブブランド」の方がイイも知れない。
中でも、今回説明したUQモバイル 「くりこしプランM」とワイモバイル「シンプルM」はなかなか魅力的だ。基本データ容量(15GB/月)はahamoなどには劣るが(20GB/月)、ほとんどの人が10GB/月も使うことはないし、データ容量超過後速度を超えても最大1Mbpsなので、その差は気にならない人が多いのではないだろうか?
結論
色々解説してきたが、それぞれに特長があるのでどれがオススメと言うのはムリ(ここまで解説しといてごめんなさい)。
人によって重視するポイントや立場が違うので(単身?家族持ち?若い人?お年寄り?…..等々)、どれがイイかはあなた次第、と言わざるを得ない。
ボクの場合は、無料期間(1年間)が続く限りはRakuten UN-LIMITをサブとして利用しながら、メインスマホ(au)の2年縛り終了までにどれにするか決めようと思う。
今のところ、ワイモバイルが1歩リードかも???
おわり
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