中華ブロワーは直さない方がお得?

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中華ブロワーを使って枯れ葉などを吹き飛ばしているのだが、それが壊れた。
壊れたと言うよりも、異臭がして故障の気配を感じたと言えば良いだろうか。
モーターの焼ける臭いというか、ブラシの焼ける臭いと多少の発煙があったのですぐに電源を切った。
なおモータは回転していて、ロックしてしまったわけではない。

これをどこで買ったか忘れてしまったが、3千円前後だったと思う。
風量は少ないが枯れ葉を飛ばす事は出来、掃除をするのに役立った。
以前の掃除機のモータの件が頭をよぎり直せるかどうかは分からなかったが、廃棄する前にブロワを開けてみることにした。
使用時間が短いのでさほど汚れていない。

モータ側はこんな風になっている。

写真はブラシ交換用のネジを外したものだ。
本来ならこれでブラシが抜けてくるのだが、そうは行かなかった。
ブラシは差し込む方向に動かすことは出来るが、引き抜く方向には動かないのである。
全く動かないわけではなく、何かに引っかかる。
ブラシが抜けないのではどうしようもない。

そこでモータを外してみることにした。
上の写真ではブラシの金具を引っ張ったら、ブラシだけがモータ側に残り電極が引っこ抜けた図である。
この時点で直す気はなくなった…

ブロワ部分のカバーを外すと遠心ファンが顔を出す。

ファンものだから中央のネジは逆ネジかと思ったらそうではなかった。
ファンの形状からして、モータが逆回転しているわけではない。

ネジは抜けたのだがファンが抜けない。
その秘密は、ネジのシャフトは丸でファンの穴は樽形なのだ。
樽形の穴のファンを丸ネジのシャフトに打ち込んである。

何とか抜けないかと頑張ってみたがダメだ。
シャフトが固定できればファンだけ回転させることが出来るかも知れないが、モータのシャフトを固定できない。
このファンを外さないとモータは外れない。

ダメだろうなと思いながらも、一応プーラーを使ってみる。

ファンは柔らかいので曲がるだけだった。

それでも位置を変えながら何度か引っ張ったり、引っ張りながらドライバでこじったりすると多少抜けてきた。

このブロワは直す気は無いので、ファンは壊れても良いくらいの気持ちでガシガシやる。
で、抜けた。

ファンの下にあるネジを外すとモータが出てくる。

ブラシが抜けないので回転子は無理矢理引き抜いた。
ブラシは内側(コミュテータ側)から押しても抜けず、コミュテータ側に押し出して抜いた。
筐体にはブラシの飛び散った黒い粉が付着している。

コミュテータの様子を見る。
ものすごく荒れているわけではないが、黒くはなっている。

サンドペーパで擦れば使えるようになりそうなのだが、あの掃除機の件が頭をよぎる。
たぶん、ダメなものは何をやってもダメなのだ。
ブラシは数百円で買えるとして、しかし同じようなブロワは2千円くらいだ。
ブラシを交換しても直らないリスクを考えると、これは買い換えた方がお得ではないのか。
ファンだって少し歪んだし、ブラシは引っこ抜けないし。

手持ちのブラシ(以前に購入したもの)と比べるとこんな感じだ。
その後引き出しの中を探したら交換用のブラシが出てきた。
このブロワを買った時に付属してきたものだ。
こんなものがあったのか…

そこでブラシを交換してみたのだが、掃除機の時と同じく激しく火花が散っている。
ブラシが壊れるのはブラシが悪いのではなく、コミュテータ側が荒れているのが原因だ。
前回使った時は正常だったので、暫く放置しているあいだに表面が酸化したとか?
コミュテータを掃除してグリスを少し塗ってみたのだが、音と火花が結構出た。
破壊するまでは使えるかも知れないが、危険そうなので廃棄する事にした。

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