壊れそうな所

ミニの壊れそうな所を調べてみた。
以下の部分は現状では異常は無いが、やがて壊れるかも知れない。

FF車なのでエンジンマウントに加わる力は大きく、やがてゴムが駄目になる。
エンジンマウント(上側)はOEM品で5千円〜2万円だ。
エンジンマウント交換は、まあやれば出来るかなと言う感じ。
簡単に言えばネジを外してエンジンマウントを引っこ抜き、新しいものを差し込むだけなのだが、ヘッドライトを外したりと工程は多い。 ちなみにプロに頼むと6〜7万円だそうだ。
BMW RepairGideには以下の記述がある。
−−
Replacing the right engine mount does require supporting the engine with a floor jack (the engine support bracket must be removed to access the mount), but other than that no special tools are needed. It is a very easy repair for the home mechanic and can save hundreds of dollars in parts and labor “doing it yourself”. −−
特別な工具は必要ないから、自分でやれば安く出来るよ、マウント交換時にはエンジンをジャッキで支えるんだよ、と。

エンジンマウントはM10とM12のネジが使われている。
M10の締め付けトルクは56Nmで90度の角度締め、N12は68Nmと100Nmになっている。
通常のM10のネジなら24Nm位なので、ハイテンションボルトなのかな。
M10のハイテンションボルトの締め付けトルクは見つからなかったが、M12だと100Nm〜120Nmとあった。

BMWと言えば水とオイル漏れで、オイルは水冷オイルクーラやサーモハウジングから漏れやすいそうだ。
これはアセンブリ交換が推奨されていて、ガスケットがダメになる頃には樹脂部分も寿命が近いからと言う事だ。
純正品は日本価格で5万円ほど、OEM品だと1〜2万円、最安品で5千円位だ。
樹脂部分のクラックの対策品としてオールアルミ製も売られている。

ウォータポンプやサーモハウジングは純正ものは一体型のみの供給で5万円くらい。
OEMだとポンプ単体(1〜2万円)とサーモハウジング単体(数千円)など、より細かなパーツが出てくる。

ヒートエクスチェンジャにしてもサーモハウジングにしても、樹脂部分が問題になる。
クラックが入ったりガスケット(ゴム)が劣化したり。
日本車だったらアルミか亜鉛で作るだろうなと言う部分を、何故エンプラにするかねぇ。

他にはFFなのでドライブシャフトのブーツ切れなどもあるのかな。
ドライブシャフトブーツは単品で部品が出る(ジムニーのプロペラシャフトのブーツは単品では部品が出ない)ので、交換に難しいところはなさそうだ。

パーツリストはアプリで簡単に調べられる。
BENZに乗っていた頃はBENZもBMWもパーツリストのソフトがあって、それをWindows PCにインストールして調べたものだ。 なので、何となく懐かしい。
国産車もサードパーティのパーツリスト検索サイトがあるので、古くない車であれば調べられる。

設定の変更、例えばアイドリングストップの無効化だとかアラート音の変更なども、有料のアプリで可能になる。
スマートフォンの画面を車両の液晶に映すことなども出来る。
相当細かな設定が出来るようなので、項目を見ているだけで面白い。
消耗品の交換日付の書き込みやエラーの消去など、自分で出来るのは有り難い。

車は壊れないのが一番だし、新車で買えば整備の必要な場所などない。
しかし壊れそうな場所を探し、パーツの入手性を調べて一喜一憂するのもアリだ。
ジムニーにしても整備するところがあれば整備して楽しむ、みたいな所はあった。
手をかければ愛着もわくし、初めていじる車は楽しさもある。
そうそう、ジムニーの水温上昇で電動ファンを付けたのだが、ジムニーにはいくつかの放熱量の異なるラジエータが存在するらしい。 4型と7型で変更されていて、4型ではインタークーラの大型化もされている。
純正部品とOEM品で放熱量が違う可能性も無いとは言えない。

○○車の壊れやすい場所みたいなページがあるが、適当に書いているだけなんじゃないの?みたいな気がする。
某中古車販売大手のページなど、どの車もほぼ同じ事が書かれている。
ジムニーではオルタネータやABSセンサを交換しているが、これは経年劣化であり特に壊れやすいとは思えない。

車以外のものでもジャンクに手を出し、それを直すのが面白かったりする。
ただし自分のいじりたいものをいじりたい時にいじるだけで、仕方なく直す、なんてのはあまり気が乗らない。
これがプロになると整備が仕事なので、仕事以外の時間にも車をいじるなんて嫌になるのかも。
欲望は無限だが情熱は有限、まあそういう事なのだ。
趣味だからこそ出来る事だし、その意味からすればボロい車ほど楽しいんじゃないのと言われそうだが、いじるところが少ないと情熱が冷めるのが早く、いじるところが多すぎると情熱すら起きない。

某blog?を見ていたら以下の文があった。
「エンコンで柔らかくして、歯ブラシを軽く当ててパークリで」
何の略なのか、ちょっと考えてしまった。
前後の文章があれば少しわかりやすいが、上の部分だけだと余計に??である。

コメント

  1. 羽鳥 宏 より:

    エンコン(エンジンコンディショナー)で柔らかくして、歯ブラシを軽く当ててパークリ(パーツクリーナー)で の略かな

    • FnF より:

      大正解です。
      パーツクリーナは分かったのですが、エンコンが何だろうかと考えちゃいました。

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