TVERで「THE名門校 全国すごい学校名鑑」を観ました。
「3+5=8
楽しいですか?」
「親の趣味を押し付けてはいけない。
楽しくないものには熱中も没頭もできない。
教える必要なんかない」
キャンセル待ち200人以上の宮本算数教室の塾長の言葉です。
今、流行りの「教えない算数教室」だそうです。
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なのに算数がぐいぐい解ける。
一体なぜ?
小学校低学年の子供達が説いていたのは計算のパズル。
入塾テストなし、先着順の塾生の8割が
開成・麻布・栄光学園・桜蔭学園などの
難関中学に合格しているそうです。
・・・なんだ?ここは!凄すぎる。
教えなくても結果がついてくる。
その秘訣とは!?
塾業界の革命児、宮本塾長の理論。
ルールは、ほとんど説明しないそうです。
・・・大人でも難しいのに^^;
これが四則の内容。・・・レベル高いです^^;
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小学校低学年クラス。
子どもを夢中にさせる問題とは?
それがパズル。
「算数の役に立つような書いたり消したり
試行錯誤が楽しめるようなものはないかなって思ったら
パズルに出会った」
「算数の問題は、4種類あるんです。
①優しくてつまらない②優しくて面白い
③難しくてつまらない④難しくて面白い
巷に存在する算数の問題の99%は優しくてつまらない。
学校の宿題は全部その類(たぐい)。
子どもが嫌がるのは当たり前。
面白い問題だけが子どもを夢中にさせます」
その通りだな、と思いました。
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「教えたって無駄なんです。
自分で解決しなければ何もならないし
問題が解ければ賢くなるわけではない。
説明が理解できれば賢くなるわけでもない。
考え続けるから賢くなる」
小5の娘に宮本塾長の言葉を聞かせてみたら
大きく頷きました。
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宮本流教育「いっさい教えない」
自分で考えさせるという拘りは徹底され
たとえ初めて教室に来る子どもにも解き方を教えないそう。
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一見、公文と似ている考え方ですが、
公文と似て非なるものは、問題の内容でした。
次々と正解していく子供達。
自然にガッツポーズが出てしまうような
達成感があるパズル。
「学校と宮本算数教室、どっちが楽しい?」と聞かれ
「宮本算数教室。
パズルが解けると計算も得意になる。
他の教科もできるようになるので」
と答えていた塾生。
子どもにそう感じさせることができるのが
すごい!と思いました。
そのお父さんも宮本算数教室で学んだことがある、とのこと。
「すごく楽しくて
周りにすごいできる子が多くて
そういう子達と切磋琢磨して勉強したことが
大学にも受かることができたので
そういった経験を娘にもさせてあげたいと思って
通わせています」
とのことでした。
東大出身だそうです。あるあるですね。笑。
教育は連鎖します。
お父様のご両親も先見の明をお持ちだったのだな、と思います。
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小学生低学年にパズルを取り入れた理由。
「楽しくないものは、好きにも得意にもならないし
なる必要もない。
パズルにした途端、楽しくて面白いものになる。
まず楽しいものにする」
初めての問題を出す時だけルールをだす。
「ルールはこれだけです、と教える。
100回読んでも分からなかったら諦めなさい、と」
「パズルのいいところは、
先生に答え合わせをしてもらう必要がないこと。
埋まった瞬間、正解なんです。
ということは解けた瞬間、達成感が得られる」
答え合わせも生徒に発言させるそうです。
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【宮本算数教室】
小学校1〜3年生
授業時間:1時間(算数パズル)
計算力・思考力・粘り強さ・集中力を養う
小学校4〜6年生
授業時間:2時間30分(算数)休憩なし
塾生
「何もしていない時間がなくて
一つの問題が終わったらすぐ次の問題に取り組めて
解決の時間が長いと、長くて暇になっちゃうけど
先生の授業の解説は短くて、とても集中できるから
とても楽しいです」
なるほど。。。
解説は短い方が集中力が途切れないのね。
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みんな黙々と授業を受けているのはなぜ?
「楽しいからでしょう。
読書に没頭すると心は別のところに行く。
時間の感覚が全く変わるでしょう。
それと同じ。
楽しみを与えれば
子ども達は自らやる気スイッチを入れる」
パズルと算数の問題の大きな違いは、
パズルには単位がないこと」
例:文章題でグラフを使った生徒。
グラフを使うと速さと位置の関係が分かる。
自分で考え抜いた方法。
「自分の頭で考えて
自分の頭を自分で鍛えている。
書いているうちに答えに近づいていることが分かってくる。
自分で導き出した正解に達成感を感じる」
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次は、宮本塾長の名言特集です。
続きます。