こんにちは。

放課後児童支援員の「しんごうき」です。

 

先日、支援員の目の届かないところで

こっそりタブレットを開けている児童を

発見しました。

 

違和感しかないこの光景も、すぐに

放課後の日常になっていくのかな、と

考えながらランドセルに仕舞うように

声をかけました。

 

今後、タブレット学習が子どもたちに

どんな影響を与えていくのだろうか。

そんな疑問から話題の書籍『スマホ脳

を読んでみました。

 

アンデシュ・ハンセン 著の『スマホ脳』には

ショッキングな記述がいくつもあります。

 

特に第七章の

『バカになっていく子どもたち』は、

色々と考えさせられる内容でした。

 

本書全体の内容の中で児童支援員が

留意しておきたいものが2つあります。

それは『依存性の強さ』と『衝動的

になりやすくなる』です。

 

子どもたちが放課後にタブレット学習を

するのが当たり前な状況を前提に、

この2つが子どもたちと児童支援員に

どのように影響してくるのかを予想して

いきます。

 

 

◆依存性の強さ

まず印象的なのは次の一説です。正直、

読んだときにはデジタル画面の依存性を

甘く見積もっていることにゾッとしました。

 

デジタル端末画面の依存性は

甘いお菓子とクラックのどちらに

近いかと訊かれたらクラックに近い

            ※クラックは結晶状のコカイン

出展:アンデシュ・ハンセン (著), 久山葉子 (翻訳) スマホ脳

                   

いきなり麻薬のコカインが出てきて衝撃を

受けますよね。調べてみると依存性がさらに

強いヘロインに匹敵する、という記述もあり

大袈裟な表現ではないことがわかります。

 

依存性が強いからこそ、

スティーブ・ジョブズはスクリーンタイムを

厳しく制限しビル・ゲイツは子どもが14歳に

なるまでスマホを持たせなかったのでしょう。

 

子どもたちの大好きな甘いお菓子よりも

依存性が麻薬に近いなんて考えるだけで

背筋が冷たくなります。

 

 

子どもが漫画や本にのめり込んでしまい

切り替えさせるのに骨が折れた経験は

児童支援員を続けていれば、一度や二度では

ないですよね。

 

のめり込む程度であっても一苦労なのに

いくら学習とはいえど、麻薬並みの依存性

があるデジタル画面に気軽に触れられる

ようになったらどうなるでしょうか。

 

程度の差はあれど、タブレットから抜け出せ

なくなる子は出てくると予想されます。

 

もしかしたら

おやつや校庭遊びに行かず、タブレットに

依存しまう子が続出するかもしれません。
 

児童支援員であれば、その状況を

「いつも手がかかる子がタブレットに釘付け

になって、すごく楽になって助かる♪」と

表面的、短絡的に捉えないようにしましょう。

 

そして、子どもたちのデジタル学習に適した

ルールや配慮を考えて、依存しない環境を

整えていきましょう。

 

依存性と同様に恐ろしい衝動的になりやすく

なる』は次回のブログにてお伝えします。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

今日もワクワクする1日を!

 

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