こんばんは。
放課後児童支援員の「しんごうき」です。
前回のブログに引き続き、わいせつ事件を
限りなくゼロに近づけるために児童支援員
が実践できる対策をお伝えていきます。
※対策①は前回のブログを参照
◆対策② 支援員間でモニタリング
わいせつな行為が発生する場面は
子どもと1対1の状況が生まれるときです。
それを回避するためにも
誰が、どこで、どんな業務をしているかを
把握し、お互いにモニタリングすることが
有効です。
お互いにモニタリングしていると
「監視されているようでイヤだな」と
感じる方もいるかもしれません。
けれども
お互いの勤務の内容を把握することは、
何かあった場合に自分の正当性を証明
してくれる存在がいることになります。
また、モニタリングはチーム内のフォロー
の意識を高める効果もあります。
例えば、他の支援員の動きを意識すると
「○○先生が、さっきからなかなか
戻ってこないけれど何かあったかな。
見てこよう」となります。
様子を見に行くと、ケガやトラブル発生
で手が離せずにいた○○先生を発見し
フォローすることができます。
互いのモニタリングをするときに、おススメ
なのが『配置表』です。
これは1日の流れや各支援員の役割
を紙やホワイトボードにまとめたものです。
配置表の詳細は、当ブログ『放課後児童支援員には配置表が必要だ!(上)』をご覧ください。
◆対策③ 身体接触のルールの策定
学童保育は、子どもが自ら身体接触して
くる場面が非常に多くあります。
そのためわいせつ行為を全くする気が
なくとも、第三者から誤解されて、冤罪が
生まれる可能性が高い状況です。
わいせつ行為の冤罪を防ぐためにも
施設内でどの程度までの身体接触が
OKなのか話し合って、言語化しましょう。
例えば、
「おんぶ・だっこは禁止」
「先生の膝の上には乗らない」
「足に絡みつかない」 などがあります。
このルールをまずは支援員が共通理解し
遵守するとともに子どもたちにもルールを
浸透させることで、身体接触を最小限に
減らせます。
◆最後に
ここまでわいせつ行為への対策について
お伝えしてきましたが、参考になったで
しょうか。
このような記事が出ると、被害に遭った
子どもたちと同様に、男性の児童支援員が
心配になってしまいます。
それは
『児童施設で勤務する男性=ロリコン』と
いう偏見で見られ、さらに肩身が狭くなり、
そこに嫌気がさして、最終的に退職と
いう選択につながりかねないからです。
前回のブログで触れたように、国や世間が
子育て事業や教育事業を軽視せず、
最重要課題と捉えて、時間と予算を投入し
どんどん改革、改善してほしいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます!
ワクワクする1日を!