是が非でもディッシュウォッシャーでお箸を洗いたい男の末路

アメリカといえばディッシュウォッシャーと言っても過言ではない。それくらい、アメリカのディッシュウォッシャーは洗浄機能に優れている。しかも、たいていどのアパートにも元から備え付けられている。

渡米初期こそ使い方がわからずに、しばらく放置していたが、一度使い方を覚えると、あまりの洗浄能力の高さに、自分で全く食器を洗わなくなってしまった。大抵、3日間くらい食べ終わった後の食器を放置して、まとめてディッシュウォッシャーにかけている。完全に乾燥してこびりついたカレーなんかも完璧に洗い落として綺麗にしてくれる。日本に帰ってもディッシュウォッシャーだけは手放したくない、という日本人も多いと思う。

ただここはアメリカ。お箸文化がなく、お箸をディッシュウォッシャーで洗おうと思うと少し苦労する。

フォークやスプーンを入れるためのラックの穴が大きすぎてお箸だと下の写真みたいに貫通してしまうのだ。これでは洗えない。

そこで自分が考えた作戦が斜めにお箸を差し込むというものだ。これだと基本的に問題ないのだが、時折洗浄中にどこかに飛んでいってしまったり、また差し込めるお箸がせいぜい4膳くらいまでで、食器を溜め込むと全部まとめて洗えないという問題点があった。

それでも、3年ほどこの作戦を続けていたのだが、つい先日、晴天の霹靂というか、閃いたのだ!

「ディッシュウォッシャーでお箸洗う用のラックってAmazonに売ってんじゃね?」

そう、売っていたのだ、初めから。今まで3年間の努力はなんだったのだろう。本当に自分の頭の硬さというか、行動の変化のなさに愕然とする。

しかし、最終的にはこの最適解に達したのだ。遅かったけど、とにかく達したのだ。

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