にっぽん百低山 貫山 福岡

にっぽん百低山 貫山 福岡 テレビ

2023年2月1日(水)の「にっぽん百低山」は「貫山・福岡」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


今回は福岡県だそうです、なんだか珍しい感じがします。
福岡県の北の山口県との県境に近い場所にあるそうです。
登山した日は1月初旬ということで、朝、すごく寒そうでした。

今回登る山貫山ぬきさん(標高712メートル)
今回のゲスト:板谷由夏さん

今回のルート:ススキの草原~キス岩~羊群原~急な登り~山頂

天然記念物の平尾台は雄大な景色
これから山に登るのかなというぐらい平原が広がっています。
天然記念物の平尾台で一面にススキが生い茂っています。歩くにはむしろ周りが見えすぎて歩きにくいかもしれないです。
平尾台の途中から登山道ということのようです。
類さんがススキの山は初めてだと話していました。

キス岩ってどんな岩?
ススキの中に岩が無数に出ている景色が広がりました。
看板はテレビには1つしか映っていなかったのですが、類さんも板谷さんもキス岩を探していると、ひときわ大きな岩がありました。
2つの岩が寄り添ってキスをしているように見えます。
この形どうやってできたのでしょうか。
他にも『ド根性の木』と名付けられた岩の間から木が生えているものがあります。
しかも立派に成長した木が岩の真ん中から生えているように一体化していました。

どのようにしてこの景色が生まれたのか?
この辺りの岩はすべて地下で繋がっているそうです。
巨大な石灰岩の層が長い時をかけて浸食され溶け残った部分が地表に出ていました。
岩は粒が大きい石灰岩なので、風の浸食を受けやすいため、形が丸みを帯びたものが多くなりました。
それでこの地域の岩は形が丸くユニークなものが多いのです。
また平尾台によくみられるドリーネ(すり鉢状のくぼ地)は、石灰岩のすき間を雨水が流れることで徐々に溶けていって、すり鉢状のくぼ地ができ、水は地下に流れ込み鍾乳洞ができました。
平尾台にはドリーネが400ぐらいあり、鍾乳洞は200以上あるそうです。

平尾台の景観は野焼きで守られる
かつては平尾台一体に生い茂ったカヤを人々は茅葺きの屋根に使うためとっていました。そのため野焼きをして守ってきました。
現在では景観維持のため野焼きをしています。
野焼きの後の平尾台は石灰岩がむき出しになり、地下で繋がっているという全体像がよく分かります。
それでも一か月ぐらい経つと平尾台は緑で覆われます。
花も咲き、一面の緑がまぶしいぐらいの映像で、類さんたちが登っている景色とは全く違いました。
類さんがそういう時期に登ってみたいと言っていました。

羊群原ようぐんばるは絶景スポットだけど・・・
岩がたくさん密集していて、その間が山道となっています。
しかも岩がちょっと大きい感じがしますね。
絶景は絶景ですが、一番いいのは上から見るので歩いている人にはちょっと伝わりにくいかも?

最後は急登でキツそう
景観はあまり変わっていないのですが、傾斜は急になってきて足元は細かい岩があるとはいえ、登りにくそうです。
板谷さんは崖を登っているみたいと言っていました。
急登は得意な類さんでさえ、上を見上げても空しか見えない、頂上が後ろに下がっていくと言いました。
無言になって歩いたりしながらなんとか頂上にやってきました。
今回の山は木がほとんどなくてススキの中を歩くといういつもとは違った山でした。

下山の後のお楽しみ:お店は不明
日本酒と周防灘で獲れた海の幸北九州の郷土料理のぬか炊き(しょうゆやみりんと一緒にイワシやサバなどの青魚をぬか漬け用のぬか床で炊いたもの)を食べていました。
ぬか炊き、すごく美味しそうでした。
二人ともすごく疲れたと思うので日本酒が体にしみたのではないでしょうか。

今日の一句 接吻も 魔法は解けぬ 枯野かな 吉田類

★★★★★★★★★★
今回はいつもと違って景色が平坦でそれが最後まで変わりませんでした。
類さんもしきりに感心していました。
板谷さんは両親を連れてこようと思ったそうですが、これは初心者には大変な山だと思いました。でも登山している人にはとてもユニークに感じられる山だと思います。

にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合

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