ペドロ・カスティーヨ候補(左)とケイコ・フジモリ候補(右)

4月11日に実施されたペルー大統領選挙。

ペルーの大統領選挙は、過半数の得票を獲得した候補がいなければ、得票数上位2名での決選投票が行われます。今回の大統領選は過半数の得票を得た候補がいなかったため、決選投票が行われることが決まっています。

6月6日に実施される決選投票に進むのは、

得票数1位、事前の世論調査では上位にいなかったダークホース

急進左派のペドロ・カスティーヨ

そして得票数2位、あの元ペルー大統領アルベルト・フジモリ氏の長女。

中道右派のケイコ・フジモリ氏です。

前回の記事ではペドロ・カスティーヨ氏の紹介をしたので、今回はケイコ・フジモリ氏をご紹介します!


ケイコ・フジモリ氏とはどのような人物か

ケイコ・フジモリ氏(JNE候補者データより)

ケイコ・フジモリ氏はペルーの首都、リマ市出身で1975年生まれの現在45歳。
アメリカの大学に進学し、経営学を専攻しました。
彼女の父はペルー第91代大統領アルベルト・フジモリ氏です。父のアルベルト氏が大統領在任中に離婚したことを受け、母の代わりに19歳でファーストレディに指名され、アルベルト氏が2000年に大統領職を罷免されるまでファーストレディとして活動しました。
アルベルト・フジモリ元大統領とケイコ氏(1995年)


フジモリ」という名前から分かるとおり、彼女は日系ペルー人で、ケイコ氏は3世です。父のアルベルト・フジモリ氏の両親は熊本県出身で、1934年にペルーへ移住した日系移民でした。


ケイコ氏の父であるアルベルト・フジモリ氏は、前政権の失政が原因でハイパーインフレに陥ったペルー経済を安定させ、特に「センデロ・ルミノソ」を筆頭とする極左武装ゲリラによるテロの混乱を抑え込んだという功績がある一方で、汚職の蔓延や、議会を解散&憲法を停止させるという「自主クーデター(Auto Golpe)」を実行するという、その強権的・権威主義的な政治手法から独裁者だと批判も多く、その評価は現在でも賛否がはっきり分かれています。
センデロ・ルミノソその残虐さから南米のクメール・ルージュとも呼ばれ、80年代から90年代初頭にかけてペルーを震撼させた毛沢東派の極左武装テロ組織のこと。1991年には、JICAから派遣されていた野菜栽培技術の日本人専門家3人がこのグループに殺害されています。

その後アルベルト氏は2000年に大統領を罷免され、2007年には権力乱用の罪で6年の禁錮刑が、さらに2010年には人権侵害の罪で25年の禁錮刑が確定し、現在も服役中です。


さて、ケイコ氏の政治家としてのキャリアは2005年に始まります。
その5年前の2000年、父のアルベルト氏はブルネイで開かれていたAPEC首脳会議に大統領として出席した後、日本を訪れていました。そして、その当時ペルー国内でアルベルト氏への反発が強まっていたことから、アルベルト氏はなんと、そのままペルーへ戻らず日本に留まってしまいました…。笑
これは事実上の亡命で、アルベルト氏は滞在先の日本からペルー共和国議会に大統領を辞職する旨を伝えました。しかしペルー共和国議会はフジモリ氏の辞任を拒否し、彼を罷免しました。
※実は、アルベルト氏はペルーと日本の二重国籍者であったため、日本への滞在も法的に問題となりませんでした。ペルーでは「国家元首である大統領が二重国籍者であることを隠していた」という点が大きな批判の対象となりました。

そして2005年、父のアルベルト氏は再びペルーの大統領選へ出馬する意向を示した後、滞在していた日本からペルーの隣国チリへ向かい、チリ当局によって逮捕されていました。
それでも大統領選への意欲を失っていなかったアルベルト氏ですが、彼の大統領選出馬を全国選挙審議会(JNE)が拒否したことから、フジモリ派は新たな政党「未来のための同盟(Alianza por el Futuro)」を設立し、団結のために当時弱冠30歳だったケイコ氏をその代表とすることで団結しました。

こうして2006年の選挙に出馬したケイコ氏は、一選挙区としては過去最大の個人得票となる60万票あまりを集めてリマ選出の共和国議会議員に初当選します。
そして「未来のための同盟」党の主要メンバーとして政治家としてのキャリアをスタートさせました。

しかし、2006年に「未来のための同盟」党は政党登録が抹消されたため、ケイコ氏は新たにオレンジ色をシンボルカラーとした「フエルサ2011(Fuerza 2011)」党を2008年に設立し、ケイコ氏自身が党首となりました。この新党結成は、ケイコ氏が2011年の大統領選挙へ出馬するためのものでした。

父アルベルト氏を評価しているフジモリ派からの強固な支持を背景に2011年の大統領選挙に出馬したケイコ氏は、今回の大統領選挙と同様、得票数2位で決選投票に進んでいます。ちなみに1位は急進左派のオジャンタ・ウマラ氏でした。

オジャンタ・ウマラ氏


急進左派」対「フジモリ」という構図は今回の大統領選挙と同じですね。笑

実はウマラ氏、その前の2006年の大統領選にも出馬しており、天然資源の国有化や、教育の無償化憲法改正メディア規制などといった、今回の大統領選1位のカスティーヨ氏とよく似た急進的な政策を強く打ち出すことで貧困層の票の取り込みに成功し、1位で決選投票に進んでいました。

しかし、あまりに急進的な政策と、「21世紀の社会主義」を標榜するベネズエラのチャベス政権と盟友関係にあったウマラ氏に危機感を抱いた他の政治勢力が、2位通過のアラン・ガルシア候補の支持に回ったため、決選投票では敗北したという経緯がありました。

さて、2度目の決選投票進出となったウマラ氏は、チャベス氏との「盟友」関係は保たれながらも、自身への支持を集めるため当初掲げていた急進的な政策を穏健な政策へとシフトしました。

加えて、反フジモリ派として有名なノーベル文学賞作家のマリオ・バルガス・リョサ(1990年の大統領選に出馬し、アルベルト・フジモリ氏に負けたという過去があります)がウマラ候補への支持を表明し、ウマラ氏側へと支持の流れを作ることに貢献しました。

※ちなみにバルガス・リョサ氏は、ウマラ氏とケイコ氏のどちらかを選ぶことは「エイズと末期がんのどちらを選ぶかのようなものだ」と例えたことがあります。笑


一方のケイコ氏側も、多くの国民が懸念する父アルベルト・フジモリ氏への恩赦を否定したことで安心感が広がり、支持を広げていきました。

しかし、ウマラ氏の穏健的なシフトチェンジと、バルガス・リョサ氏などの支持表明が奏功し、決選投票ではウマラ氏が有効投票数の51%という僅差で勝利し、ケイコ氏は敗北しました。

2011年の大統領選に敗北後、ケイコ氏は2016年の大統領選に向けて「フエルサ2011」党を現在の「人民勢力(Fuerza Popular)」党へと、再編しました。

そして迎えた2016年の大統領選挙では、ケイコ氏は得票数2位の「変革のためのペルー国民(Peruanos por el Kambio)」党、中道右派のペドロ・パブロ・クシンスキー氏と、3位の「拡大戦線(Frente Amplio)」党、左派のベロニカ・メンドーサ氏を抑えて得票数1位となりました。しかし過半数を得ることはできず、前回と同様に2位のクチンスキー氏との決選投票へと進みました。

ペドロ・パブロ・クチンスキー氏

ベロニカ・メンドーサ氏


ケイコ氏は、父親のアルベルト元大統領の支持者が多い地域を回り、フジモリ派の支持を固めていった一方、クチンスキー氏は反フジモリ派の支持を集めていきました。

世論調査では優勢が伝えられていたケイコ氏でしたが、検察がケイコ氏本人や側近の資金洗浄疑惑で調査していると発表したことで、彼女には大きな疑惑の目が向けられました。

また、投票日直前には反フジモリ派のデモ行進が首都リマで行われ、「No es odio, es amor al Perú(それは憎しみではなく、ペルーへの愛だ)」というタイトルで、数千人の人々が集まり、SNSで大々的にシェアされました。

後の調査で判明したようですが、このデモ行進はどちらに投票しようか決めていなかった浮動票の多くがクチンスキー氏へ流れることを決めた決定的なものだったようです。

結果、決選投票はクチンスキー氏が50.12%に対してケイコ氏が49.88%、票数では41,057票差というペルー史上最も僅差でクチンスキー氏の勝利が決まり、ケイコ氏はあと一歩というところで再び敗北を喫しました。


そして今回、2021年はケイコ氏にとって3度目の決選投票となります。

三度目の正直」となるか、「二度あることは三度ある」となるか…。笑


近所にあったケイコ氏の選挙広告。 ペルーではこのような壁に書くタイプの選挙広告が一般的です。


ケイコ氏(人民勢力党)の政策案

ケイコ氏及び人民勢力党は、「インフォーマルセクター非公式部門)」の「フォーマル公式」を促進するとしています。

インフォーマルセクターとは、国際労働機関(ILO)によって「法または実務上、公式の取り決めの対象となっていないか、公式の取り決めが十分に適用されていない労働者及び経済単位の行うあらゆる経済活動(不正な活動は含まない)」と定義されています。

その特徴としては、労働契約書がなかったり、低賃金(最低賃金以下)給与の支払い遅延や未払い社会保障や年金や休暇がないこと、補償のない違法な解雇など、労働法における労働者の法的な保護がなされないという問題が挙げられます。

インフォーマルセクターは、国の徴税機能や経済主体間の公平な費用負担の阻害といった問題から経済における非効率をもたらし、国の経済的な発展の妨げになっていると考えられているため、その割合を減らすことは経済の発展にとって極めて重要です。

しかし、ペルーは元々インフォーマルセクターが多く、2015年の国立統計情報研究所(INEI)の調査によると73.2%の労働者がインフォーマルセクターで雇用されています。

こうした状況を変えるためケイコ氏は、「フォーマル化のための国家委員会(comisión nacional para la formalización)」を組織し、これを通じてインフォーマル企業のフォーマル化を促し、フォーマル化した企業には2年間にわたって税金が徴収されないようなプログラムを実施することを目指す、とのこと。

また、学校、医療センター、道路、貯水池など、全国で数千件の公共工事を行い、200万人以上の雇用を創出することも公約に掲げています。

さらに治安対策のために、警察署の近代化、スマートパトロールの活用、警察官のためのトレーニングの強化などを提案しています。

コロナ・パンデミックについては、毎日7万件のPCR検査を行い、酸素プラントを増設し、今年中に確実に予防接種を完了させる、とのこと。

ほかにも色々ありますが、もう一人の候補者であるカスティーヨ氏について調べていた時ほどの「刺激」が無いので、これぐらいにしときます。笑

興味ある方はこちらのFUERZA POPULAR党 政権計画をご覧ください!笑 


さて、経済対策の目玉であるインフォーマル部門のフォーマル化ですが、INEIによると、現在ペルーはコロナ・パンデミックによる経済への打撃から、インフォーマル雇用率が2020年の第3四半期には75.2%にまで増加しているようで、これは過去8年間で最も多い水準です。

フォーマル化が進むことがあれば素晴らしいことだとは思いますが、インフォーマルセクターは過剰な労働力を吸収し、失業者を減らすことができるというメリットとして作用していると見ることできますし…。

しかもこのように経済が悪化している状況でインフォーマルセクターのフォーマル化をどのように、そしてどれほど成し遂げることができるのかは疑問ではあります。

ケイコ氏の疑惑

実はケイコ氏には大きな疑惑があります。

2011年の大統領選挙で、ブラジルの大手建設会社「オデブレヒト社」から120万ドルもの違法な資金提供を受け、さらにそれを資金洗浄した容疑があるんです。

そうしたことから裁判所は、捜査の結果が出るまでケイコ氏を36か月予防勾留するよう命じ、彼女は2018年に身柄を拘束されました。

2019年には、裁判所が彼女の釈放を一旦認めましたが、2020年に同様の容疑で15か月間の身柄拘束を命じられ再び身柄が拘束されました。しかしその後最高裁は、刑務所では新型コロナウイルス感染の危険があり、また逃亡の恐れがないとしてケイコ氏の保釈を認めました。

そして、とうとう今年の大統領選挙1か月前である2021年の3月には資金洗浄の罪や、組織犯罪主導、及び司法妨害などの罪で検察当局はケイコ氏を在宅起訴し、禁固30年を求刑しました。

このようにケイコ氏は現在、自身が汚職などの容疑で起訴されている被告人です。

汚職の多さから既存の政治勢力への失望感が広がるペルーにおいて、ケイコ氏は自身のこの疑惑に対して、6月の決選投票までに有権者の理解を得られることができるのでしょうか。

ちなみに大統領に当選すると、任期中は逮捕されません。


選挙戦近況

さて、前回と今回で候補者の紹介をしましたが、現在の選挙戦はどのようになっているでしょう。

民間調査会社Ipsos社が、4月15日から16日に実施した世論調査によると、

「もし明日が投票日なら誰に投票しますか?」という質問に対して、カスティージョ氏に投票すると答えたは42%。対するケイコ氏は31%となり、カスティージョ氏の優勢が伝えられています。

「白票・棄権(無効)」が16%、「分からない」が11%となっています。

また、候補者への態度を聞く調査では、「必ず投票する」と「おそらく投票する」を合わせるとカスティーヨ氏52%に対して、ケイコ氏は35%にとどまっています。

また、大きな特徴として、「必ず投票しない」の割合が、カスティーヨ氏は33%に対して、ケイコ氏は55%と突出しています。「急進左派」への拒否感よりも「フジモリ」への拒否感の強さがうかがえる結果となっていますね。


また別の調査会社であるDATUM社も世論調査の結果を最近発表しましたが、こちらではカスティーヨ氏への支持が41%で、ケイコ氏が26%、こちらでもカスティーヨ氏が優勢で10%以上の差が開いているという結果でした。

ペルーの世論調査の精度には個人的にかなり疑問がありますが(笑)、選挙戦1回戦でのカスティーヨ氏の強さを見る限り、カスティーヨ氏が現状優勢なのは間違いないとは思います。


ところで今週、1990年にアルベルト・フジモリ氏と大統領選を戦って敗れた経験を持つ、反フジモリ派として有名なノーベル文学賞作家マリオ・バルガス・リョサ氏が、ケイコ氏への支持を表明したことがペルーでは大きな話題となりました。

バルガス・リョサ氏は「より少ない悪(Mal Menor)を選ぶべきだ」と消極的ながら支持を表明し、ケイコ氏に投票するように呼びかけました。過去の大統領選でもケイコ氏を批判、酷評していた反フジモリ派の、あのバルガス・リョサ氏がケイコ氏への支持(消極的ですが)に回ったことは大きなサプライズとなりました。El Comercio紙

バルガス・リョサ氏は、企業や戦略的経済部門の国有化・国営化を含むカスティーヨ氏及びペルー・リブレ党の経済的提案に疑問を呈し、「これが彼の提案する社会であるならば、共産主義社会のすべての特徴を持つことは明らかである」と述べ、さらに「ケイコが政権を取れば、民主主義を守れる可能性が高まるが、ペドロ・カスティーヨにはそれが見当たらない」と、カスティーヨ氏への危機感をあらわにしています。

ただし、「表現の自由を尊重すること」、「司法権への介入をせず、裁判官や検察官を追放したり変更したりしないこと」、そして何よりも「5年後の任期終了時に選挙を行うこと」などといった点を、ケイコ氏を支持する条件に挙げています。これに関して、バルガス・リョサ氏の息子である作家のアルバロ氏が自身のSNSで、父とケイコ氏が連絡を取り、ケイコ氏が「民主主義の保証」をすることを確認したと報告しています。


ケイコ氏は、カスティーヨ氏及びペルー・リブレ党の「急進的な思想」に対する批判を強めており、「私たちが何もしなければ、ペルーの独立200周年となる今年の7月28日に、共産主義が権力を握るだろう」と述べ、「社会主義化・共産主義化」を恐れる有権者の支持の獲得を図るため「共産主義に立ち向かうケイコ氏」という構図を演出しているようですね。


一方のカスティーヨ氏は、「穏健的なシフトチェンジ」によって一部の急進的な支持者の幻滅を招いた、ウマラ元大統領の轍を踏むまいとしているようですが、セロン氏及びペルー・リブレ党の「過激」さに危機感を抱いている有権者の支持を得ることが重要であると考えたのか、少しずつ主張を変化させています。La Republica紙

カスティーヨ氏は決選投票進出が決まった当初、2011年の大統領選におけるウマラ候補のように「穏健的な政策へのシフトチェンジ」の可能性を否定し、「自らの計画を何も変えるつもりはない」と強気の態度をとっていました。

しかし、ペルー・リブレ党の創立者であるウラジミール・セロン氏の「左派が無期限に政権を維持する必要性」を語る映像が最近ネット上で話題になっており、カスティーヨ氏及びペルーリブレ党が「権力の座に居座るのではないか」との懸念が高まってることを受け、カスティーヨ氏は5年と決まっている大統領の任期延長の可能性については否定し、「大統領の任期は、憲法が定める期間中だけのものだ」と断言しています。

またカスティーヨ氏は、セロン氏が代表者として発表している「ペルー・リブレ党の政権プログラム」に反し、鉱山会社を国有化するといった急進的なアイデアを否定する主張も始めており、「セロン氏が何を言うか言わないかを超えて、政権を取るのは私、ペドロ・カスティーヨです。この国が抱える大きな問題を解決したい。」とまで語っています。

フニン州知事時代の汚職で有罪となっている人物でもあるセロン氏の存在が、既存の政治勢力と関係のない「汚職と戦うアウトサイダーとしてのカスティーヨ氏」のイメージを削ぐことになってしまうことを恐れてか、カスティーヨ氏はセロン氏との距離を取り、より融和的な言説で自らの存在感を示すという戦略をとっているようですね。


2011年大統領選でのウマラ候補のように、カスティーヨ氏が急進的な政策をある程度見直し、「社会主義・共産主義」化を恐れる有権者の支持を集めることができれば、アンチの多いケイコ氏にカスティーヨ氏が勝利する可能性はより高まるでしょう。

※ケイコ氏の汚職容疑と、人民勢力党が党利党略の権力闘争を共和国議会で繰り広げてきたことから、もともとの「反フジモリ」に加えて「反ケイコ」の勢力が前回の選挙戦よりも増えていると思われます。

しかし党やその支持者の目もあるうえ、世論調査ではカスティーヨ氏の優勢が伝えられていることから、2011年のウマラ候補のように穏健な政策へのシフトチェンジが「当選するための必須条件」という状況とはなっておらず、急進的な政策への懸念を持つ有権者へどれほど歩み寄りがみられるかは現状不透明です。


ちなみに左派勢力の多くはカスティーヨ氏支持へとまとまりつつあるようで、一方のケイコ氏陣営に関しては、1回目の投票で3位だった右派のロペス・アリアガ氏がケイコ氏支持を表明しています。

これから他の政党や業界団体がどちらの候補を支持するかによって、選挙戦の行方が左右されることでしょう。


どちらが勝っても政治的に安定するとは思えないペルーの選挙戦ですが…

今年、独立200周年を迎えるペルーはいったいどこへ向かうのか。

ペルーを愛する人間としては目が離せないので、6月6日の選挙日まで

大統領選に関する情報を時々お届けしていこうと思います!


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